Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

キャベツ6トマト3たまねぎ1

2022-04-25 00:10:00 | コラム
大体、この割合で野菜を買っている。

極端!


繊維は完璧!!みたいな^^


要は大量のキャベツの千切りの上にカットトマト&薄切りの玉葱を乗せると。


それにボトル一本分のドレッシングをぶっかけ、がっつく。


じつに原始的、ごくたまに炒め物とか煮物で使うことはある、
あるのだけれど、基本的にはこれだけなんだよね、
それじゃあいけない・・・とは思ってません、ごめんなさい、べつにこのままでいいや!と思っているのでした(^^;)




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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(326・最終回)渡辺典子』
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映画スタッフ別10傑(60)新藤兼人

2022-04-24 00:10:00 | コラム
~新藤兼人のキャリア10傑~

自分が映画術を教わったことのある著名な脚本家は3人、
荒井晴彦と野沢尚、そして新藤兼人。

トップ画像に触れるとアイドル的存在っぽいけどね笑、それはそれは、怖いひとだった。
直接的に怒られることはなかったものの、その雰囲気・佇まいがね。

映画監督としても有名だが、映画史的には脚本家として名を残すと思う。
このひとの長所は、とにかく速筆であったこと。

先週会議に出た企画が、翌週には完成シナリオとして脱稿されたこともあったとか??

いくらなんでも…速すぎるぜ!!


(1)『しとやかな獣』(62)

最近になって何度も観返している。
演技も演出も最高なんだが、脚本が「単なる読み物」としても完成されていて、読みながら、すげぇな、たまんねぇな!と感心ばかりしてしまうのだった。



(2)『けんかえれじい』(66)

この馬鹿々々しさは、脚本の段階から始まっていた!!



(3)『安城家の舞踏会』(47)

主演は原節子に森雅之。
チェーホフの『桜の園』を下敷きに、没落した華族をクールに描いた大作。

学校の授業で観たと思うんだけど・・・映画を目指している若い子で、いまこれ観ているひと少ない気がするなぁ、傑作なのに!!


(4)『事件』(78)

大岡昇平によるベストセラーを、 野村芳太郎が映画化。
野村監督は橋本忍と組んで清張やったり、新藤さんと組んだり、理想的な職人だよなぁ。


(5)『完全なる飼育』(99)

おじさんと女子高生。


実録風のサスペンスだったはずだが、この設定が(時代的に?)ウケてしまい、次々と続編が制作されることに。

ただこの1作目は監督が「あの」和田勉なので、独特な喜劇感があってこれは受け継いでほしかったかなぁ。。。


(6)『午後の遺言状』(95)

兼監督。
ただこの作品に関しては、新藤さんどうこうではなく、杉村春子と乙羽信子がすべて。だった気がします。


(7)『松川事件』(61)

未解決・冤罪事件とされる松川事件(49年に発生した列車往来妨害事件)を、社会派の雄・山本薩夫が演出。

裁判のやりとりも忠実に再現したようで、法廷劇の教科書としても鑑賞出来る。


(8)『軍旗はためく下に』(72)

深作欣二のパワーで押し切る反戦映画。

しかし新藤さんは、誰と組んでも相性いいんだな。



(9)『偽れる盛装』(51)

京マチ子の魅力爆発、
新藤さんが師匠・溝口健二にオマージュを捧げたことで知られる佳作。


(10)『美徳のよろめき』(57)

三島による姦通小説を月丘夢路と三國連太郎主演で映画化、
三島本人は「愚作」と酷評、配役は悪くなかったと思うんだけど苦笑


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sunglasses man

2022-04-23 00:10:00 | コラム
チャリダーにとって走り易い季節が到来、
でもこの期間はひじょうに短く、すぐに汗ダラダラの夏がやってくる。

身体冷え切っちゃう冬より、ぜんぜんよいけどね。

サングラスも欠かせなくなってきた。
それは冬~春だってそうなのだが、冬は(コロナ対策というより)防寒のため、春は(コロナ対策というより)花粉症のために走行中もマスク着用が絶対、
サングラス曇っちゃうからね、多少の眩しさは我慢していたのです。


こういうのが似合うひとになりたい


最後の最後に、サングラス外して兄を見るシーンがよい


映画界で、いちばんサングラス似合うひとだと思ってます


映画のなかで最も印象に残るサングラスといえば、、、コレになるかも



・・・まぁ自分のは、安物のスポーツサングラスです。
それで充分だけど、いつかは「このデザインは、イコールあいつだ!!」みたいな、記号化されたオリジナルのサングラスを持ちたいものです^^


※これ、かなりよい。浜崎あゆみ、ぜんぜん好きじゃないけれど、氣志團との曲がマッチしていて最高のカバーになっている。木梨さんとかもカバーしているけれど、ぶっちぎりで、あゆのがベスト!!


※※「あれ出てきてほしいな」というのが漏れなく出てくる、「映画とサングラス」特集


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にっぽん女優列伝(325)和久井映見

2022-04-22 00:10:00 | コラム
70年12月8日生まれ・51歳。
横浜出身。

公式プロフィール

山田洋次監督に対する複雑な感情は、度々本コラムで言及してきました。
「基本的には好きになれない」しかし、ときどき「どえらい傑作」を放つから「嫌いにもなれないし」自分の感情を抜きに語れば「やっぱりすごいひと」であると。

ただ映画に絡む三谷幸喜とはモノがちがうんです(^^;)

高校生のころ…いつ潰れてもおかしくない映画館で映写技師のアルバイトをしていました。
平日はガラガラ、土日だって(映画によっては)一桁台の動員、支配人が編み出した奇策??は、来週から公開される山田洋次の『息子』(91)に関し、家族割引きキャンペーンをおこなうことと、ふたつの座席をソファのようにくっつけた「カップルシート」の導入でした。

う~~む。
とは思いましたけど、『息子』の動員が頗るよかったわけではないですけど、なんかちょっと感動したのですよね。
支配人の足掻き? にも、『息子』の内容にも。

この映画で聾唖のヒロインを演じたのが、和久井映見(わくい・えみ)さん。
本作を観たひとに「ファックスのシーンでグッときた」というと、120%同意してくれる説、自分は唱えています。

現時点で10人くらいのひとに試し、10人とも同じリアクションでしたからね。



<経歴>

元旦那は、萩原聖人。

JR東日本「青春18きっぷ」キャンペーンガール。
第10代「ミスUP」。(=雑誌『UP TO BOY』主催)


高校生のころにスカウトされて芸能界入りを果たし、88年のテレビドラマ『花のあすか組!』(フジテレビ)で演技初挑戦。

映画俳優デビュー作は、翌年の柴田恭兵主演作『べっぴんの町』(89)。

『ぼくと、ぼくらの夏』(90)、つづく『就職戦線異状なし』(91)で注目され前述した『息子』で映画ファンのこころを掴みました。


ちなみに自分の父親のこころをつかんだのは、元旦那との出会いともなったドラマ『夏子の酒』(94、フジテレビ)でしたねぇ。



『エンジェル 僕の歌は君の歌』(92)、『復活の朝』(92)、『虹の橋』(93)、『バースデイプレゼント』(95)。

主婦やっているあいだはセーブ気味、
離婚後、再び昔のペースに戻して・・・

『丹下左膳 百万両の壺』(2004)、『茶の味』(2004)、『スクール・ウォーズ HERO』(2004)、『MAKOTO』(2005)、『日本沈没』(2006)、『椿山課長の七日間』(2006)、『そのときは彼によろしく』(2007)、
『大奥』(2010)、『プリンセス・トヨトミ』(2011)、『ロボジー』(2012)、『イン・ザ・ヒーロー』(2014)、『アゲイン 28年目の甲子園』(2015)、『LAST COP THE MOVIE』(2017)、『体操しようよ』(2018)、『いちごの唄』(2019)、『小説の神様 君としか描けない物語』(2020)、『さんかく窓の外側は夜』(2021)、
そして最新作はGW公開予定の『劇場版ラジエーションハウス』(2022)。



何度でもいいます、
この世代のひとが堂々の主演―という流れがどんどん出てこないと、映画文化は広がっていかないと思うのです。


次回のにっぽん女優列伝は、渡辺典子さんから。
「から」というより、次回で最終回です!!

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『sunglasses man』
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にっぽん女優列伝(324)若尾文子

2022-04-21 04:48:22 | コラム
33年11月8日生まれ・88歳。
東京出身。

本人はもちろん、関わった監督や共演者などの特集上映も含め、未だスクリーンで拝む機会が多い若尾文子(わかお・あやこ)さん。
特集組まれて「当然!」であることを前提としていいますが、とても恵まれた俳優さんだと思ってます。

すんごいパフォーマンスであったにも関わらず、忘れられ「過ぎている」ひとも多いですからね~。

それにしても映画キャリア260本超!! というのは凄まじいです。
本稿でそのすべてを取り上げることは出来ませんし、すべてに触れているわけではありませんが・・・いつかは全制覇したいですなぁ。。。





<経歴>

旦那は建築家の故・黒川紀章。


大映・第5期ニューフェイス。
映画俳優デビュー作は、52年の『死の街を脱れて』。
病欠降板した久我美子の代役でした。(どちらにせよ豪華!^^)

53年―すんごいタイトルの『十代の性典』がヒットするも、批評家のウケは悪く散々な評価をくだされる。

『青い山脈』の最初の映画化が49年ですからね、
それを受けての大映版と捉えるのが正しいと思うんです、タイトルは時代もあるでしょうが正直「大風呂敷」感はあるのではないか、、、と。

実際に観てみると、ごくフツーの青春映画なのですもの。
(なかなかの傑作だし!)

ただ若尾さんの面白いところは、同年に溝口健二による『祇園囃子』にも出演し、こちらでは批評家から大絶賛を受けているところ。

今年のヨゴレ(??)は、今年のうちにっていう笑


54年
『心の日月』『或る女』『舞妓物語』『慕情』『荒城の月』
『月よりの使者』(大映・初のカラー作品)

55年
『螢の光』『娘の縁談』『幻の馬』『弾痕街』
『月に飛ぶ雁』(初の他社=東宝出演)

56年
『薔薇の絋道館』『赤線地帯』『滝の白糸』『日本橋』『君を愛す』

57年
『銀河の都』『慕情の河』『永すぎた春』『誘惑からの脱出』
『青空娘』…初めて増村保造と組む

58年
『東京の瞳』『息子の結婚』『一粒の麦』『夜の素顔』『娘の冒険』
『螢火』(松竹作品)

59年
『最高殊勲夫人』『氾濫』『美貌に罪あり』『実は熟したり』『浮草』

60年
『女は抵抗する』『ぼんち』『安珍と清姫』『鎮花祭』
『からっ風野郎』…三島由紀夫のナルシスト演技だけでも見もの

61年
『婚期』『お嬢さん』『好色一代男』『女は二度生まれる』『妻は告白する』

62年
『雁の寺』『瘋癲老人日記』『秦・始皇帝』

『しとやかな獣』…川島雄三の最高傑作というだけでなく、若尾さんの全キャリアにおける到達点だと思ってます


63年
『雪之丞変化』『女系家族』『新・忍びの者』

64年
『獣の戯れ』『悶え』

『卍』


65年
『花実のない森』『女めくら物語』『清作の妻』『妻の日の愛のかたみに』

66年
『処女が見た』『氷点』『雁』『赤い天使』『処女受胎』『刺青』

67年
『雪の喪章』『夜の罠』『華岡青洲の妻』


『積木の箱』(68)、『鉄砲伝来記』(68)、『千羽鶴』(69)、『座頭市と用心棒』(70)、
石原慎太郎の原作本につづき、ひたすら笑える創りの『スパルタ教育 くたばれ親父』(70)。

このころ大映が倒産、「ほぼ専属」だった若尾さんはこれを機に活動の場をテレビドラマに移しました。

『男はつらいよ 純情篇』(71)、
『ある映画監督の生涯 溝口健二の記録』(75)や『竹取物語』(87)など「特別な場合」を除いてスクリーンに登場しなかった若尾さんが久しぶりに映画の世界に戻ってきたのは、2005年のこと。

行定勲に頼み込まれ、『春の雪』に出演。
そういえば「リアルタイム」で若尾さんの「映画的演技」に触れたのは、この作品が初だった―自分の世代、それ以下のひとにとっては、みんなそうなりましたよね。

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『にっぽん女優列伝(325)和久井映見』
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