Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シミにならずに消えました^^

2023-08-21 00:10:00 | コラム
某日―。
寝起きで顔に違和感を覚え、鏡で確認すると・・・

右の頬に、「でかめの」できものが出来ている。

ニキビ以上、こぶ未満というか。

皮膚の治療薬では治らない感じ。
病院に行って「適切に取り除いてもらう」のが本来の治療法だろうが、荒療治といえばいいのか、風呂に入って①清潔な状態にしたあと②指で圧し潰すことにした(^^;)

しかしこいつが、思いのほか潰れにくく。
敢えて爪を立て、出血させたはいいが一部から膿が出た程度でそれ以上は潰せなかった。

ようし、これを毎日やってみよう。

その結果、2週間をかけて「できものを潰す」ことに成功。

凸部分はなくなったが、そこだけ変色している。
この傷痕、「シミ」として残ってしまうのかもしれないな、

それも仕方ないか、最新医療を無視し、力でなんとかしようとしたのだもの。
それに自分はもう若くはない、シミのひとつやふたつ。

と、あきらめかけていたのだが、4ヵ月が経過したいま、ふと気づくと皮膚の色が元に戻っていた。

おぉ!
こんなこともあるのだね^^

たぶん稀なケースだろう、
本来であればこの歳でそんな荒療治をすれば、大きなシミとして残っていたはず。

次回出来たら、ちゃんと病院行こうかな~。。。


※タイトル(アルファベット)の並びが素晴らしい『BULLET BALLET』(2000)は、塚本晋也の分岐点となったインディーズ。
今年、久しぶりの新作がやってきます。


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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(73)二階堂ふみ』
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令和版・海外俳優列伝(92)C・トーマス・ハウエル

2023-08-20 00:10:00 | コラム
66年12月7日生まれ・56歳。
アメリカ出身。

自分と同世代の映画ファンには馴染みの深い青春スター、
しかし名前を隠してトップ画像の近影だけ見せても「トーマス!!」と答えられないかもしれない。

ということで、当時の画像を^^



最近は振るわないけれど、まだ56でしょう。
テレビドラマでは監督業にも挑戦しているようなので、映画でもメガホンを持つときがくるかもしれません。

※奨学金を得るために「黒人になりすます」コメディ―現代じゃいろいろ無理かもしれないし、当時だって批判されたみたいだが、このくらい大胆な物語があってもいいんでない?



<経歴>

元「カリフォルニア・ロデオ協会」代表、、、という珍しい経歴は、スタント・コーディネーターであった父親の影響。
そして飛び級して高校を卒業したエリートでもある。

実質的な映画俳優デビュー作は、82年の『E.T.』。

コッポラによる青春劇『アウトサイダー』(83)でメインを張り、


「ブラット・パック」(=80年代青春映画をメインにする若手俳優たち、の総称)の一員として人気者となる。

旧ソ連軍が学校に攻めてきた! という超タカ派映画でありながら見どころ盛り沢山の快作『若き勇者たち』(84)、

その際立った不条理性が、じつは当時より現代で「受けているっぽく」再評価され始めたスリラー『ヒッチャー』(86)、


前述したコメディ『ミスター・ソウルマン』(86…共演したレイ・ドーン・チョンとのちに結婚、離婚)、
『トスカニーニ』(88)、
当時乗りに乗っていたジュリエット・ルイスと共演した『恋に焦がれて』(92)。


・・・と、日本の映画ファンが「はっきりと」確認出来ていた活動期間はここまで。

『パズル』(98)や『アメイジング・スパイダーマン』(2012)にも出演していましたが、基本的にはテレビの世界に身を置くようになったようです。

CSとかで作品チェックしていれば、偶然拝めることもあるのかな??


次回の列伝は、ジーン・ハックマンさんから。

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明日のコラムは・・・

『シミにならずに消えました^^』
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令和版・海外俳優列伝(91)サム・ロックウェル

2023-08-19 00:10:00 | コラム
68年11月5日生まれ・54歳。
アメリカ出身。

順調にキャリアを積み上げていったひとであっても、受け手にとっては「いきなり出てきた」みたいに捉えてしまう俳優さんは多い。

ロックウェルも、そんなひとり。
俊英マーティン・マクドナーが放った「たったひとつの映画=しかもそれが大傑作だった」によって、一躍売れっ子になったひと。

みなさんも、そんな印象でしょ?
こういうことがあるから映画ファンやめられないし、人生から降りることなんて、なかなか出来ないですよね~。


※この映画の救いもまた、彼の存在だった!!



<経歴>

両親ともに俳優だったことから、少年期より芸能の世界に興味を抱く。
舞台でキャリアをスタート、
映画俳優デビュー作は、89年のホラー『マニアック1990』。

『ブルックリン最終出口』(89)や『ミュータント・タートルズ』(90)、『イン・ザ・スープ』(92)、『バスキア』(96)など主にインディーズに出演。
いま観ると「あぁ出てたのね」と気づくけれど、当時は「よい俳優だなぁ」とも思っていませんでしたし、ほかの出演俳優や物語のほうに注目しちゃってましたね。

ウディ・アレンのオールスター映画『セレブリティ』(98)ではレオくんの取り巻きのひとりを演じ、
つづく『グリーンマイル』(99)における「事件の真犯人」役で自分は初めて、「お!このひと悪くないな」と。

『ギャラクシー・クエスト』(99)、『チャーリーズ・エンジェル』(2000)を経た2002年、ジョージ・クルーニーが初監督した『コンフェッション』で初主演を果たす。

さすがクルーニーの兄貴、キャスティングも渋いですなぁ!!
「よい俳優なのに、なかなか芽が出ないから」という思いもあったのかもしれませんね、この演技でベルリン映画祭の演技賞に輝く。

受賞と兄貴のおかげもあってキャリアは急転、
『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)、米国の政治情勢が分からなくとも充分に楽しめる『フロスト×ニクソン』(2008)、
ダンカン・ジョーンズ(デヴィッド・ボウイの息子さん)初監督作『月に囚われた男』(2009)では「ほぼほぼ」一人芝居に挑戦、
そして『セブン・サイコパス』(2012)でマーティン・マクドナー監督と出会い、

つづく『スリー・ビルボード』(2017)で、


警察署長を敬愛するレイシスト警官を好演しオスカー助演賞を受賞。


『バイス』(2018)で演じたジョージ・W・ブッシュなんて笑ってしまうくらい「超」そっくり、



結果的に主人公を救う『ジョジョ・ラビット』(2019)や『リチャード・ジュエル』(2019)など、「このひとが演じてくれてよかった!」と思える役に連続出演中、
今後の新作も「観ないという選択は、ない。」でしょう?^^

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『令和版・海外俳優列伝(92)C・トーマス・ハウエル』
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令和版・海外俳優列伝(90)サム・ニール

2023-08-18 00:10:00 | コラム
47年9月14日生まれ・75歳。
アイルランド出身。

「成長した悪魔の子」と揶揄されたり。
妻が発狂したり。
恐竜に追われたり。
妻の浮気現場を覗き見することになったり。。。

受難のひと、ニールさん。
どこにでも居そうな風貌だからこそ、そんな役がとっても似合うのでしょうね。


※こちら、超のつくおすすめ作



<経歴>

2番目の奥さんは、日本人だったりしました^^


クライスト・カレッジ卒業。

幼少期にニュージーランドへ移住し、青年時代に演劇と出会い芸能の世界へ。
じつは「4代目ジェームズ・ボンド」の最有力候補であり、こちらはスクリーンテストのもようです。


たしかに、悪くないかも!!


実質的な映画俳優デビュー作は、77年の『テロリストたちの夜/自由への挽歌』。
『わが青春の輝き』(79)、
初めて注目されたのが、81年の『オーメン/最後の闘争』。


1・2作目に比べると質が落ちるスリラーですが、まぁ頑張っていたと思います(^^;)


絶叫し嘔吐するイザベル・アジャーニへの言及ばかり、しかし「受け」となるニールの演技がしっかりしていたからこそ映画として成立している!と強く主張したい大傑作『ポゼッション』(81)、
『他人の血』(84)、ニコール・キッドマンが注目されるきっかけとなった『デッド・カーム/戦慄の航海』(88)。

キャリアが安定するのは90年代に入ってから。

旧ソ連側原潜の副長役を好演した『レッド・オクトーバーを追え!』(90)、
『チャイナシャドー』(90)、『夢の涯てまでも』(91)、『透明人間』(92)、
プライドがズタズタになる旦那を演じた『ピアノ・レッスン』(93)、


同年には『ジュラシック・パーク』(93)で恐竜博士を演じる。

ローラ・ダーンとかゴールドブラムとかたしかな演技力の持ち主を集結させられたのは、スピちゃんだからでしょうなぁ!!



カルトと呼ぶに相応しい怪作『マウス・オブ・マッドネス』(94)、『革命の子供たち』(96)、『イベント・ホライゾン』(97)、『モンタナの風に抱かれて』(98)と大活躍。

2000年代に入って以降も・・・
『ジュラシック・パークIII』(2001…2022年の「新たなる支配者」にも出演。同窓会みたいだった)、
『ウィンブルドン』(2004)、『デイブレイカー』(2009)、『大脱出』(2013)、『ピーターラビット』(2018)などジャンル越境型のキャリアを築きつづけています。

最新作は『アサシン・クラブ』(2023)、
でもあれよね、もしボンドに選ばれていたら、いま流行り?の「がんばるおじさん」系としてリーアム・ニーソンとかと共演していたかも!!

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『令和版・海外俳優列伝(91)サム・ロックウェル』
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無音では眠れません。。。

2023-08-17 00:10:00 | コラム
よく記すことだけれど、ほんとうに無音なしでは安眠出来ません。

といっても。
もちろん騒音を欲しているというわけじゃあない。
昼間に寝ているものだから、選挙カーのバカみたいな名前連呼には殺意さえ覚えるし。
(「夜に働くひとも居る」ってことを想像出来ない候補者に投票しようなんて思えるか!!)

ゆえに、きちんと聞こえるか聞こえないかくらいの音量でラジオを流している。
大き過ぎてもダメ、小さ過ぎてもダメ。
絶妙の音量があるわけですよ。

そうすると、きちんと眠ることが出来る。

タブレットゆえ通信状態によっては「一時的に」音が途切れる。
途切れた途端に、目が覚めちゃうっていうね。

昔は無音状態が好きというか、そうじゃなかったら眠れなかったのに、ひとって変わるものですなぁ。。。


※『救命士』(99)…スコセッシの傑作。
の割には知られていないかな。騒々しい物語だからこそ、ラストの「やっとこの、安眠。」にグッとくる。


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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(90)サム・ニール』
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