Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(89)サム・シェパード

2023-08-09 00:10:00 | コラム
43年11月5日生まれ・2017年7月27日死去、享年73歳。
アメリカ出身。

自分が米国の知性として挙げる有名人は、モハメド・アリ、作家ジョン・アーヴィング、そして俳優、、、いや本職は劇作家だったシェパード。

若いころの写真がコレっすよ、知性があって美しくて伊達男。

完璧じゃあないですか!


※俳優としての代表作は、やはりこれか。



<経歴>

ジェシカ・ラングとは、長いこと事実婚の関係でした。


60年代より劇作家として活躍、79年には『埋められた子供』でピューリツァー賞を受賞しています。

そんな才能を映画界が無視するわけもなく、ミケランジェロ・アントニオーニによる『砂丘』(70)やヴィム・ヴェンダースによる大傑作『パリ、テキサス』(84)などの脚本を担当。

映画俳優としての実質的デビュー作は、78年のテレンス・マリック監督作『天国の日々』。

ラングと知り合うきっかけになった『女優フランシス』(82)、
多くの演技賞にノミネートされた『ライトスタッフ』(83)、
自ら脚本も担当した『フール・フォア・ラブ』(85)、
『ロンリー・ハート』(86)や『赤ちゃんはトップレディがお好き』(87)、『マグノリアの花たち』(89)など主役を張ることはないものの、冒頭に記したように「知性のひと」なので、映画にアカデミック感??が出るというか。妙な表現だけど(^^;)(^^;)

以降も『ペリカン文書』(93)や『ヒマラヤ杉に降る雪』(99)、
『ハムレット』(2000)の幽霊、
『すべての美しい馬』(2000)、
ショーン・ペン×ジャック・ニコルソンの佳作『プレッジ』(2001)、



『ブラックホーク・ダウン』(2001)、『きみに読む物語』(2004)、
再び自ら脚本を記した『アメリカ、家族のいる風景』(2005)、『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)、『ジャッキー・コーガン』(2012)などで好演。

しかし2017年7月27日、筋萎縮性側索硬化症により死去。
これは進行型?の病気なので、数年前から発症し闘病していたということでしょう。

遺作は2016年の『ミッドナイト・スペシャル』。
ちょっと腹が立ったのが、これほどのひとが日本の訃報では「異様に小さかった」こと。

一般紙はともかく、映画サイトとか、もっと大きく取り上げるべきっしょ!!


次回の列伝は、サム・ニールさんから。

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明日のコラムは・・・

『feather』
コメント
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