68年11月5日生まれ・54歳。
アメリカ出身。
順調にキャリアを積み上げていったひとであっても、受け手にとっては「いきなり出てきた」みたいに捉えてしまう俳優さんは多い。
ロックウェルも、そんなひとり。
俊英マーティン・マクドナーが放った「たったひとつの映画=しかもそれが大傑作だった」によって、一躍売れっ子になったひと。
みなさんも、そんな印象でしょ?
こういうことがあるから映画ファンやめられないし、人生から降りることなんて、なかなか出来ないですよね~。
※この映画の救いもまた、彼の存在だった!!
<経歴>
両親ともに俳優だったことから、少年期より芸能の世界に興味を抱く。
舞台でキャリアをスタート、
映画俳優デビュー作は、89年のホラー『マニアック1990』。
『ブルックリン最終出口』(89)や『ミュータント・タートルズ』(90)、『イン・ザ・スープ』(92)、『バスキア』(96)など主にインディーズに出演。
いま観ると「あぁ出てたのね」と気づくけれど、当時は「よい俳優だなぁ」とも思っていませんでしたし、ほかの出演俳優や物語のほうに注目しちゃってましたね。
ウディ・アレンのオールスター映画『セレブリティ』(98)ではレオくんの取り巻きのひとりを演じ、
つづく『グリーンマイル』(99)における「事件の真犯人」役で自分は初めて、「お!このひと悪くないな」と。
『ギャラクシー・クエスト』(99)、『チャーリーズ・エンジェル』(2000)を経た2002年、ジョージ・クルーニーが初監督した『コンフェッション』で初主演を果たす。
さすがクルーニーの兄貴、キャスティングも渋いですなぁ!!
「よい俳優なのに、なかなか芽が出ないから」という思いもあったのかもしれませんね、この演技でベルリン映画祭の演技賞に輝く。
受賞と兄貴のおかげもあってキャリアは急転、
『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)、米国の政治情勢が分からなくとも充分に楽しめる『フロスト×ニクソン』(2008)、
ダンカン・ジョーンズ(デヴィッド・ボウイの息子さん)初監督作『月に囚われた男』(2009)では「ほぼほぼ」一人芝居に挑戦、
そして『セブン・サイコパス』(2012)でマーティン・マクドナー監督と出会い、
つづく『スリー・ビルボード』(2017)で、
警察署長を敬愛するレイシスト警官を好演しオスカー助演賞を受賞。
『バイス』(2018)で演じたジョージ・W・ブッシュなんて笑ってしまうくらい「超」そっくり、
結果的に主人公を救う『ジョジョ・ラビット』(2019)や『リチャード・ジュエル』(2019)など、「このひとが演じてくれてよかった!」と思える役に連続出演中、
今後の新作も「観ないという選択は、ない。」でしょう?^^
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(92)C・トーマス・ハウエル』
アメリカ出身。
順調にキャリアを積み上げていったひとであっても、受け手にとっては「いきなり出てきた」みたいに捉えてしまう俳優さんは多い。
ロックウェルも、そんなひとり。
俊英マーティン・マクドナーが放った「たったひとつの映画=しかもそれが大傑作だった」によって、一躍売れっ子になったひと。
みなさんも、そんな印象でしょ?
こういうことがあるから映画ファンやめられないし、人生から降りることなんて、なかなか出来ないですよね~。
※この映画の救いもまた、彼の存在だった!!
<経歴>
両親ともに俳優だったことから、少年期より芸能の世界に興味を抱く。
舞台でキャリアをスタート、
映画俳優デビュー作は、89年のホラー『マニアック1990』。
『ブルックリン最終出口』(89)や『ミュータント・タートルズ』(90)、『イン・ザ・スープ』(92)、『バスキア』(96)など主にインディーズに出演。
いま観ると「あぁ出てたのね」と気づくけれど、当時は「よい俳優だなぁ」とも思っていませんでしたし、ほかの出演俳優や物語のほうに注目しちゃってましたね。
ウディ・アレンのオールスター映画『セレブリティ』(98)ではレオくんの取り巻きのひとりを演じ、
つづく『グリーンマイル』(99)における「事件の真犯人」役で自分は初めて、「お!このひと悪くないな」と。
『ギャラクシー・クエスト』(99)、『チャーリーズ・エンジェル』(2000)を経た2002年、ジョージ・クルーニーが初監督した『コンフェッション』で初主演を果たす。
さすがクルーニーの兄貴、キャスティングも渋いですなぁ!!
「よい俳優なのに、なかなか芽が出ないから」という思いもあったのかもしれませんね、この演技でベルリン映画祭の演技賞に輝く。
受賞と兄貴のおかげもあってキャリアは急転、
『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)、米国の政治情勢が分からなくとも充分に楽しめる『フロスト×ニクソン』(2008)、
ダンカン・ジョーンズ(デヴィッド・ボウイの息子さん)初監督作『月に囚われた男』(2009)では「ほぼほぼ」一人芝居に挑戦、
そして『セブン・サイコパス』(2012)でマーティン・マクドナー監督と出会い、
つづく『スリー・ビルボード』(2017)で、
警察署長を敬愛するレイシスト警官を好演しオスカー助演賞を受賞。
『バイス』(2018)で演じたジョージ・W・ブッシュなんて笑ってしまうくらい「超」そっくり、
結果的に主人公を救う『ジョジョ・ラビット』(2019)や『リチャード・ジュエル』(2019)など、「このひとが演じてくれてよかった!」と思える役に連続出演中、
今後の新作も「観ないという選択は、ない。」でしょう?^^
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(92)C・トーマス・ハウエル』