Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(90)サム・ニール

2023-08-18 00:10:00 | コラム
47年9月14日生まれ・75歳。
アイルランド出身。

「成長した悪魔の子」と揶揄されたり。
妻が発狂したり。
恐竜に追われたり。
妻の浮気現場を覗き見することになったり。。。

受難のひと、ニールさん。
どこにでも居そうな風貌だからこそ、そんな役がとっても似合うのでしょうね。


※こちら、超のつくおすすめ作



<経歴>

2番目の奥さんは、日本人だったりしました^^


クライスト・カレッジ卒業。

幼少期にニュージーランドへ移住し、青年時代に演劇と出会い芸能の世界へ。
じつは「4代目ジェームズ・ボンド」の最有力候補であり、こちらはスクリーンテストのもようです。


たしかに、悪くないかも!!


実質的な映画俳優デビュー作は、77年の『テロリストたちの夜/自由への挽歌』。
『わが青春の輝き』(79)、
初めて注目されたのが、81年の『オーメン/最後の闘争』。


1・2作目に比べると質が落ちるスリラーですが、まぁ頑張っていたと思います(^^;)


絶叫し嘔吐するイザベル・アジャーニへの言及ばかり、しかし「受け」となるニールの演技がしっかりしていたからこそ映画として成立している!と強く主張したい大傑作『ポゼッション』(81)、
『他人の血』(84)、ニコール・キッドマンが注目されるきっかけとなった『デッド・カーム/戦慄の航海』(88)。

キャリアが安定するのは90年代に入ってから。

旧ソ連側原潜の副長役を好演した『レッド・オクトーバーを追え!』(90)、
『チャイナシャドー』(90)、『夢の涯てまでも』(91)、『透明人間』(92)、
プライドがズタズタになる旦那を演じた『ピアノ・レッスン』(93)、


同年には『ジュラシック・パーク』(93)で恐竜博士を演じる。

ローラ・ダーンとかゴールドブラムとかたしかな演技力の持ち主を集結させられたのは、スピちゃんだからでしょうなぁ!!



カルトと呼ぶに相応しい怪作『マウス・オブ・マッドネス』(94)、『革命の子供たち』(96)、『イベント・ホライゾン』(97)、『モンタナの風に抱かれて』(98)と大活躍。

2000年代に入って以降も・・・
『ジュラシック・パークIII』(2001…2022年の「新たなる支配者」にも出演。同窓会みたいだった)、
『ウィンブルドン』(2004)、『デイブレイカー』(2009)、『大脱出』(2013)、『ピーターラビット』(2018)などジャンル越境型のキャリアを築きつづけています。

最新作は『アサシン・クラブ』(2023)、
でもあれよね、もしボンドに選ばれていたら、いま流行り?の「がんばるおじさん」系としてリーアム・ニーソンとかと共演していたかも!!

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(91)サム・ロックウェル』
コメント (2)
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