Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(471)

2023-08-24 00:10:00 | コラム
すとっくほるむしょうこう「ぐん」→「ぐん」ま

わが故郷、群馬県は・・・

このひとのことを好きか嫌いかはべつにして笑笑笑、
山本一太が県知事になって以降、

とくに、格闘技や映画の撮影に協力的で。(中央は格闘家・堀口恭司)

2000年代以降に「群馬県を撮影地に選んだ映画」が増えたのは、そのあたりが関係している(=フィルムコミッションの充実)のだけれど、ただ群馬で撮影したからって群馬を舞台としているとはかぎらない。

たとえば自分も大好きな『リンダ リンダ リンダ』(2005)は、その8割を群馬で撮影しているものの、舞台設定としては「ある地方都市」となっている。

ガッデム!

群馬の設定でよいのに!!(^^;)


以下、「きちんと」群馬を舞台とした映画4選。


『クライマーズ・ハイ』(2008…トップ画像)

日本航空123便墜落事故を新聞記者の視点から見つめた横山秀夫の小説を、原田眞人が映画化した意欲作。


『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』(96)

しんちゃんは春日部市民だが、隣県ゆえ群馬は頻繁に登場。
この映画版では、群馬に出来たテーマパークを舞台としている。



『眠る男』(96)

県が出資、監督に選出されたのは群馬を代表する小栗康平―これに関して異論はないが、県は覚悟が足りなかったのではないか。

小栗さんってこのくらい「エンタメ要素を排除するひと」って気づいてましたか?(^^;)



『ばかもの』(2010)

東京出身・群馬在住の作家、絲山秋子の小説を金子修介の演出、内田有紀&成宮寛貴の主演で映画化。

この4選のなかで、最も推せる映画。
時代背景は2000年からの10年間、、、という設定だが、金子は当初「日本航空123便墜落事故、から10年後の群馬」を想定。
しかし絲山から「県民にとって深刻な問題を孕むのでやめてほしい」とダメ出しがあったとか。。。



あすのしりとりは・・・
ぐん「ま」→「ま」ぐのりあ。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(472)』
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする