たまたまの偶然から、退職後の私の10年間を人生の宝物にしてくれたきゑ様。
2011年4月末に永遠のお別れをして、もうすぐ12年になります。
亡くなられた後も、娘さん息子さんがお礼の品を送って下さり、恐縮しています。
一昨日、長女の方からデコポンと県民文芸が送られて来ました。
ずっと農家をしてきて、86才の今も地下たびを履く日々と添え書きがあったので、お元気な様子にほっとしました。
多方面に才能あふれる方で、今年も随筆で芸術祭賞を頂いたとのこと。
「蒟蒻 母さんの子でよかった」という、蒟蒻作りを通して子供時代を思い起こし、母親への敬愛を綴った作品です。
きゑ様が子供達の勧めで自分史を書いたのも、80才を過ぎてからです。
送られて来た随筆を読み、もう一度きゑ様の自分史「生きる」を読み返そうと思います。