「ラビバトラ」で検索をかけると、ここ2,3年ですごい数の本が翻訳されているんですが、内容は、どれも破滅的なので、どうも、いまいち、何を煽ってるんだ?って感じがあったんですよねぇ。
ご立派な学者さんがすることじゃないだろう?とも思っていましたが、「ゆかし」の本を読んで、この二つが、やっとこさ繋がりましたです。
ラビバトラは、煽ってはおりませんでした。
出版社が煽っておりました。また、これだ。
資本主義ってのは、資本を出した人が儲けるシステムです。
つまり、会社を作るためには、事務所、コンピューター、水道光熱費、コピー用紙、などなど、管理する為のコストがかかります。
そして、商品の仕入れ代金、商品を置いておく倉庫のコストなどなど、始めに用意しなくちゃいけないお金は、たくさん必要なんですね。
これらのお金を出した人=資本を出した人 になります。
資本主義は、このお金を出した人が儲けるようになっているので、従業員があくせく働いても、すべて「お金を出した人」へ、還元されていきます。
お金を出した人が喜ばなければ、もっとお金を出してもらえないので、従業員のボーナスを削っても、株主に配当金を出します。
働かざる者食うべからずと言うのは、遠い昔の話で、今は、働かない人が食べれる時代なんですね。
もっと言うと、働いている人は、ただ、搾取されるだけで、一定の生活以上は手に入らない仕組みになっています。
あるビジネス系のメールマガジンを読んでいましたら、すごい事が書かれていました。
「給料は、どんなに会社が儲けても、一定の金額が決まっているので、それ以上出さなくても良いことになっています。ほかの企業が、年収800万円出している仕事に対して、こちらで年収1000万円出せば、有能な人材は、たった200万円の投資で来てくれますが、この200万円の投資で生み出す利益は、10倍、いや、100倍以上になりますから、惜しい投資ではないでしょう」
ってな内容でした。
資本主義の会社の人事たちは、そんな目で人を見て、会社を動かさないと、投資家はいなくなっちゃうし、結局、会社そのものの未来が危ないという、とても機械的な世の中になっているんですね。
家にも、ラビバトラの本は、3冊くらいありますが、どれも、こういう機械的な社会は終わると予告されています。
この人、預言者じゃありません。立派な経済学者で、統計上、このような理論を発表しています。
だけど、どうも、稚恵子の野生のカンは、警笛を鳴らしています。
今、決断する事で、未来のカオスは、回避できるように思えます。
将来的に、スピリチュアルは、アート関連で出てくるでしょう。
絵や演劇、音楽などで、人の心をゆさぶり、ある人は神や天使に遭遇するでしょう。
だけど、短い人生しか歩いていませんが、そんな私の経験からすると、人間の感性がそこまで研ぎ澄まされるためには、極限まで自分を追い詰めなくてはいけません。
「極限まで自分を追い詰めて神に遭遇する」と文字で書くと簡単ですが、こんな生活が楽なわけが無い。自分で想像できる限りの、あり得ない毎日の中で、人は、神を見つけるんですよねぇ。
だから、
神なんて捨てちまえ。
天使も捨てちまえ。
今ある幸せに感謝して、喜びを分かち合える友に感謝して。
それらを守り、大事に生きるだけで、導かれるんです。
その時、人は、自分が神だと知るんです。
この悟りこそ、人が求めて止まない、真実の「幸せ」なんですよねぇ。