風の音を聞いてみたい

オーストラリア在住30年。好き勝手に語っています(^^)

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アナタガイジンデスね

2014-10-29 15:21:20 | あれこれ、どれそれ
うちのかーちゃんが「ちえちゃんは、外人だから〜」と、昔から言うんですよね。
それが、誕生日が来て「人生の半分外国暮らしですね。外人になっちゃいましたね」になりましたです。
すんごい、日本人じゃん! って思うんですけど。
ある程度、年取ってくると、いろんな事がどうでも良くなって、図太くなってくるのは、別に国は関係ないと思うの。

ま、しかし、ああ、あたし日本人からはみ出ちゃってるね!という、体験をした昨日。

障害者の家族のために、レスパイトの予算を申請する話しになって、こちらの役所の人の話し方とか、彼らの常識とか、理解の感じとか、そういうのを考えて、話を進めなくちゃいけないんだよ〜 って説明していたら、先に進めない。

一つ一つ、できない理由を並べてくる。

あと、必要ない理由も言ってくる。

いや、必要ない理由じゃなくて、自分が我慢しなくちゃいけないと思い込んでいる理由だ。

稚恵子「我慢なんてしなくてもいいんですよ。そもそも、我慢してる時点で、国は間違ってるんですから」
友人A「でもね、家と似たような家庭の人も、家よりもひどい障害の家族がいる人も、たくさんいて、それこそ、何万人もいて、そんな、予算なんてもらえないです」

こんな感じ。

そうです。

たくさん予算をもらえない人がいて、苦しみ、困っているのです。
本当に多くの人たちが、困っているのです。

それは、なぜか?

州の障害者のファンドシステムが間違っているからです。

あちこちに、チャリティーのような、障害者保護のプロバイダーがいます。
レスパイトや、デイケア、就労訓練施設、さまざまなところがあります。また、ケースマネージメントを請負い、各家庭に必要なお金を審査して下ろすプロバイダーもいます。

普通なら、全員そこへ連絡して、そこで審査してもらい(一つのところで審査してもらうと平等に判断されるしね)、各プロバイダーに必要なケアを申請ってのが、理想なんですが、今の状態は、各プロバイダーが勝手に審査して、勝手に予算をおろすので、10箇所で予算をもらってる人もいれば、一箇所しかもらえない人もいたりして、ひどく不公平です。

もらえる人は、家を用意するお金で2千万円相当も、もらっている人もいます。

介護で疲れちゃって、擦り切れそうになっているのに、「我慢しろ」と言われて、何にももらえない人もいます。

むっちゃ、不公平。

だから、自分よりも大変な人のために、私のファンドを我慢してるの。。。なんてのは、通用しません。

我慢して感謝なんてされません。逆に「バカね」と笑われるだけです。
日本風の、美学は、まったく通用しないんですよ。

もうね、そこから教育しないといけないとは、驚きました。
と、同時に、それを知ってるあたしって、やっぱり、日本人じゃないのね?と、ショック。。。

ええ、軽く。。。

えええ、ちびっと。。。

ちびっと、ですよw

日本風の美学で「他にも大変な人がいるから」と言ってたのに、「あなたは、助けが必要じゃない、とても強い人ですよね」と切り返され、ドン引きしたことがありますが、わからないってのは、本当にわからないんですよね。

遠慮ってのは、理解されないんですよね。

地味に頑張ってるね、とか、地味に耐えてるね、すごいなとか、そういうの皆無ですから。

耐えてるのは、Mですか? 趣味ですか? って言われちゃう世界です。
たとえ「ありがとう」と言われても、それったけです。
心の中で「意味わかんねぇ」と思われてる「ありがとう」ほど、薄っぺらい響きはありません。

もう、そんだけ言われまくると、耐えるのがアホくさくなります。
自分の意思で、欲しいです、要ります、申請してみたけど下りませんね面倒なんで要りませんわ、などと振り分けて、我慢してるの美しいでしょ?見て見て?ってのは、ただの道化になっちまうので、一切しません。

ホント、それが通用するのは、日本という島の中だけだろうと思います。
一歩外に出たら、まったく通用しないので、今後、どこかへ留学しようとか、引越しとかある方は、覚えててくださいまし。


コメント
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