風の音を聞いてみたい

オーストラリア在住30年。好き勝手に語っています(^^)

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ラブリーボーン

2009-12-23 08:49:30 | 
ラブリー・ボーン
アリス シーボルト
ヴィレッジブックス

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私は、英語の原書で読んだので、日本語訳のニュアンスや、どんな風に流れて行くのかわからないのだけど、それを差し引いても、この本の書き方は衝撃だと思う。

たまたま行った本屋さんで、ベストセラーで、表紙が青くて綺麗だったから買ってみた。
オーストラリアの英語の識字率が70%と言われていて、これってアメリカや、他の英語圏の国でも似たようなものだろうし、その英語圏でベストセラーなら、私でも読めるだろうと思って買って大正解。

本にのめり込むように、するすると一冊が読めてしまった。
英語って、独特の音があるから、読みながら音に巻かれて、別の世界へ連れて行ってもらえるような錯覚を起こす。

14歳の女の子が、レイプされて殺されるんだけど、それよりも、この子の家族を思う気持ちや、家族の悲しみ、不幸な事件から立ち直って行く残された人々の心の動きなんか、すごく繊細に書かれていて、悲しみを越えた人間の愛の深さを見せてもらえる。

まさか、映画化されるなんて思って無くて、来年公開なんだって。
パイレーツオブカリビアンのプロデューサーが作ったって言うから、映像がすごく楽しみ。

だけど、ストーリーは、淡々と流れて行く時間が、ずーっと悲しかったような気がする。
一冊、ずーっと悲しかった本って、あまり記憶にないなぁ。
ああ、悲しいって言うよりは、せつない。。。かな。

世の中、どうしようもない事ってあるんだよねぇ。って脱力感かなぁ。無力感かなぁ。
それでも前に進まなくちゃいけないの?なんて、葛藤かなぁ。

結構、ぶるぶる揺さぶってくれた本でした。
コメント (6)
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小学校の男の子の育て方(?)

2009-12-19 10:50:05 | 子供ネタ
子育てうんちく語れるほど、立派な子育てはしていないんですけどね。
リクエストにお応えして、小学校の男の子の育て方(えっ?)ってのを思い出しながら書いてみようかなぁ。



そもそも、息子にゲームを教えたのは、あたしです。
まだ、彼が2歳の頃。
わけも解らず、ケーブルがつながれてないコントローラーを持たせ、テレビの画面を見せて、あたかも自分がゲームをしてるように思っていた、武士君。

ママは、ゲーマーでしたから。
好きなジャンルは、落ちもの(テトリスとか)、RPG、スーパーマリオ系、パックマン系、なんかです。
格闘物や、絵が可愛くないゲームは好きじゃありませんでした。

そのうち、息子も成長して自分でゲームをするようになりましたが、さすがに、ゲームをやりすぎると脳に良くないと聞いていましたから、いつも、ママと一緒ってのが条件でした。

ってことで、夜は仲良く肩を並べて、テレビの前に座っていました。

昼間は、私が出たがりなので、子供たちを連れて出れるところへ、毎週のように行っていました。
土日が休みなので、あっちの公園、こっちの公園、あっちのショッピングセンター、こっちのションピングセンターと、とにかく家から出ていました。

一緒にご飯食べて、一緒に面白いもの探して、一緒に「おお~~~!!」と語って、一緒にだらだらしていました。
車のトランクには、ローラーブレードが3人分入っていました。いつでも遊べるように。

娘が多動だったので、目が離せない。
ちょっと目を離したら脱走するので、私が「たけし~!美鞠走った!追いかけて!」と叫ぶと、武士は私が指を指した方向へダッシュしていました。
だから、足が速くなったのかもしれない。。。(^^;)

そう言えば、ママが揚げ物とかしていて、美鞠がトイレに入っていた時「ママぁ~ もう~いいよぉ~」と美鞠が言うんですけど、ママは手が放せない。
そんな時、武士が美鞠のうんこのお尻を拭いてくれてたなぁ~~~

武士、良い奴だぁ~~

もちろん、そんな武士くんに「ありがとう」の一言で片付けるような、そんな心のない事はしません。
ちゃんと、膝の上に乗せて「良い子だねぇ」「ありがとう」「いつも助かるわぁ~」などと褒めまくりながら、次の週末の計画を一緒にしていたのでありました。

小学校に上がり、武士君、公文に行くようになってからは、ママは鬼になりました。
「なんで、そんな計算できないのっ!!!」
「こんなもんに、20分かかるって何っ!!!」

効果はありませんでした。

ちょうど、美鞠も学校へ上がり、自閉症教育の基礎を叩き込まれていた最中だったので(2年、週に2回学校へ通い、先生のヘルパーをしながら、教育手腕を学んでいました)、それを、息子に適用してみたんですよ。

正直、男の子ってのは、「男」ってだけで障害者です。
「男」って種類の障害ですが、人類の半分いますから、一般的な障害ですよね。
手の無い人に「掴め」とは言わないし、足の無い人に「歩け」とは言いません。
脳の神経が無い人に「解れ」って言うのは、人で無しです。

自閉症の学校で、そこをみっちり仕込まれました。

そう。

息子は、脳の神経が足りないんだ。もしくは、繋がってないんだ。

解らない人には、丁寧に語れます。
ええ、もちろん、上から目線です。

そもそも、上から目線ってのをはき違えていたんですよね。

子供には上から目線で良いんですよ。
自分が、子供の手本になれば、勝手に真似しますから。
偉そうに「ほら、できるか?」と上から目線で見下ろせば良いんですよ。
悔しがってついて来ますから。
人間誰しも「負けたくない」って気持ちはあります。
そこを刺激したら、人間なんて賢い生き物だから、勝手に成長するんですよね。
自分がダラダラして、適当な事して、子供に嘘つくから、叱ったり怒鳴ったりして、こちらの言う通りに行動させなくちゃいけないんですよね。

自閉症児なんて、人のコピーします。
自閉症児の行動や、話し方を見たら、どんな親かすぐわかります。
気持ちいい対応をしてくれるお母さんの子が、腹黒い事ばっかり言ったりやったりするのなら、そりゃ、子供の方を信じます。自閉症児は、人前と本性を分けられず、常に本性で生きていますから。

いや、しかし、自分的には、これは、やばい。

娘が、回りを認識したとき、あの子の行動や感性、話し方、他人に対する礼儀なんかは、私のコピーになるわけです。

背筋が寒くなりました。

自分のコピーが、自分の手の届かないところで、他人の評価を受けるんですよね。

そう考えたら、実は、息子もそうなんですよね。

ヤバい。これは、ヤバい。

稚恵子、本当に心を入れ替えました。

子供たちは、私のコピーだから、私が自分を大事にすればするほど、子供たちも自分を大事にするわけです。
その通りで、私が自分が嬉しいって思うことをすると、子供たちも喜びます。

そうやって、徐々に私の「嬉しい」価値観は、上昇して行ったんですよねぇ。

どうやって、男の子を育てたか?と聞かれたら、
・一緒にゲームした
・一緒に外で遊んだ
・一緒に美味しい物食べた
・一緒に公文やった(私も通いました)
・一緒に映画を見に行った
・一緒にアニメを見た
・宿題はダイニングテーブルでさせた(ママは、前に座って本を読んでいた)

どれも、私が好きな事ばっかりだったので、とっても楽しかったです。

息子は寂しがりやなので、1人ってのがダメなんですよねぇ。
勉強も、1人がダメ。
1人でダイニングテーブルに座ってやるのもダメだから、ママが1時間でも2時間でも目の前に座って本を読んでました。もしくは、ご飯支度していました。

黙って本読むだけで勉強してくれるなら安いもんです。
時々、何を勉強してるのか教えてもらっていました。
「教える」って行為は、自分で学ぶよりも頭を使うから、良い勉強になるんですよ。
とぼけて、ぜんぜん解らないフリをして、あれこれ質問します。
息子が解らないところは、一緒に本を開いて探します。
「これだね?」「これで良いのかな?」なんて言いながら、宝探しをするノリで、時には探しっこの競争したりして。。。

って、なんか、全部、遊んで食べてって話しですね(^^;)

こんなんで、参考になるんだろうか???(^^;)

ホント、息子が小学校の頃は、文句言わずについて来ていたんで、あちこち引きずり回して、ママが自分の靴や鞄が欲しい時なんて、1時間も待たせたり、カフェにゲームボーイ持たせて1時間座っていたり、私の行くところ全部連れて歩いていました。

時々、良いレストランに連れて行くと、3人で(私も!)プルプル緊張して座っていたなぁ(笑)

ハイスクールに入ってから、ママと一緒に歩くのを嫌がって、近くのショッピングセンターにさえ行ってくれなくなりました。最近ですよねぇ。
ママと2人で買い物行って、ママと2人でランチ食べても平気になったのは。
6年もかかりましたわ。
長かったなぁ。

ああ、中学2年の始めの半年、いじめられてたみたいで、一ヶ月に1回くらい休んでいました。
「なんとなく、行きたくないんだ」って言うから、休ませて、一緒に映画見に行ったり、ちょっと良いレストランでランチ食べたり、買い物したりしたりして、仲良く1日過ごしていました。

「いじめられてんじゃないの?」「辛かったらママに言うんだよ」「学校なんてどこでもあるんだから。転校だってできるんだから」とは言いましたけど、本人が自分で何とかしたいと思っているうちは、手は出せませんよねぇ。

キリキリ胃が痛むって、あーゆー事なんだろうと思います。
胃は丈夫なんですが、あのときは、ホントに痛かった。

結局、自分でいじめられてた原因がわかり、解決方法を見つけ、半年でいじめは治まったそうです。
「ママ、たけ、自分で解決したんだよ!」と嬉しそうに言ってた息子の顔も声も忘れられません。
ママって無力ですよねぇ。
思い出すだけで泣けて来ます。

だけど、ママが休める場所になってて良かったなと、今なら思えます。
社会って楽な事ばかりじゃないから。
そんときに、逃げ場があるか無いかで、人って違うと思うんですよねぇ。
自分が、誰かの逃げ場になった事実は、私が生きている理由を見せられたようなものですもんね。
あの体験は、武士にも私にも大事なことを教えてくれました。

今、その時に武士を助けてくれた子と、大学で同じコースなので仲良しです。
長身ハンサム、イギリス系のジェイムス君です。
ヲタク同士、引き合うモノがあるのでしょう。
ジェイムス君、バスケの選手になる夢を持っています。武士は剣道。面白いコンビです。

あとはなにかなぁ。

子供の前で感情を抑える事はしませんでした。
ってか、私も若かったから抑えられなかった(^^;)

ぎゃあああああああああ と、怒鳴っている時は、逃げろ!と教えました。
いつまでも、そこに居るな!
居たら、さらに怒鳴られるんだから!!

と、1人二役っすよ。
父親居ませんから。

感情は抑えられないし、逃げて欲しいし、もう自分をコントロールするのが大変(笑)
息子、最後には、要領よく逃げれるようになりました。
それが、処世術となって社会で生かされる事を願います。。。

こんなんですかねぇ。
ずいぶんと前の話しなんで、忘れてる事も多いし、脚色しまくっているかもしれませんが、おおよそこんな感じでしょう。
とにかく、一緒に遊んだり勉強したり、くっついていた記憶しかありません。
ゲームしても本読んでも、いつも3人一緒にリビングルームに居ました。
同じ部屋で別々の事をしていても、一緒に部屋に居ました。
それは、今も、ほぼ同じかなぁ。

みんなでリビングで好きな事をすると、モノが溢れてすぐに散らかるんですけど、そしたら3人で片付けたら良いし。一緒に居るって安心しますもんねぇ。そっち優先かなぁ。

ってな感じです。

また、リクエストいただいたら、書いてみますねぇ。
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無添加のだし

2009-12-18 20:40:00 | Foods(レシピあり)
素材力 重宝しています。
http://www.rikenvitamin.jp/products/dashi/sozairyoku/brandstory/index.html

醤油大さじ3 酢大さじ3 素材力1/4 ごま油 大さじ1

これで、特製ドレッシングができあがり。
これ、冷やし中華のタレにもなる。

我が家では、とっても重宝しています。
炒め物、煮物、何でも使えます。

醤油って意外と何にでもあって、イタリアンリーフのサラダに、トマト、1.5cm角切り、ローストチキンかツナ缶(油無し)、これをベースに、ドライクランベリーや生のブルーベリーを入れてみましたが、ぴったんこ!

醤油とブルーベリーって、へぇ~~って感じです。

フルーツは酸っぱくてもサラダだったら、あまり気にならないのが良いところ~
リンゴも、大丈夫だったなぁ。

今度は、イチゴで試してみようかなぁ。
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ママ、お腹大丈夫?

2009-12-17 20:19:55 | 子供ネタ
1人用のコーヒーフィルターで、コーヒーを落としてくれる美鞠ちゃん。
これが、どこのエスプレッソマシーンよりも美味しい。
コーヒー入れて、牛乳を入れるのがお決まりなんだけど、牛乳が古くなってたらダメでしょ?
そんな時は、オーガニックの蜂蜜を、小さじ大盛り一杯入れる事になっている。

んで、美鞠ちゃん。
「ママ、コーヒー入れて~ ミルク入れて~ お湯入れようかと思ってぇ~」

ママ「ええぇ~~~!!! 美鞠!ミルク入れちゃったの??? 腐ってるからダメだって言ったじゃない~」
美鞠「えええ~~~!! 腐ってるのぉ~~~???」
ママ「いや、だから、今、腐ってるから捨ててって言ったら、あんた『流しておくね』って言ったじゃない???」
美鞠「あ、あ、あ、そうだった!! ママ、お腹だいじょうぶ???」
ママ「ええええ~~~!! まだ飲んでないし!! ってか、まだ、コーヒーもらってないし!!」
美鞠「あ、だから、この間、コーヒー入れた時にミルク入れたから~」
ママ「ええ??? いつの話し???」
美鞠「ほら、あれ、この間~」
ママ「えええ??? あんた!腐ってるミルク飲ませたのかい!!!」
美鞠「きゃははっ!ママ、大丈夫~?」
ママ「その時は、腐ってなかったんだよ、きっと(@@;)」

だから、ミルクは入れる前に日付をチェックして、匂いを嗅いでダブルチェックしろって教えたのに忘れてやがる。。。
手抜きを覚えて来た美鞠ちゃんでした。



今日あたりから、始まりましたよ。
クリスマストレーディングタイムが。
クリスマス前は、ショッピングセンターが閉まる時間が遅くなります。
今週は、夜10時まで。
来週は、夜12時まで開いているらしい。
ばっちり、全店、フードコートまで開いているらしいから、フードコートの従業員はヘロヘロ~
ごめんね。
助かっています。

今日は、今日だけの1日バーゲンで、DSが10%引きだったので、美鞠ちゃんに新しいDSをゲット。
アドバンスのゲームを遊びたいから、古いタイプで良いって言うし、再びピンクをゲット。
クリスマスまで開けちゃいけませんっ!
ツリーの下に置いておきますっ!
25日の朝に開けましょうね。

武士は、アディダスとリーボックの靴が、2足で$120だったので、それをゲット。
靴が汚いのは許せるけど、穴開いてたり、裂けてたりするのは見苦しい。
「たけ、フットボールやってないのに、どうして穴開くんだろう?」

良いんですよ。
男の子が、靴に穴開けないと、違う心配と気遣いをしなくちゃいけませんから。
とりあえず、男の子として扱って良いんだから、ママ的にはオッケーです。

武士に言われて気付いたけど、自分の物を何も買ってなかった。
欲しい物無いんだよねぇ。
細いからだが欲しいかなぁ。
Wiiフィットと、ステップ台や、ボードカバーなんかが、ママの欲しい物かな。
それは、昨日買っちゃったし。

みんなで使える物だけど、みんなで健康になれるなら、ダブルでハッピーだ(^^)
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いやぁ~ 複雑、美鞠ちゃん

2009-12-16 22:30:22 | 子供ネタ
昨日のクリスマスパーティーは、障害児の学校なんだから、遠慮しないでプレイグラウンドで遊んで来たら良かったのに、小さい子がいっぱい居たから恥ずかしくって遊べなかった美鞠ちゃん。

今日、チョコレート屋さんで、ちょっと聞いてみた。

ママ「みまりー 今年のクリスマスプレゼント何が良い?」
美鞠「わかんなーい」
ママ「サンタさんからは、何貰いたい?」
美鞠「ダメだよっ!ママ!もう、ダメだよっ!」
ママ「なんで?」
美鞠「だって、みまり、子供じゃないよ」
ママ「良いんだよ。頭の中子供だから」
美鞠「だめだよ。みまり、大きいし。。。」

顔を真っ赤にして、焦って言う美鞠ちゃん。

ママ「それじゃーさ、サンタ専用のポストにお願いの手紙だそうよ」
美鞠「ダメ!絶対にダメ!恥ずかしいよぉ~~~!!」

ショッピングセンターに、サンタが来て、一緒に写真を撮ってくれるのだけど、子供たちは彼らをホンモノのサンタだと信じて大きくなるんだ。
16歳の美鞠ちゃん、実は、まだ、彼がホンモノだと思っている(笑)

ママ「あのサンタさんにお願いしたら良いよ」
美鞠「ダメだって、ダメダメ!ダメだよぉ~ ママぁ~」

すんごい困った顔が、また、可愛くて~~~
おやじ全開のママであった。

気持ちは、プレイグラウンドで遊んで、サンタに手紙書いて、プレゼントが来るのを楽しみにしてる5歳児程度なんだけどなぁ。
身体は16歳。
顔は12、3歳。
数学は、16歳。
言語能力は、8歳。

なんとも、ちぐはぐな発達です。
慣れなのかなぁ。
こんだけアンバランスで、よく頑張ってるよなぁ。
あの子の努力って、想像以上なんだろうなぁ。
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