marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(66回目)

2016-07-23 20:38:52 | 日記
◆世界のベストセラー聖書を読む◆
キリスト者は何かにつけアーメンという言葉(「その通りです、真実です、信じます」の意)を言うが、どうしてか? 特に第8章ではそのことが言われ続けて行かねばならないであろうことが書かれた内容でした。我々、人間がそもそも理解する、納得するという行為は、頭の中に先理解の知識や体験があって、それが目の前に示されたり理解されるであろう内容で話されたりするとき、初めて理解したということが言えるであろうと思う。それは頭の中で自分にあったもの(先理解)と言われたことがつながった、整理されたという時に・・・。ところが、第8章でイエスの言葉は、旧約聖書の専門家たちにも「分からないであろう」を連発する。14節:しかし、あなたがたは、わたしがどこから来て、どこへ行くのかを知らない」19節「あなた方は、わたしをもわたしの父をも知っていない」21節「わたしの行く所にはあなた方は来ることができない」23節「あなたがたはこの世のものであるが、わたしはこの世の者ではない」24、28節「そういう者であること」「わたしの事を信じなければ罪の内に死ぬことになる」
◆正直言えば、「相手が知らないことを分かっているのに、まだ分からないのか」と言われてもねぇ・・・という感じ。しかし、イエスは自分が父といて聞くままを語り行っていているのだから信じなさいと言われる訳です。旧約から時代が下り、イエス自身が当たり前のように見ている天の行き来の真理を語っているのにどうして信じないのかと。まして殺そうとしていると。こと人が信じる宗教というものは何となく理解→体験→納得ですべてが同時性のものであるようだ。
◆イエスの宣言はここに見られる。(42節)「神があなた方の父であるならば、あなた方はわたしを愛する筈である。わたしは神から出た者、また神から来ている者であるからだ。わたしは自分からきたのではなく、神から使わされたのである。」(51節)「よくよく言っておく。もし人がわたしの言葉を守るなら、その人はいつまでも死を見ることがない。」(55節)あなた方はその神を知っていないが、わたしは知っている。もしわたしが神を知らないというならばあなたがたと同じ偽り者である。しかし、わたしはその方を知り、そのみことばを守っている。」(58節)「よくよくあなた方に言っておく。アブラハムの生まれる前からわたしはいるのである。(つまり永遠なる天の父の元で共におられたという意味)」
◆最後に僕の好きな言葉を書いて第8章を終わることにしよう。(32節)「真理はあなた方を自由にする」・・・Ω