(折敷に盛り付けられた点心)
当日は半東AYさんが腕まくりで点心を作りました。
ご自分が出来る懐石で献立を考え、12月初めには試作品を食べさせて頂いたり、熱心に取り組んでくださいました。
お出しした点心は(写真左上から時計回りで)柚子なます、たらとしめじの湯葉巻(銀餡、しょうが)、生麩田楽(南京麩と餅麩)、鶏肉と生姜の炊き込み俵ご飯です。
後から煮物椀(海老芋饅頭、三つ葉、柚子)をお出ししました。
車の方がいらしたので、一献はノンアルコールのスパークリング白ワインです。
SKさま、Yさま、お口に合いましたか? 量はいかがでしたか?(・・・実はお二人は懐石名人なのです)
AYさんは佐藤愛真先生の懐石教室で勉強中で、この度初めて点心に挑戦しました。献立、買い物、試作、調理、盛付など一人で全部やられて大変だったと思いますが、とても良い勉強と素晴らしい経験になったことでしょう。
暁庵の役割は口出しせずにすべてお任せして、味見と小さなサポート(出汁用の昆布を漬けておく)だけでした。
水屋でお相伴し、特に熱い煮物椀の海老芋饅頭が美味しかった!です。点心なので7割くらいの量でよかったかもしれません・・ネ。
ご馳走様でした!
(美味しい煮物椀(海老芋饅頭、三つ葉、柚子))
中立となり、待合へ動座していただき、そちらで主菓子をお出ししました。
主菓子はクリスマスツリーのような練切、銘「もみの木」(旭区都岡の石井菓子舗製)です。
菓子器はガラス鉢、3人の天使が支えています。
中立の間に亭主と半東は大忙しです。お軸を掛け、湯相と火相を整えました。風炉の炭を使用しましたが、初炭の炭がびっくりするほど早く尽きてしまい、湯はしっかり沸いていました。後座に備えて炭を足しました。
後座は暗くし蝋燭の灯りで濃茶を差し上げたかったので、雨戸を閉め、蝋燭に火を灯しました。
床にペルシャ模様の小灯し(洋蝋燭)を置き、点茶盤に織部焼・南蛮人燭台に20匁の和蝋燭(大森和蝋燭屋製)を灯しました。
(お気に入りのペルシャ模様の小灯し・・・鈴木盛久製)
暗闇の後座・・・後入りの合図は陽の喚鐘を打つことにしました。久しぶりの喚鐘ですが、心を込めて打ちました。
大・・・小・・中・・中・・・大
(我が家の喚鐘・・・めったに打ちません)
喚鐘は大中小を打ち分けるのが難しいですが、そのように聞こえたかしら??
茶道口から後座の席入りしていただきました。つづく)
令和6年クリスマス飯後の茶事・・・(3)へ続く (4)へ (1)へ戻る