新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

1月22日 その4 「トランプ大統領の就任演説から」の訂正版です

2025-01-22 13:56:50 | コラム
天上天下唯我独尊:

あの演説について、今朝になってこの表現を思い出した。

今朝は毎度の事だが、ジムで時間が充分に取れず、New York Timesの一面の見出しだけをほんの少し読めた。

そこには「トランプ大統領は誰にも遮られる事なくやりたい事をやっていくだろう」との記述があったが「パナマ運河を中国に取られたというような事実を誤認した事を言っていた」との皮肉もあった。

矢張り、NY TIMESはここまで来ても、反トランプの姿勢を維持しているのだ。本来ならば、近用のメガネも持ち込んで、ジックリと読めばよいのだが、1時間に1本しか運行していないバスの時間が切迫していては、見出しだけに終わるのも致し方ない。

1月22日 その3 トランプ大統領の就任演説から

2025-01-22 13:37:04 | コラム
天上天下唯我独尊:

あの縁雑について、今朝になってこの表現を思い出した。

今朝は毎度の事だが、ジムで時間が充分に取れず、New York TIMESの一面の見出しだけをほんの少し読めた。

そこには「トランプ大統領は誰にも遮られる事なくやりたい事をやっていくだろう」との記述があったが「パナマ運河を中国に取られたというような事実を誤認した事を言っていた」との皮肉もあった。

矢張り、NY TIMESはここまで来ても、反トランプの姿勢を維持しているのだ。本来ならば、近用のメガネも持ち込んで、ジックリと読めばよいのだが、1時間に1本しか運行していないのバスの時間が切迫していては、見出しだけに終わるのも致し方ない。

1月22日 その2 1月21日は忙しかった #2

2025-01-22 07:57:40 | コラム
ドナルド・トランプ大統領に思う事:

鴨川の流れと賽の目は:

昨夜(で良いと思うが)に、トランプ新大統領の就任演説を何度も少なくともBSの3局で、有識者/専門家の解説を交えて聞いていて思い当たったことが、この白河法皇の有名な(のだと信じている)お言葉だった。

トランプ大統領は何でも「アメリカファースト」であり「自分ファースト」を支えていくだろう政策や方針を思い付いたら、即座にそれを発表して新政策に盛り込んで、何者にも遮られることなく実践していけるものだと確信しておられるので、迷いがないと感じた。

アメリカ合衆国の大統領は全知全能と言うよりも「思い立ったあらゆる政策、方針、作戦、実行の方法、演出等々は全て意の赴く儘にして宜しいとの権限を与えられている」と、誰にも諮問することなく確信しておられるのだと思わせられた。だが「ハドソン川の流れだけは逆流できないのが残念だ」とはお考えかなど思った次第。

あの就任演説で力強く、自信に満ち満ちて発表された新政策はそういう視点に立てば、「アレッ」と思わせられる新規の問題提起はなかったと思う。「そればかりはご無理でしょう」とか「Executive orderに署名されても議会は予算をつけないでしょう」と思わせる点も多々あったが、忠誠を誓った閣僚も側近も考え直させる立場にはいなかったのだろうと思って聞いていた。

既に述べてあったように「国内外に色々と正と負の影響を与えそうな多くの政策が、何時までに何処でどのように実現されていくのか、白河法皇が諦められた賽の目ですら思うように出して行かれるのか」に注目していくしかないと思っている。

だが、私はそれでも「関税」と「External Revenue Service」だけはどうしても理解できないし、未だに貿易というか輸出入という仕事の実態や専門語等々の実務を理解しておられないようだと見ている。我が国の報道機関も「おかしい」と受け止めていないとおかしいのだ。就任演説でも「アメリカ向けに輸出してくる国からは税金を取るのでERSを設立する」と言う意味に取れる事を言っておられたと聞いた。

その中でもtariffを動詞の形で使っておられた。色々と調べてみると「希には関税を輸出してくる国にかけるという事もある」との解説もあった。トランプ大統領に演説を聴く限りでは「メキシコとカナダから関税を取る」と確信しておられるようにしか聞こえなかった。

問題だと思う点は、非常に素直に「他国からの輸入が減れば、国内の需要な国産品に向くのでjob(雇用という意味ではない)が増えるので、支持者の労働階層の雇用が安定する」と確信しておられる点だ。解りやすく言えば「憎きメキシコと、日本から入ってくる乗用車を関税で閉め出せば、デトロイト産の自動車が売れるのだ」と信じて疑っておられないのだ。

私流に言えば「国内の労働力の質に問題山積だったので、国内の製造業が衰退し、GAFAMが栄えた事情は無視されたのか、ご存じなかったのかの何れか、あるいは両方だと思う。アメリカの消費者が一斉にトヨタやドイツ車から国産車に乗り換えるのだろうか。LAのFashion districtの中国産のTシャツを安価で売っている繊維問屋の、膨大な数のヒスパニックの売り子たちはどうするのだろうか。

同じことを繰り返して言うが、どのように展開していくかを見守っていく事しか出来ないと思う。石破さんはあの演説を聴かれても「充分に討論が出来るだけの体制が整うまでは、トランプ会談の予約を確定しないお積もり」のようだ。

ここまで纏められるようになるまで、昨夜は無い知恵を絞って考えるので忙しかったのだ。


1月21日は忙しかった #1

2025-01-22 06:48:21 | コラム
ST教授と定例の懇談会兼放談会:

トランプ大統領:
教授は冒頭アメリカの大手IT企業の経営者たちがトランプ次期大統領にあからさまに恭順の意を表して多額の献金をした事に、驚きを表しておられた。要するに「トランプ次期大統領の威力がそこまで凄まじいのか、あるいは慧眼の経営者たちは(ビル・ゲイツ氏は就任式にその姿は見えなかったが)トランプ政権下では如何に振る舞うべきかを見通したのかの何れであろう。

懇談会の時点では就任演説を聴いていなかったのだが、トランプ大統領が何を言い出すのかの大凡の見当はつくし、最早我々はトランプ大統領が何か新機軸を打ち出されようとも驚かないような免疫が備わってしまったので、今後の成り行きを見ていこうという辺りで落ち着いた。

自由民主党の劣化:
教授の意見は「要するに『政治資金規正法の収支報告書不記載問題』に対する、自由民主党とその所属議員たちの対処仕方の拙劣さから見えた質の低さ意に改めて失望させられた」という事なのだ。「隠すより現れる」と言われているのに、実態を隠すことに汲々となって遂に今日の惨状を招いたという指摘。そこに、新たに東京都議会の自民党も同じ問題を起こしていた。

自由民主党の幹部が最初から正直に説明しておけば、朝日新聞の「裏金」呼ばわりも生じなかっただろうにという事。この問題が示してしまったのは「党そのものの劣化だけではなく、議員の質にも疑問点が多々ある」と、教授も私も見ているのだ。

フジテレビ問題:
私はこの件が否応なしに示してしまった事は「この会社の経営陣の質に問題がある点」なのだが、あの記者会見における港社長の論評のしようもないほどの不適切な対応は、取り返しのつかない大失態だったのである。スポンサー様から反応がないとでも考えていたのだろうか。

近頃は何か企業体として失態を演じると、経営者(取締役)たちは自ら対処・対応に当たろうとせずに「第三者委員会や外部の有識者を招いて処理して真相を明らかにします」と、見事なほどの責任逃れを演じる。自社内で起こった事案の処理を他人に任せるという方法を、おかしいと思わない感覚がおかしいと気が付かないほど、経営者たちの質が劣化したのかと疑いたくなってしまう。

これらの事柄以外をも含めて、多くの話題を取り上げて懇談したが、上記の3点に最も時間をかけて意見を交換した充実の90分間だった。