一寸驚いたことがあった:
この会社は富士通のグループ会社で、以前は「富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社」から社名を変更したのである。このFCNTは「らくらくスマートホン」の開発会社なのだそうだ。それだからかどうか、私のらくらくスマートホンには毎日のように「らくコミュニュース」と題したメールが入ってくる。この分野の事情に暗い私は「これは何処かのIT会社が勝手にニュースのメールを送りつけてくるのだろう」程度に考えていた。
だが、今週になってしつこく¥7,990で血圧も測れるスマートウォッチを売り込む広告も含まれるようになった。それを奇異に感じてFNCTを検索してみて、初めて富士通のグループ会社だと解った。実は、慢性心不全患者である当方は、一寸魅力的かとも思ったが、超後期高齢者として通販は好みではないので、何となく見送っていた。
ところが、本日の産経新聞には「FNCT社が1700億円だったかの債務を抱えて民事再生法の保護を申請」と出ていたのには、昨日の今日のことであり一寸ビックリした次第だ。富士通ほどの会社のグループ企業でも、そういう事態になるのかという驚きでもある。しかも、このアパートの2階から飛び降りるくらいの決意を固めて、一昨年にドコモからの度重なるDMの為に、97年から使い始めた「ガラケイ」なる物かららくらくスマートホンに切り替えていたのだった。
「なるほど。そういう苦境に立っているのだから、ニュースの他にあれほど繰り返してスマートウォッチ売り込んでいたのかも知れないな」とも受け止めたのだった。でも、民事再生法が適用されればニュースも来なくなるのかとか、何かサービスをしてくれなくなるのかと、ほんの少しだけ不安になっていた。しかしながら杞憂だったというか、他人の疝気を頭痛に病む必要はないと先ほど知ったのだった。
それは、午前中に2回もらくコミュのメールが入っていただけではなく、スマートウォッチの売り込みもあったし、モニター会員に加入のお誘いもあったからだ。何れにせよ、血圧を測定するスマートウォッチは経済的な価格では入手できないとも聞かされているので、もしかして¥7,990は「お買い得」だったのかも知れないと考え込んでいる。
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