どのような結末に持っていくのか:
斎藤元彦兵庫県知事の問題:
事の次第は百条委員会での質疑応答や、専門の法律家の説明を聞いて漸く見えてきたと思う。マスコミの報道の仕方とその論調に依れば、情勢は斎藤知事が圧倒的に不利であるとしか見えない。だが、彼は自らの非を認めれば負けであると良く分かっているのか、分かっていないのか見通せないが、頑として譲らない。県議会の辞職要求を聞いても顔色すら変えていない。凄い精神力というか、その強さかと思わせられる。
先ほど、テレ朝だったかで議会解散に打って出れば、どれほどの費用がかかるかを報じていた。だが、あの頑迷さではその公費の出費を厭わずに解散して、自己の正当性を確認しようとしかねない気さえする。引くに引けなくなったのだろうか。だが、脳裏に何時もこういう場合に浮かんでくる不吉な言葉は「野垂れ死」なのである。斎藤元彦兵庫県知事はそこまで読めていても態度は変えないように見えるので気になるのだ。
自分の体面を維持する為には「百万人と雖も我行かん」という固い決意で県民の迷惑など顧みない姿勢なのだろうかと、本当に気になっている。
マイナンバーカードを健康保険証に使う:
河野太郎大臣は「一旦言いだした以上は、自分の名誉と面子の為には何があっても引く訳にはいかないのだ」と言わないだけで、絶対に変更することはないと言う確固たる姿勢だ。そうすることが、どれほど医療の面や病院や医院等の為になるのかを、具体的に語ったことはなかったように思う。だが、至る所に10種類はあるというあの機器が用意されている。
専門家の萩原博子さんの解説では「メリットはなくて12月2日以降でも「紙」が使える体制が維持される」とかだ。河野大臣にとっては今更落とし所などあり得ないのであろうと見える。小林鷹之氏も変更せずと言い出したのも気になっている。
IDだかパスワードの記録を喪失した当方は、既に4回ほど顔認証で無事に関所を通過した経験がある。従って、多少面倒ではあるがマイナンバーカードのみでも何とかなるという自信のようなものは持っている。だが、何故そうしなければならないのかは分からないので、投げやりになって言えば「マイナンバーカードでも従来の保険証でもどちらになって構わないが、全国一斉に切り替わると誰が受益者になるのかな」と気になっている。
だが、河野大臣も岸田総理も何故そうするべきなのかを、詳細に繰り返して説明していないとしか思えない.総裁選に立候補しておられる河野太郎大臣に好感を持てない原因はこの辺りの強行突破姿勢にあるように思う。
イスラエル対ハマスの件:
イスラエルと言うか、ネタニヤフ首相が絶対に譲歩しないとの見方は、何人かの中近東駐在経験者と知人から聞いている。それはそれとして、未だに良く理解できないことがある。それは、マスコミのガザというかパレスチナ寄りの報道姿勢である。彼等の取材源がパレスチナ側とイスラエル側のどちらにあるのか知らぬが、ハマスの詳細な動静を報じているのを聞いたことがない。イスラエルが争っている相手は侵攻してきた人質まで奪ったハマスだと思うが。気になって仕方ない。
ガザの住人たちが武器を以てイスラエル軍と戦って死傷者が数多く出ているのだろうか。何時もテレビの画面に出てくるのは家族や幼児を失って慟哭するパレスチナ人たちのようで、ハマスの戦士たちではないようだ。私はハマスもあれほどイスラエル軍に攻め続けられれば、多数の死者が出ているのだろうと思うが、マスコミ報道ではガザに住む人たちの死傷者の数しか報じられていない。それで済む話なのだろうか。そこまで伝えていないのが気になっている。
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