普通の人が天才になれる! Jカーブの法則(世の中を支配する不思議な曲線)野崎美夫フォレスト出版このアイテムの詳細を見る |
Jカーブとは、経済対策の法則として出てきたもので、問題に対する対策をとってもまずは「潜在期」という「ゼロ・マイナス成果」の時期を経て、その後、下降期、ボトム期、浮上期、顕在期という形で成果に繋がるという考え方。
潜在期から顕在期の結果の出方というのは、一度何をしてもほんとうにうまくいかない時期を経ることから、Jカーブを描くことからその名がついたという。
成果が出ない潜在期にどれだけ力を全力で出し切り、成果が出てきた顕在期にどれだけこれは幸運のおかげだとして、謙虚になれるか。このことが一番重要だという。
変化をJカーブに乗り出し続ける上で大切なのが、
「動態慣性の法則」にのり、ゼロ・マイナス成果の時期にも変化だとして現状を嘆くことなく受け入れ、新しいチャレンジを続けることが重要だという。
Jカーブという考え方を知ることで、どん底のいるときでも、浮上することを信じ抜き、浮上しないことに対し焦らず、行動を続けるということの大切さを教えてくれる本である。
潜在期には、周りの人々に謙虚に学び続け、顕在気になる頃には自分のやり方ができている。
天才といわれる人は潜在期にも、顕在期にも自分の平凡さを非凡さにかえる執念にも似た努力を積み重ねられる人であるという。
表紙にある「あきらめそうになったときに読む本」というのは、本当である妙な感傷主義に陥ることなく、パワーをくれます。