スティーブ・ジョブズ 危機を突破する力竹内 一正朝日新聞出版このアイテムの詳細を見る |
時間はない。焦るな。でも、自分のペースをあげろ。
Apple日本法人元社員による著作。スティーブジョブズの人柄。成功のポイントを6つにカテゴリー分けし分析している。
~成功者は「ない」から考え始める。
アップルのスタートもジョブズが中古車のワーゲンを売り払い、ウォズニアックがヒューレットパッカードの電卓を売り払ったことでの軍資金からスタートしている。
スティーブジョブズ成功の6つのポイント:
1.処理するな解決せよ
ジョブズのマネジメントスタイルが他と違うのが、ビジョンを示し、実行のプロセスまで深く関わっていくこと。
2.カネ不足より「夢不足」を補え
ビジョンは信念として所属組織に任せず、自分の価値観として持つことでこそ、よい仕事ができるようになる。
「べき」より「好き」を仕事にせよ。
3.対立ではなく、両立を求めよ。
相互に刺激し合い、よいものを盗み取ることで成長を渇望せよ。
☆まねる人は前進する・盗める人は飛躍する
スティーブジョブズも現在でこそ、神がかったプレゼンテーションスキル・圧巻のマーケティングスキルをもつが、それもインテルの広告を斬新に手がけたレジス・マッケンナとの出会い。スカリーとの出会いによる、コンシューマーマーケットへの知見の獲得から、知恵を盗み自分のものにしてきたことで達成されている。
4.近道は疑い、遠路を信じろ
自分の考えに忠実に飛び回れ。光に群がる虫になるな。光を放つ虫になれ。
5.やめるな。だが変えろ。
ジョブズは失敗も多いが。点をつなぐことで成功へと歩みを止めることはなかった。
[世間に対するスタンスの持ち方]
世間は自分が思っているほど自分の言動を真剣には見ていない。だからこそ、手のひらを返すような無責任な批判ができるのであって、そんな世間を気にするいつ用など全くない。自分がやっていることは将来必ず何かの役に立つと信じる力が、そんなまわりの無責任な批判を吹き飛ばしてくれる。(157頁)
[失敗と成功に関する心の持ち方]
「失敗とは、成功する前にあきらめることだ」と経営の神様といわれる松下幸之助は語っているが、言い換えると、失敗からいかに立ち直るかが大切なポイントである。(167頁)
◯ジョブズもそうだったが、恥を乗り越えることで新しい自分に出会える。
[覚悟の持ち方]
「ディランもピカソも、いつでも失敗を恐れなかった。失敗をかくごでいどみつづける、それがアーティストだ。」(185頁)
6.自分に問え。答えがある。