現代思想の中で「時間」は大きなテーマとなっています。
アインシュタインの相対性理論では時間を相対的なものととらえ、絶対的な時間はないとされています。もちろん相対性理論は純粋に科学的な理論なので本当は簡単に言い換えてはいけません。しかしあえて不正確なことを言わせてもらうと、時間というのはそれぞれの観測者によって当然違うものなのです。観測者はそれぞれの運動の中にいて、違う時間が流れの中に生きています。みんな違う時間が流れていくのです。
ポストモダンは価値観の多様化に向かって進んでいきます。これはあきらかに直線的な時間観とは別の時間観です。
わたしたち現代人の多くは時間に追われていきます。そしてそれに負けまいとなんとかその日を暮らしていきます。それは本当に幸せなのか。自然の中で時間を意識しない生き方のほうがいいのではないか。ポストモダンは私たちにそんな問題を投げかけています。
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