東京老人Tokyorojin

こごとじじい増山静男のブログです。

佐渡の旅 2

2007年08月13日 13時50分30秒 | 国内旅行
12:40
観光バスの発車
28名である。



まずガイドさん(40歳?)と運転手さんが佐渡おけさを歌う。なんてうまいのだろう!!!
ガイドさんの説明なんて上手なんだろう。せりふは道にぴたりあってアドリヴもまぜている、ガイド方言だけもう少し気をつければ最高だ。おみやげやに連れて行くときも実に自然にふるまっている。本土より少し遅れて、最高の女性がガイドを勤めている。

陶芸苑
なかなかの焼き物だ。



防衛道路
レーダー基地が大佐渡山脈最高峰金北山にある。そこに上る道路を使わせてもらっている。
軍用道路だからものすごい上りであっという間に600メートルを上り、佐渡の南半分を一望にする。



軍用道路の半分は硬くガードされており、さすが北の最前線だ。



気になるのは山のいたるところで、木が枯れているのだ。白い木の残骸はどこにでもあり、もっと深刻なのは集団で枯れ木が発生していることだ。中国、沿海州方面の空気なのか調査やっているのか?

佐渡金山
なんで世界遺産じゃないの。石見銀山が遺産でこちらがそうでないというのは解せない。リアルな蝋人形や間部の造り、どうみても銀山よりうえだ。
沖合一里に灯台があり、坑道はなんとその下まで伸びていたそうだ。総延長400キロ!!!岩盤が固く、そのままでもめったにくれんくづれないので坑木係りの人は鼻歌だった。
相川の狭い地区に5万人!!!日本のGNPのほとんどを生み出していたんじゃないか?



尖閣湾・揚島遊園透視遊覧船

本日就航と書いてあったが、やばい、さっきは海が凪だったのに、今はものすごい波しぶきがたっている。バスの中で乗る人いますか?ときかれて、奥!がまず「ハーイ」と手を上げるものだから、海の様子なんか気にしていないのだ。手を上げなければ今日はやめだったのに、、、後4,5人でいくことになった。



船に乗るとき6人がかりで押さえている。ちょっと外海にでかけると、やば、やば、ゆれる、ゆれる、もう停止して透視するなんて段じゃない。運転手は懸命に操縦して横から波が来ないようにしているが、、、、前に乗っているおじさんと「帰ってくれ~~~」とどなる。

大波が来て、操縦室(まえ)からバッシャンと波をかぶってしまった。船を方向転換するだけで大変だ。何とか桟橋に戻れるか五分五分である。救命胴衣は座席下だけど投げ出されたら着られないだろうな。窓は開けておくほうがいいか、閉めたほうがいいか、とにかくよく捉まえておこう。

尖閣湾遊覧船転覆2人不明、なんてテロップが頭の中に流れる。



ついた!!!帰れた!!!運転手の引きつった顔、とにかく帰れてよかった。陸の全員で船を押さえてお客をおろし、みんなで喜び合ったのだった。




船が無事でよかった。
最初からイノチガケでは後どうなることやら。