東京老人Tokyorojin

こごとじじい増山静男のブログです。

立川談志の芝浜

2011年12月29日 08時40分18秒 | Weblog
12月29日



昨日東京MXテレビで談志の芝浜をみた、長い話で当然コマーシャルがなくいい番組であった、飲んだくれでどうしようもない魚屋、ただいい仕事だけはできる、その点にほれた女房だったが、芝の浜で拾った財布に42両、見た亭主は友達を連れてきてどんちゃん騒ぎ、それを夢だったことにしてその後3年、酒をやめた魚屋は一心不乱に働いて裏長屋から表ダナに移り、たたみも一新というお話だ、

談志のはなしに涙がとまらなかった、

談志のはなしはとてもいいのだが、彼自体が酒飲みで高座でも酒のにおいがする(様な気がする)はなしの構成はいいんだけど高座で考えること(アドリブである、こんな単語を忘れては困るな)が多くて安心して聞けないところがある、えんしょう(円の昔の字・パソコンでかけない)のはなしは肝心なところではきちっと作ってあって、安心感があったな、一昔前のこれら落語家、えんしょう、志ん生ほんとによかった、えんしょうは、わたしが6年生ごろ、町内のお祭りのとき仮設舞台できいた、こんな上手な噺ができるものかと心底感心した、そのころ私は本気で落語家を志望していたのである、

落語家になっていたら~~~いまごろパソコンではなく、テレビで皆さんにおあいしていたのだなあ。