●公示地価、東京都が全用途平均で15年ぶり上昇
国土交通省が23日発表した2006年1月1日時点の公示地価は、東京都が全用途平均で前年より1.4%上昇し、15年ぶりのプラスとなった。東京、大阪、名古屋の三大都市圏の商業地も15年ぶりに上昇に転じた。堅調なオフィス需要や住民の都心回帰を背景に、大都市圏を中心に地価の下げ止まり感が広がっている。全国平均はマイナス2.8%と15年連続の下落だが、下落幅は2.2ポイント縮小した。
全国平均は商業地、住宅地ともに2.7%の下落。1991年のピーク時と比較すると、住宅地は約46%下落し、バブル前の86年の水準。商業地は約7割下がり、比較できる1974年以降の統計で最低の水準となっている。ただ、前年と比べると住宅地は3年連続、商業地は4年連続で下げ幅が縮小した。
東京都は全域平均で反転した。前年は千代田、中央など都心5区で上昇。今年は都内全域の商業地で2.9%、住宅地で0.8%上昇した。都心5区の住宅地はすべての調査地点が上昇。商業地も98%が上昇した。
●建築研究所など、ホルムアルデヒド発生源をシートで簡単発見
独立行政法人の建築研究所と総合科学研究機構は、シックハウス症候群を引き起こすとされるホルムアルデヒドの発生源をその場で簡単に突き止められるシートを開発した。壁や天井に取り付けて色の変化から濃度を調べ、発生場所を見つける。4月からシナジー総合研究所(茨城県つくば市、泉屋亨社長)を通じてサンプル出荷する。
開発したシートはホルムアルデヒドに触れると黄色からピンクに変色。濃度が高いほど色が濃くなる。壁や天井など発生源と疑われる場所に張り付けて2時間程度たってから色の変化を調べ、ホルムアルデヒドの濃度を比較して発生源を特定する。リン酸ヒドロキシルアミンとホルムアルデヒドの反応を利用した。サンプル価格は、シート10枚と取り付けるアダプター、濃度を判定する色スケールのセットで2500円程度の予定。
[3月24日/日経産業新聞]
●松下電工、用途に合わせた住宅用照明器具
松下電工は部屋の使い方やタイプに合わせて光の向きを設定した住宅用照明器具を発売した。「FIXY(フィクシー)」シリーズの新製品で、ホームシアター向けや寝室向けなど4種類を品ぞろえした。価格は6万8250―10万1850円。年2万個の販売を目指す。
大型テレビでホームシアターを楽しむ部屋向けは、照明が壁面に多くあたるような設計を採用、目を疲れにくくする。寝室向けは天井方向に光を照射し、部屋全体を間接光で明るくする設計にした。リモコンで明るさを調整できる。
[3月23日/日経産業新聞]
国土交通省が23日発表した2006年1月1日時点の公示地価は、東京都が全用途平均で前年より1.4%上昇し、15年ぶりのプラスとなった。東京、大阪、名古屋の三大都市圏の商業地も15年ぶりに上昇に転じた。堅調なオフィス需要や住民の都心回帰を背景に、大都市圏を中心に地価の下げ止まり感が広がっている。全国平均はマイナス2.8%と15年連続の下落だが、下落幅は2.2ポイント縮小した。
全国平均は商業地、住宅地ともに2.7%の下落。1991年のピーク時と比較すると、住宅地は約46%下落し、バブル前の86年の水準。商業地は約7割下がり、比較できる1974年以降の統計で最低の水準となっている。ただ、前年と比べると住宅地は3年連続、商業地は4年連続で下げ幅が縮小した。
東京都は全域平均で反転した。前年は千代田、中央など都心5区で上昇。今年は都内全域の商業地で2.9%、住宅地で0.8%上昇した。都心5区の住宅地はすべての調査地点が上昇。商業地も98%が上昇した。
●建築研究所など、ホルムアルデヒド発生源をシートで簡単発見
独立行政法人の建築研究所と総合科学研究機構は、シックハウス症候群を引き起こすとされるホルムアルデヒドの発生源をその場で簡単に突き止められるシートを開発した。壁や天井に取り付けて色の変化から濃度を調べ、発生場所を見つける。4月からシナジー総合研究所(茨城県つくば市、泉屋亨社長)を通じてサンプル出荷する。
開発したシートはホルムアルデヒドに触れると黄色からピンクに変色。濃度が高いほど色が濃くなる。壁や天井など発生源と疑われる場所に張り付けて2時間程度たってから色の変化を調べ、ホルムアルデヒドの濃度を比較して発生源を特定する。リン酸ヒドロキシルアミンとホルムアルデヒドの反応を利用した。サンプル価格は、シート10枚と取り付けるアダプター、濃度を判定する色スケールのセットで2500円程度の予定。
[3月24日/日経産業新聞]
●松下電工、用途に合わせた住宅用照明器具
松下電工は部屋の使い方やタイプに合わせて光の向きを設定した住宅用照明器具を発売した。「FIXY(フィクシー)」シリーズの新製品で、ホームシアター向けや寝室向けなど4種類を品ぞろえした。価格は6万8250―10万1850円。年2万個の販売を目指す。
大型テレビでホームシアターを楽しむ部屋向けは、照明が壁面に多くあたるような設計を採用、目を疲れにくくする。寝室向けは天井方向に光を照射し、部屋全体を間接光で明るくする設計にした。リモコンで明るさを調整できる。
[3月23日/日経産業新聞]