リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

ダンミツ

2013-02-14 06:00:28 | オヤジの日記
ネットを見ていたら、「女子アイホケ」という表現が目にとまった。
「アイホ娘」と表現しているところもあった。

これは、すぐに意味がわかった。
おそらく「女子アイスホッケー」のことだろうと思った。

意味はわかったが、私の周辺で、女子のアイスホッケーを知っている人はほとんどいないし、まして、「アイホケ」「アイホ娘」などという表現を使う人はいないから、初めてその文字を見たとき、相当な違和感を持った。

たとえば、フィギア・スケートのことを「フィスケ」とは言わない。
スピードスケートのことも「スピスケ」とは呼ばない。

世界陸上のことを、たまにメディアでは「世陸」と略すことがある。
これも、見てすぐにわかったが、その雑な略し方には、苦笑を禁じえない。

それを見て「世界大陸」と間違えた人もいるのではないか(いないか)。

むかし、お笑いタレントの志村けんさんのことを「しむけん」と略して言っている人がいた。

「ら」しか、略されていない。
それなら、普通に「しむらけん」でいいではないか。

世陸は、意味合いが違うが、それと同じように、雑な略し方だと思う。


では、「世界水泳」は、「世水」というのか。
おそらく、そう略して言う人がいるに違いない。
「世田谷水道局」と間違える人はいないのか。


「世界柔道」は、「世柔」ですか。
これも、きっと、そう言うのだろう。
「世界柔軟体操倶楽部」と間違えることは・・・・・。


女子のアイスホッケーが、オリンピック出場により日本中に認知されて、ひとりアイドル的な子がいて人気が出たら、きっと世の中の人の多くは、アイスホッケーのことを「アイホケ」と言って、さも「最初から応援していたんだよ」的な雰囲気を撒き散らして、自慢するんでしょうね。

そして、オリンピックが終わって、数ヶ月もすると、簡単に熱は冷める。

結局、選手たちだけがいいように弄ばれて、ブームは消え去る。

そんなことの繰り返し。

そう考えると、勝手に略されてブームを煽って、使い捨てにされる方こそいい迷惑、という気がしないでもない。


今の話とは意味合いが異なるが、野球チーム代表を「さむらい」、サッカーチーム代表を「なでしこ」という呼ぶ方式にも、私はいまだに馴染めない。
スポーツチームに、「さむらい」「なでしこ」って、いったい何の関係が?

たとえば、「ザック・ジャパン」、「王ジャパン」という言い方の方が、私にはわかりやすい。
すぐにイメージがわく。
(この私の意見には、仲間内でも異論の方が多いので、無理に主張はしないが)


はなし変わって、壇蜜さん、という方がいる。

今は、それが誰のことを言っているのか知っているが、最初、漢字を知らずに「ダンミツ」という語感を聞いて、これは、絶対に何かの名前を略して言っているのだと思った。

ダンドウ ミツゴロウ

ダンダ ミツノスケ

ダンゴヤ ミツベエ

歌舞伎役者の流れをくむ人か、和菓子屋さんの五代目ではないか、と想像した。

しかし、みんなから一斉に「馬鹿だなあ、グラビアだよ、グラビア!」と、軽蔑の眼差しで見られて、無知な勘違いを諭された。


まさか、「ダンミツ」が芸名だなんて、語感を聞いただけでは、想像できませんよ。

皆さん、本当に、すぐわかったんですかね。

私が特別無知なのかもしれないが、そんな日本語は、一度も聞いたこともなければ活字で見たこともない。


しかし、その言葉を知ってから、しばらくは「壇蜜」という言葉が、私の頭を離れなくなった。


ダンミツ・・・・・壇蜜・・・・・。


電車に乗っていて、年配の方たちの会話の中で「あそこのアンミツは、美味しくて・・・」というのを「壇蜜が美味しくて」と聞き間違えて、苦笑いしたことがある。


ちょっと、「ダンミツ」という言葉が、いまクセになっているかもしれない。