日曜日は、父の日だったんですね。
私は、自分に父親の資格があると思っていないから、毎年父の日を忘れる。
あっそう、へー。
しかし、息子と思われる人と娘と思われる人から、毎年プレゼントをもらう。そのとき、初めて父の日だと気づく。もらうのは、財布やらネクタイ、ベルト、包丁、散髪用ハサミ、PCスピーカーなど。
今年は、息子らしき人から、ユニクロの7分丈パンツと若い人が着るような明るい色のポロシャツをもらった。
娘らしき人からは、立派な霧の箱に入った八角箸をもらった。名前が彫ってあった。私には似合わないくらいの豪華なつくりだ。
そのときだけ、なんとなく、俺、父親だったのかな、ということを思い出す。
私の父親は、ほとんど家に帰ってこない奴だったので、私の中で、父親という概念はとても希薄だ。私と母が、こちら側にいて、父と姉は激流の川の向こう側にいる感じだった。だから、家族というのは、母だけという認識しかなかった。
父親なんかいなくても、子どもは育つ。私は、今でもそう思っている。
だから私は、子どもたちが幼いころから、親父風を吹かせないように、子どもたちと接してきた。
俺はいないよ、いないよ、という態度だったから、子どもたちを叱ったこともなかった。
存在感のない父親だ。しかし、子どもたちの学校行事には、必ず参加した。
きっと、まわりからは熱心なお父さんだと思われていただろう。それは、熱心になりますよ。責任があるんだから。
父親としての立ち位置は希薄でも、責任は放棄できませんから。
娘らしき人から「おまえは、父親としてガツガツしていないからな。意外といい父親だぞ」と言われた。
娘らしき人からもらった箸、使っていますよ。なに食ってもうまい気がする。
嬉しいな。
息子らしき人からもらったポロシャツと7分丈パンツも着てますよ。
若すぎねえか。
話は変わるが、友人たちからお叱りを受けた。集中砲火ですよ。
以前載せたブログのことでだ。おまえら、暇だな。俺のブログを読む暇があったら、PCR検査でも受けてこいや。
「おまえな、もっと空気を読め。この閉塞した時期、世の中には、野球の開催を楽しみにしていた人が多勢いるんだ。おまえが興味がないのは、俺たちはみんな知っている、だけどな、みんなは開催を喜んでいるんだ。そんな人たちに、冷水をぶっかけるようなことを言うな。おまえの好きなマラソンのことをけなされたら、おまえだって気分が悪いだろ」
ちょ、待てよ。
俺、マラソンは好きじゃないんですけど。自分でランニングするのは好きだけど、マラソンは興味ないぜよ。見るのも無関心。特にテレビで中継を見るなんて、ホニャララ。
これ以上書くと、マラソン好きの方に怒られそうなので、この話題は自粛。
野球好きの方、申し訳ありません。
一個人の勝手なたわ言を載せて不快な思いをさせてしまい、失礼しました。
(左右の空気に話しかけるように)任命責任は、すべてこの私にあります。国民の皆様には、このような事態になったことを深くお詫び申し上げます。ペコリ1度。
毎回責任があると言いながら、責任を取らない人を私は約1名知っている。
ついでに言わせてもらうと、私は野球選手のことは、尊敬している。練習して練習して高みを目指す姿は尊い。気高い。たっとし。
ただ、プロ野球機構と高校野球連盟、新聞社、NHKのあり方が、気にくわないだけだ。
もう一つついでに言うと、私は自分が野球をするのは好きだ。そして、おそらく誰よりも野球のルールには詳しい。野球のスコアだって書けますから。
昨日の夜、久しぶりに新宿でいかがわしいコンサルタント会社を営むオオクボに、鮨屋で奢らせてやった。
国立の鮨屋だ。今まで1から5回、家族全員で奢ってもらったことがある。なので、今回も家族同伴だ。図々しいな。
私の家族は一つのテーブルに座った。オオクボと私は、カウンターだ。
客は、我々しかいなかった。
板場の人は、マスクをして手はポリエチレンらしき手袋をして握っておられた。包丁とまな板は絶えず消毒しておられた。神経使ってますねえ。ありがたいことだ。
イカがうまいね。イクラがうまいね。またイカがうまいね。イクラがうまいね。イカとイクラしか食っていない。
オオクボの会社は3ヶ月前からオオクボ以外は在宅ワークにしたという。
社員は7人。全員が在宅で仕事できる環境は、すぐに整った。週に一回、会社に来て報告を行うが、その時間は2時間程度。それで円滑に運営しているという。
「そうなると会社の家賃がもったいない、ってことになるよな。だから7月中に事務所は閉めて、在宅で仕事を進めようってことにしたんだ」
オオクボ、おまえ、顔がでかいな。ビッグサイズのマスクを使った方がいいぞ。
今まで会議だけは事務所でしていたが、これからは総武線新宿線有楽町線南北線・市ヶ谷のオオクボの自宅でするという。親から受け継いだ一軒家には、偉そうにサンルームがついていた。そのサンルームを改造して、会議室にするそうだ。
「コロナは、仕事の質を大きく変えたよな。今までは、出勤するのが当たり前だと思っていたんだが、通勤しなくても仕事はできるっていう発想は、1年前には思いもつかなかったよ」
イカがうまいね。イクラがうまいね。
「おまえ、イカとイクラしか食ってねえじゃないか」
イカにも。イクラでも食えるからな。イクラ食っても飽きなイカら。
「・・・・・・・・・・」
あれ、イカってるのか。えイクラなな(榮倉奈々)に免じて、許しておくれよ。
オオクボが、板場の人に向かって言った。
「大将、ワサビたっぷりのイカをこいつに作ってくださいよ」
オイオイ。
大将は、ほんとにワサビのはみ出したイカにぎりを作って、私の前に置いた。
お茶目だね、大将。
食った。
一口で食ったら、鼻がツーーーーーーン!
目から涙が出た。でも、私はワサビには強い変態体質なんですよね。
すぐに、復活した。
大将、イクラをください。イクラ、盛り盛りで。
と言っている間に、よそ見をしているオオクボのイワシのにぎりに、多めのワサビを盛った。
バカだなあ、オオクボ。食う前は、食うものを確かめてから食えよ。
オオクボが、息を止めた。両手で口をおおった。出すなよ。我慢するんだ。ワサビ食って死んだやつはいない(おそらく)。
オオクボの顔が、赤くなった。そして、トイレに駆け込んだ。
すみませんねえ、大将。礼儀を知らない男で。
大将は、手を叩いて喜んでくれた。
平和な1日だった。
オオクボしゃちょー、3月にワイロをくれてありがとう。
ワサビが、ワイロのお礼だなんて、とんでもないヤローですよ。
責任は、すべて私にあります。
「みつぎものじゃ」 土下座。
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