リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

古本を買った

2011-01-05 10:22:13 | オヤジの日記
昨日、静岡の得意先に年始の挨拶に行った帰りに、ブックオフに立ち寄った。

本はよく読むが、新刊は買わない。
買うのは、中古だけだ。
それもほとんど100円前後の文庫本だ。

時代小説、ミステリー、ノンフィクション、ルポルタージュ。
気に入った作家のものも読むが、気に入っていなくても、何となくタイトルが気になったものは読む。

昨日買った本は、こんな感じ。

佐々木譲の「くろふね」。
東野圭吾「時生」。
沢木耕太郎「危機の宰相」。
原寮「愚か者死すべし」。
堂場瞬一「血烙」。
金原ひとみ「アッシュベイビー」。

今回は、ミステリーが多い。

読むのが楽。
適度に脳細胞を刺激するには、ミステリーが手っ取り早い、というのがある。

中でも原寮は、お気に入りである。
寡作の作家だが、どの作品も個性的で、皮肉を含んだ主人公のセリフが、無条件に頷ける。
要するに、相性がいいということだろうか。

逆に相性が悪いのは、内田康夫。
5、6冊読んだが、どれも最後まで読み終えることができなかった。
どれもが緊張感のない文章の羅列で、劇画的な描写が我慢できなかった。

海堂尊の医学ミステリーも、そう。
変に理屈を捏ね回した比喩が鼻について、50ページ読み進むのがやっとだった。

つまり、相性が悪い。


帰りの東海道線の席に座って、沢木耕太郎の「危機の宰相」を読み始めた。
「売春防止法」を前フリに使うという、沢木耕太郎らしい導入部である。

文章に、独特のリズムがある。
これは、きっと面白いに違いない。

ただ、同じ車両に乗り合わせた、4人組の男たちの無神経な大声での会話に、貴重な時間を邪魔されて、20ページほどしか詠み進むことができなかった。

40過ぎの酔っ払いオヤジ。

東海道線は、おまえたちの宴会場じゃないぜ!



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