リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

泣かされて鳴かされた

2017-03-05 07:52:00 | オヤジの日記

引っ越しは、疲れるという。

確かに、荷造りや荷ほどき、その他の諸手続きは、面倒だし煩わしい。

今回の引っ越しの場合、疲れることは疲れたが、アパートのオーナーの都合による引っ越しということもあって、私たちはかなり優遇されたと思う。

まず、敷金が全額返ってきた。

そして、新しいマンションを探すにあたって、私は何の苦労もしなかった。

なぜなら、オーナーが探してきてくれたからだ。

しかも、あそこが不便だ、ここが汚いなどとクレームをつけて、家賃を1万円負けさせたのである。

新居の敷金、2か月分の家賃はオーナー持ちだ。

引っ越し自体も、オーナーから「Mさんは、忙しいだろうから、業者に全部やってもらいなよ」と言われたので、お言葉に甘えて、梱包、荷ほどき、家具等の設置はすべて引っ越し会社にやってもらった。

何という神対応、仏対応。

だから、申し訳ないくらい楽なお引越しだった。

転出や転入など、その他もろもろの手続きだけは面倒だったが、そんなことで文句を言ったら罰が当たる。

オーナー様。

ありがとうございました。

引っ越し業者にも、おおむね丁寧に作業をしていただいた。

ただ、2つだけ問題があった。

去年の11月、私の誕生日に友人からいただいた10万円近い価格の超高級炊飯器を壊されてしまったのだ。

オーマイガッ!

(もちろん、弁償していただいたが)

 

そして、これが一番の問題点なのだが、最後に追加料金を要求されたのだ。

契約のとき、「追加料金はいただきません」という契約のもとに引っ越しをお願いした。

だが、「人数を一人追加しましたので」というのだ。

え?

何のための見積もりだよ!

追加したのは、そっちの都合だろうが!

プロの目で見て、「今回の引っ越しは、これくらいで済みますから」と言って、その見積額をお互い了承して契約を交わしたのではないか。

おぬし、約束を違えるとは、何様のつもりじゃ。

そこへ、なおれ!

成敗してくれよう!

一転して「クレーム侍」になった私は、江戸町奉行のお裁きも辞さないつもりで、悪人に立ち向かった。

私の顔が 殺気だっていたのだろう。

担当の社員は、慌てふためきながら本部と連絡を取って、「手違いでござる。お許しくだされ」とテッペンはげの頭を下げた。

せっかくいいお引越しだと思ったのに、最後にケチがついた。

引っ越し業界の常識って、こんなもんなんですかね。

それとも、私の方が非常識なのか?

 

引っ越しを終えたその日の晩メシは、簡単に作れる「ぶっかけうどん」と「豚の冷しゃぶ」だった。

そのどさくさに紛れて、私は家族に懺悔した。

また環境が変わることを申し訳なく思ったのだ。

 

ヨメには、一軒家じゃなくてゴメンと謝った。

26歳の息子には、22歳まで発達障害だと気づけなくてゴメンと謝った。

大学3年の娘には、性格、体質、好みが俺に似てゴメン、と謝った。

「セキトリ」には、広い世界から狭い世界に連れてきてゴメンと謝った。

 

ヨメに、「上を見たらきりがないから。屋根と食べ物があれば人は生きていける」という哲学的なことを言われて、私は泣いた。

息子に、「発達障害で生まれて、ごめんなさい」と言われたときは、号泣した。

「許さんぞい! 一生反省して生きろ、たわけものが!」と娘に言われて、キャイーンと泣き崩れた。

「モンダイニャーイ」とセキトリに言われたときは、ワンワンと鳴いた。

 

ところで、新居は3DKだ。

5畳の洋間が3つと8畳のDK。

おんぼろアパートは、2DKが2つだったから、結構広かった。

広さだけで言えば、30平米近く狭くなったことになる。

だから、いらないと思ったものは、思い切って捨てた。

その量は相当なものだったが、この費用もオーナーが出してくれた。

オーナー様ぁーーー。

 

3つの部屋は、それぞれヨメ、息子、娘が使う。

私はDKの隅っこに仕事道具を置いて、仕事をさせていただいていた。

眠くなったら、メシを食うときに使う横長のソファで寝る。

私は、180センチのガイコツなので、ソファから足首がはみ出てしまうが、モンダイニャーイ。

セキトリは、私のパソコンデスクの横にケージを置いて、そこでお休みだ。

そして、DK以外の部屋には、セキトリ用のキャットタワーが置いてあるので、セキトリが運動不足になることはない。

これは、ひとつは市販のものを買ったが、一つでは飽きると思ったので、私がデザインして、ホームセンターで木材をカットしてもらって組み立てたものを2つ追加したのだ。

自作のキャットタワーは、天井まであるものなので、セキトリは、一日に数十回も駆け上がっていた。

「ウレシイニャー!」

「タノシイニャー!」

「ナンダカニャー!」

 大喜びである。

ただ、家の中だけの運動では精神的に物足りないだろうから(ノラ猫だったので)と思って、この間、セキトリにハーネスをつけて、近所の公園に散歩に行った。

 

話が長くなったので、このお話は、次回に・・・・・。

 

 


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1 コメント

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Unknown (a.k)
2017-03-05 12:26:11
色々落ち込むことがありましたが
このブログをみて

問題ニャーい!

と思えました。
ありがとうございます😊
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