松田克久のワカサギ・鮎スパーク天国

ワカサギ電動二刀流マシンガン釣法、鮎下竿ワイドスパーク釣法の松田克久が綴るブログ。釣行記や情報・製品紹介をしていきます

シマノ・JC全国大会参戦記 (予選リーグ1日目)。

2011年10月04日 | 鮎釣行記2011


9月30日の大会前夜の前夜祭。
宿泊は、君野さん。福島の入江さんといっしょの部屋で、楽しい談義で過ごせた。


そして、10月1日、いよいよ決戦の日。
朝4時に起床し、宿泊していた、「くらうど」のまん前の大会本部に6時に集合。
予選リーグは、24名が4つのブロックに6名に分かれ行われる。これを6試合行いポイントを争う試合形式。上位3名が決勝戦に進む。

大会本部から、いきなり、バスにのって、第一試合の会場に向かう。
第一試合
第一試合のエリアは、支流の「宮ヶ奈呂橋」上下であった。
一番スタートであったのだが・・・全く下見をしていないエリアで、川相さえわかっていない場所。
試合前に、橋の上から、上下をちょっと眺めて・・・・どこいったらいいの悩みます。
とりあえず、上流を目指し歩きはじめますが・・・いきなり石色のいいポイントが多く現れ・・・・・
思わず、橋のすぐ上流のポイントに入る、石は大きいし、下流に淵、変化のあるポイントで、いかにも、朝一は、掛かりそうなポイントだったが・・・・同部屋の君野さんが、あのエリアは、上流の左岸のフクロがよさそうだとかいっていたので、一応、試合開始前の時間で、エリア上限まで、歩き、川相をチェクしました。伊藤選手は、最上流のポイントに陣取っていました。伊藤選手の場所は、よさそうなポイントで、君野さんの言っていた「フクロ」ポイントも、目視で理解できた。
結局、橋より上流にきたのは、マツカツと伊藤選手のみ、他の4名は下流にいった。
午前7時、最初に目星をつけたポイントで試合開始・・・・・・
朝早いし、10月なので、寒いのなんの・・・・
ヘチから、攻めていきますが・・・・
ちょっと、オトリが変な動きをしたので、逆ばりチェックをしたが、どうやら、ハリに触れた感じである。
それも、二回連続。
朝なので、追いが悪いので、ヤナギバリが有効と思っていたが・・・軽くて、フッキングに至らなかったのか??イカリなら、掛かっていたのか?迷いが出ます。
でも・・・・マツカツは、ヤナギ主体で攻めると決めていた。
1時間・・・・沈黙・・・・・
やばい!!展開!!
ボーズだけはまぬがれなければ・・・・最下位のポイント1点だけは避けなければなりません。1位になれば、6点なので、初戦でのこの差は大きいのです。
下流の選手の動きを遠目でみていたが、あまり釣れていない感じ・・・・
場所移動を決断。上流の伊藤選手の下を川を渡る・・・
胸まで濡れて・・・寒いが、そんな事は言っていられない。
君野選手の言っていた、フクロポイントを川の真ん中から、左岸のヘチに向って攻めていく・・・・
一番、ヘチ近くになって、ようやく、待望の1匹目、残り時間は30分
さらにヘチを狙い続ける、アタリがあり、ギラリと水面下で見えたが、ハリ掛かりせず・・・・
同じポイントを攻め、再び、手ごたえ・・・・2匹目ゲット!かなりデカイ魚だった。
ヘチが狙い目の筋と判断で、追加を狙う・・・
そして、さらに1匹追加でオトリ込5匹。貧果だが・・とりあえず、ボーズではないし、無難にまとめた。
結果は、トップが9匹の君野選手、2位が7匹伊藤選手、3位が5匹で、マツカツと久保選手のタイになった。
とりあえず、初戦、最低ラインの3位を確保でほっとする。

第二試合。
第二試合は、また支流で、さらに上流の「下八橋上下」のポイントで、水量はかなりすくなく、透明度は抜群の場所。バスで移動の際に、「松田さん、得意な川相でしょ・・・・」誰かが言った・・・・
「うん、こうゆう場所は、得意中の得意だな~」と返すが・・・・
この会話の本当の意味がわかる人はいるのかな
おそらく、私の釣りを良く知る人しかわからないジョークでもあり、ほんとの意味での会話にもとれる。
マツカツは、瀬釣りで、立ちこみが好きとか思われているが・・・
確かに、瀬は好きであるが・・・実際は・・・小さな小河川の泳がせも結構うまいんだな~なんてね。
冗談はともかく、試合が始まる。スタート時に、永浜いりあちゃんが、選手に「いってらっしゃーい」って言ってくれているが、誰も、返事がないとかで、もう一度「いってらしゃい~」、気づいて、振りむいて、「いってきまーす」と返事。
入選順位がビリなマツカツは、入りたい流れに入れなかったが、トロ場と言える流れに陣取り、試合開始!!
養殖オトリを丁寧にハナカンを通し、そっとオバセで泳がせる、いい感じで上流に泳ぎだすと、急激に早く、上流にオトリが走るので、掛かっているのかと思ったが、掛かっておらずで、再び泳がせると、すぐに、ギラギラーと、水面下に見えた。1匹目をゲットし、野鮎に交換、今度は、横スライド気味に、沖へ泳がせ、少し上流に泳がせると2匹目がヒット!幸先良いスタート!!であった。群れアユパターンのようだった。白い鮎で、追い気はないのは確かで、1試合目で抜かれているのだからしかたない・・・常識破りかどうかはわからないが、ヤナギバリでのフロロ泳がせである。
その後は、下に下がるオトリを送り込むと、3匹目がヒットするが・・・バラシ!!
それから、かなり沈黙が続く・・・上流の杉山選手は、立ちこまず、しずかに、ヘチを泳がせているが、あまり釣れていない様子で、その上にいる君野選手も苦戦している模様だった。
幸先良く、オトリを確保したマツカツは、絶対有利な展開であったのだが・・・君野選手が私の下流にきて、「入っていいですか」・・・」「いいですよ」と二つ返事。君野選手は、遠慮がちに、私に距離を置いて、釣りはじめましたが、不発で、再び上流に移動していった。
おそらく、君野選手も思っていたと思うが、私の釣っている場所の対岸に、大石を挟んで、小さな流れがあり、そこは、おそらく、竿抜けのポイントで、ぜったい掛かると思っていた。君野選手もそこにオトリを入れたいと思っているに違いないが・・・そこは勝負なので、私もゆずることはできないのである。
一度、オトリを強引に投げ入れて入れてみたが、釣れなかった。
予想がはずれたかと思ったが、その後、下る下るオトリ任せ釣法で1匹ゲット!で、ようやく3匹目。
そして、今度は、そのサラのオトリを再び、先ほど、狙っていた対岸のヘチの流れに落とし込みで、入れると、すぐにヒットし、やはり狙い的中で4匹になる。結果、オトリ6匹でタイムオーバーになるが、回りの釣れ具合からして、もしかしてトップかなとも思ったが・・・・下流に入っていた伊藤選手が7匹でトップで、マツカツは2位になってしまう。伊藤選手には、第一試合も負けたので、この時点で、まったくもって、くせ者であることにきづいた(笑、でもとりあえず、単独2位で、5ポイントゲットで次の試合に望む。

 

第三試合。
第三試合は、本流の黒瀬の上流ブロック。
ここが勝負どころだとわかっていた。
一番下見をした黒瀬の上のブロックだし、ポイントも把握しているので、どこでも釣る自身があった。
ただ、この試合のメンバーは、ちょっと手ごわかった。
またもや、作年の覇者、君野選手がいっしょで、小沢聡選手や、森川選手がいた。
一番スタートの高林選手が先頭に歩きだし、私も後をついて行く・・・・・・
一番入りたい場所は、川を渡った、右岸の1級ポイントで、川を渡るのは、私だけだろうと、思っていたが・・・・高林選手は迷わず、私の入りたいポイントへ・・・・・・水が引いたので、それほど渡るのが苦労しない状況になっていたのだ。そして、二番目に目星をつけた最上流のポイントを目指し、歩くが、後方から、君野選手が追いついてきた。「追いぬいていいですか」「えー一番上じゃなければいいよ」、「入りたいのは、その下なので・・・・」「なら、いいよ」、そんな会話で、歩き移動が続く。
実際には、追い抜き自由なので、君野選手は、私に気を使うことはないのだが、彼は、非常にやさしいので、私に気を使ってくれていた。でも、話の感じからして、狙い場所が違うので、どんどん、先に行っていいよ!とマツカツは答えたが・・・・・・・問題は、そのあとに、追いついてきた森川さんだった!!
いきなり、私と並行してのんびり歩いていると思いきや・・・追いぬき~ターーーーーーっと、いきなりダッシュ!!。あららら・・・・・・・マツカツのめざす、最上流ポイントにまっしぐら・・・・・マツカツは、目指すポイント途中で、君野選手の下に陣取る事になる。
それって、マツカツが歩くのが遅いだけ走ればよかったと思った。未知の6試合なので、今回は、あまり、がむしゃらな戦いをせず、体力温存なんてと思っていたのが甘かったようだ。
さらに・・・・・・・最後は、小沢さんがあるってくる~・・・・・
さすがに、マツカツの上流は、君野さんと、森川さんがいて、入るスペースはなく、小沢さんは、私の下流に陣取るのかと思いきや・・・・対岸に渡ろうとウロウロ・・・やっている。
小沢さんが右岸に渡ってくれれば、マツカツより下流の左岸は一人じめなので、どこでも掛かる黒瀬では、広く探れた方が絶対有利になるはずだったが・・・・確かに、1番スタートの高林選手のように、右岸の大石のアカ付きの良いポイントが狙い目だが、左岸の小石も新アカが付いてきているので、逆に狙い目になるとにらんでいた。
しかし・・・・・小沢さん・・・・川の真ん中までいかないうちに、流されて、戻ってくるくる~
その時は、流されていたのか?名手の事だから、右岸に向って、立ちこんで釣るのに、足元の深さや、石を確認しているのかとも思った。後で聞いたが、単に、渡ろうと思ったが、流されていたようだった。
正直・・・小沢さん、渡ってくれよーそう思った。
そんな試合前の陣取り合戦の後、試合時間がスタートする。
開始直後に掛けたのは、なんと、小沢さん。しかも連発スタート
さっき流されて、自分で、踏んだ場所で入れ掛かりになるとは・・・・・・一番ビリに川に入ったのに~!!
全く、アユ釣りはわからないものである。
マツカツは、1匹目をバラシ、何匹目かに、キャッチミスもやってしまったが、思った場所ではないものの、黒瀬は良く釣れるので、それなりに釣れていた。・・・上流の君野選手や、森川選手も掛けているので、勝負に出なければ、やばい展開になる。無難に釣っていたのでは、猛者には勝てないので、小沢さんの下流に移動。すぐにヒット!で、いい展開になり、さらに、対岸の高林選手の前を攻めこんで行く、9,5メートルのスクデットで下流にオトリを下竿で送り込めば掛かる場所があるのだが・・・・
掛かると、深くて、下れず、大型が掛かれば、のされて、高切れなどのトラブルも付きまとう。
でも、勝負だと言うことで、オトリを下竿で送り込むと、すぐにヒット!ビビリながらも、なんとか取り込み成功したが、再び、冒険をするかどうか。迷い、トラブルが怖く、下竿から逃げ腰で、上流を攻める、すると、ここで、1匹が比較的、楽に掛かってしまったため、下竿の冒険がなおさらできなくなってしまう・・・・
下竿の使い手が何言ってんねん!!!!って聞こえてきそうだが・・・今年は上竿の引き釣りをメインに、やってきたせいで・・・ついついと・・・・いった感じになってしまった。
ここで、パワーのある竿、あるいは、10メートルなどの長竿で勝負していれば、よかったかな!?
竿の選択も勝敗の分かれ目とも感じた。やはり、本気で勝つ気なら、大会で11メートルを投入するくらいの作戦も必要なのである。第三試合の結果は、12匹で森川さんと小沢さんが1位タイで、続いて、マツカツと君野さんが10匹で3位タイであった。
この試合が一番悔いが残りました。

 第4試合。
エリアは黒瀬下流で、ほとんどの選手は、オトリ配布の近くに入っていった。
マツカツは、すでに、もう試合は、すべて、トップを取っていかなければ、臨みは薄くなるので、あえて、釣る時間が短くなるが、はるか遠くのポイントを目指し、下流へ。このエリアは、とてつもなく、下流が広いエリア設定で、なんで、こんな広いエリアに限って、遠い場所にいくのか???
エリアは広いということは、それだけ、釣れるポイントにムラがあり、釣れないポイントが多い意味で、大会スタッフの配慮と考えられるのだが・・・・・いちかばちかの掛けで、ほとんど貸切で釣れるエリアを探るが、下見で釣れた場所でいま一つ掛からない・・・4匹釣ったのみで、帰着を考えて、少し早目に、足がつかないほどの深い場所を泳いで渡って戻ったが・・・時間が5分ほどあまった感じになった。
最低限、帰着遅れの失格を免れる、安全策だが・・・・
あと五分釣っていれば・・1匹釣れたかもしれないのに、帰着時間の読み違いに少し後悔する。
執念の1匹を時間ぎりぎりまで狙う気持ちがたりなかったと反省である。結果、高林選手が9匹で1位に、2位は、8匹の森川さん。私は6匹で、小沢さんと同匹の3位タイになってしまった。

初日4試合終わった時点で、マツカツのポイント15,5ポイント暫定9位
トップは宮井選手の20,5ポイントであった。



二日目の第五、六試合は、トップ、トップでいっても、プラス12点、最高で27点しかとれない計算になる。

初日の上位陣が総崩れにならない限り、勝ち目はない感じであるが、わずかな望みに掛けて、二日目に挑むことになる・・・・・・・試合二日目につづく・・・・


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シマノ・JC全国大会参戦記 (下見)

2011年10月04日 | 鮎釣行記2011

シマノジャパンカップ鮎全国大会
すでに、他の方のブログ、メーカーホームページで情報は出ていますが・・・・・
優勝は、地元の和田 紅一選手
2位         猿渡 俊昭選手
3位         伊藤正徳選手

まずはおめでとうございます

マツカツは・・・・・・・・・・・予選リーグで6位で決勝進出ならずでした。

 

マツカツは、延期になったシマノJC鮎全国大会に向けて、28日の朝、再び仁淀川に向いました。
9月28日の夜に現地入りし、29日より下見開始。
当初の会場の黒瀬、柳の瀬は、水量が多く、まだ増水がおさまっていなかった。
柳の瀬に関しては、アカがほとんどない状態で、ここで本当にやるの???と思うくらいの状況であった。

本流では大会ができるのか微妙な感じなので、支流に動く可能性も踏まえ・・・上八川とか言う場所で竿をだした。前日に小沢聡さんと、昨年準優勝の猿渡さんが、試釣りで、17、8匹ほど釣れたとの事で、小沢さんに、入選場所等を親切に教えていただき、とりあえず、そのポイントで竿を出して見ました。


支流なので、川幅も小さく、水が奇麗で、群馬の神流川を少し、石を大きくしたみたいな川であった。

竿が入っていないのか、意外と素直に掛かるが・・・
増水後のアカ付きの悪い状況で、魚は白い、痩せたヤツが多かったが・・・



中には、少し、黄色の追い気のあるやつも掛かった。
最大24センチクラスがいたが、引きは、悪くないものの、盛期から見れば、やはり、馬力がない感じであったと思う。


支流で、4時間ほどで、15匹ほど掛けて、

本流の黒瀬に移動

 


人は少なめ、アカがすくない感じであるが、岩盤や、大石周りの石は黒く、残りアカを狙う釣りであった。


本流で夕方1時間半ほどやってみたが、4匹釣ったのみで、下見初日は、トータル19匹であった。
しかし、本流黒瀬では、この日、ピンポイントのアカの残りの場所に入った人は、50匹以上釣れていたそうな。釣れる場所をやれば、釣れるのは、わかっていましたが、あえて、全体的にポイントを下見しましたが、掛からない場所(アカのない場所)は、まったく掛からない状況でした。小沢さんでさえ、昨日も、今日も、少しやったが、まったく釣れんと言っていました。アカのない場所を釣っているのだから、当然であるが・・・・
下見二日目も、黒瀬で竿をだした。午前中4時間ほどやってあえてつれない下流エリアを探ってみた。
上流は釣れるのはわかっていたので、問題は下流でいかに釣るかが問題であった。左岸はほとんどアカがないので、まったく釣れない感じ、立ちこんで、右岸を攻めるか、右岸まで渡って釣る以外、方法はない感じであった。
しかし・・・水がどんどん引いている・・・しかも、新アカがつき始めていて・・・・
1日変われば、川の様子はガラリ変わる予想はできたが・・・どの程度かわるのか?いつ変わるのか?どのポイントが変わるのか?
まだまだ、手探り状態で、明日の大会をむかえる事になる・・・・

早め、切り上げ、上流の片岡付近も視察。沈下橋があったので、記念に撮影。

↓沈下橋から下流を撮った写真。


このトロ場の下に中州を挟んで、右岸、左岸に結構な瀬の良いポイントがある。(片岡)と言う場所。
この時点で、ここがエリアになるとは、わかっていない・・・・
この中州で、右岸、左岸に縦にエリアをきって、C、Dブロックになったのだ。

そして・・・大会当日に・・・つづく・・・・・また明日

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