通勤・・・と言っても、電車で数駅なので、
ボーっとしているうちに目的地に着いたりするのですが、
たまには文庫本を読んだりしております。
以前から読みたいと思っていた、
「内田百」先生の随筆。
短編なのですぐに読み終えるかと思ったら、
バッグの中に3ヶ月くらいは入っておりました。
借金にまつわるエピソードや、
学生たちにだまされる(乗せられてしまう?)話や、
汽車の中での乗客を観察する話など、
くだらないこと、面白いことを書いてありますが・・・。
借金をしてなかなか返そうとしない話などは、
イライラしてしまい、
なかなか読み進みませんでした。
大人気ない随筆だとは聞いておりましたが・・・。
しかし、笑かそうとか大袈裟な表現もなく、
淡々と書かれているのに、
読みきってしまえたのだから(時間はすごくかかったけれど)、
やっぱり惹きつける何かがあるのでしょうね~。
3ヶ月もバッグに入れていたから、
カバーをかけていたにもかかわらず、
なんだかボロッちくなってしまい、
古本屋にも持ってゆけまい。
表紙の絵は、芥川龍之介氏による、
百先生の絵のようです。似ています