昨日(30日)は年上の友人Sさんと素敵なランチタイムを過ごしました。「山菜の天ぷらが食べたい」というSさんおすすめランチは、丸子宇津ノ谷の蕎麦処きしがみ。11時の開店直後に行って待たずに座れたのですが、客席はあっという間に満杯となり、店を出るときは入店待ちの行列でした。
十割手打ちのせいろ蕎麦に、旬の山菜天ぷら(タラノメ・タケノコ・ヨモギ・ハリキリ・コシアブラ・フキノトウ・行者にんにく・新茶の葉)。デザートにつぶあん蕎麦団子をいただきました。・・・特別洒落たメニューじゃない、昔から日本人が食べてきた素朴な料理なのに、なんでこんなに感動するんだろうって思えます。グルメレポーターみたいに気の利いたコメントが出て来ない(笑)。
奥で年配のおじさまが一人で「杉錦の熱燗」ってカラの徳利を店員さんに差出し、何本かお代わりしてました。日本人の休日だなぁ~とほっこりしました。
Sさんがお店のオーナーと親しいので、頼めば写真も撮らせてくれたと思いますが、せっかくの休日、カメラで店内や料理をカシャカシャ撮るのはどうもお仕事モードに戻されるような気がして、文字報告だけでスミマセン。画像はお店のHPを参照してください。
そのあと、Sさんが好きな散策コースだという駿府匠宿から料亭待月楼までの丸子路をブラブラ。
柴屋寺の奥には北欧家具のギャラリー工房『クラフト・コンサート』があり、右手山側には藤枝出身の版画家曽根邦治さんの美術工房『くにじ庵・小さな美術館』、クラフトコンサートの向かいに古民家カフェ『CYABEYAさくら』(営業/金~月・祝日、11:00~17:00、TEL054-259-0934)、その筋向に『村本養蜂場』・・・気が付けば魅力的な散策スポットがあったんですね。
ちょうどCYABEYAさくらのオーナーさんが母屋で展示している五月飾りを見せてくれました。ちなみにCYABEYAとは“茶部屋”のことで、お茶摘みに手伝いに来る娘さんたちの寝泊まりに使っていた古民家だったそうです。
北安東の我が家から丸子へは、国一バイパスで10分ほどの距離。こんな近くで『旬』を味わえる場所があったなんて、灯台もと暗しでした・・・。“地域の魅力を地域住民がちゃんと理解しよう”な~んてコピーワークでは当たり前のようにサラッと書くのに、自分自身はまるでダメダメだったと気恥ずかしくなりました。
駿府匠宿から柴屋寺を経て待月楼へ至る散策道には、他にも立ち寄りスポットがいろいろあるし、道沿いの家々の庭に季節の花が彩りを添え、この時期、お散歩に最適です。住民のみなさんが、道を歩く人の目も楽しませてくれるような庭木の手入れをきちんとされているんですね。素敵なエリアになったな~としみじみ思いました。
今週のGW、お天気が良い日はぜひ!