日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

アフリカ 若手アーティスト “日本のヒット曲”でチャンスを

2021-05-23 07:10:52 | 報道/ニュース

2021年5月8日 NHK「おはよう日本」


日本で話題となったドラマの主題歌を歌っているのは
南アフリカの姉弟。
いまアフリカでは日本の曲をカバーした動画がきっかけとなって現地で注目され
デビューするアーティストたちがいる。
その活動をある日本人男性が支えている。

南アフリカのヨハネスブルグ。
ストリートから聞こえてくるのは
90年代にヒットした日本の曲 ♪今夜はブギー・バック。
道行く人が足を止めリズムに体をゆだねる。
彼らの活動をっ支える 服部アランさん(35)。
今は新型コロナウィルスの影響で日本に一時帰国しているが
この10年南アフリカやコートジボワールを拠点に
現地政府に開発計画などのコンサルティングをしてきた。
もともと音楽が趣味の服部さん。
路上で演奏する若者たちとの交流を通じて
アフリカで音楽で生計を立てることの難しさを知った。
(服部アランさん)
「アフリカだと特に失業率も高く
 音楽・イベントをやってCDを売っても全然売れたりしなくてお金にならないので
 アーティストとしてすばらしいものを提供する努力をしているのに
 割に合わない。」
そこで服部さんはアーティストたちが自立できるよう後押しをするグループを起ち上げた。
若い才能を見出し無償でレコード会社に紹介するなどのプロモーションを展開している。
現在30人のアーティストが参加している。
その1人
コートジボワールのラッパー DEFTYさん。
日本の曲をカバーした動画の公開をきっかけに
フランスのレコード会社の目にとまりデビューが決まった。
動画自体は収入に結びつかないが
ネットで話題になることでチャンスが広がると服部さんは考えている。
今注目されているのが南アフリカのデュオ
Biko's Manna ビコマナ。
14歳の姉 ビコと
11歳の弟 マナの姉弟である。
両親は音楽家で
ふたりは勉強の合間
週末に路上でのライブを楽しんでいた。
(服部アランさん)
「ビコマナは本当にすごく良くて
 楽しそうで
 歌が上手いのもそうだが
 背景とか個性というか人間性が魅力的だった。」
ふたりの才能に気づいた服部さんが
日本の曲を聴かせたところメロディーに興味を持つようになった。
服部さんが8か月かけて
日本語の発音や歌詞に込められた意味を教えたところ
自分たちの持ち味を生かしたカバー曲が仕上がった。
♪ロビンソン
動画は日本などでたちまち話題に。
再生回数900万回越え。
♪白日 (King Gnyu)
そして去年チャレンジしたこのカバー曲は本人たちの目にもとまった。
(king Gnuメンバーのインスタグラム)
めちゃくちゃ渋いカバー
見つてしもたー!!
♪Automatic
♪愛をこめて花束を
今はまだカバー曲が中心だが
今後はコンサートやオリジナル曲でのデビューを目指している。
(姉 ビコ)
「私たちは服部さんに出会って旅が始まった。
 夢は自分たちのアルバムを出すこと。」
(服部アランさん)
「仲間としてチームを組んで自分たちがサポートしてあげると
 彼らの人生や夢に向かって一歩進めたり
 新しいチャンスが舞い込んだりして
 彼らが描きたいと思っているものが本当に描ける場所を見てみたい。」




コメント