7月27日 BIZ+SUNDAY
デマンドレスポンスは企業向けで先行しているが身近な所でも始まっている。
半年前に竣工した東京西新宿のマンション。
売り物の一つがデマンドレスポンスである。
アグリゲーターは大手電機メーカー。
インターホンを通じて節電を要請する。
これに応じると入居者は電気料金を割り引くポイントがもらえる仕組みである。
依田康子さんは要請が来ると家事の時間をずらして節電。
趣味のお菓子作りに欠かせない電気オーブンもストップ。
(依田恭子さん)
「節電要請の時間帯はちょっと調理を避けようかなと。
電力も抑えられるし糧にも還元できるのはとてもうれしいことだと思う。」
会社員の深澤由佳子さんは楽しみながらデマンドレスポンスに参加している。
「ミッドタウンのカフェやグルメサービスのクーポンプレゼントと出てくるので
普段いかないけどサービスがあるなら寄ってみようかなと。」
クーポンはアグリゲーターと提携している不動産会社が送ったもの。
外出を促すことで無理せず節電に協力してもらうことがねらいである。
テレビとエアコンを消してマンションを出た深澤さん。
レストランでクーポンを利用するとドリンクが無料になった。
(深澤由佳子さん)
「やっぱりお得が好きなので
次はこのお店に行こうとか目標が次々できるので
それが次の節電の努力につながる。 」