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「里山資本主義」が日本を変える? ④眠る宝を掘り起こせ やっかい者が人気野菜に

2014-06-12 07:15:00 | ビズ プラス

6月1日 BIZ+SUNDAY


やっかい者を宝に変えた成功例が東北にある。
福井県池田町。
人口約3000。
県内で最も小さい町である。
そのやっかい者とはどの家庭でも悩みの種となっている生ゴミ。
この生ゴミをボランティアの住民が週3回回収している。
畜産業者が出す牛ふんや農家が出すもみ殻と混ぜて発酵させ堆肥にする。
実は生ゴミの入った袋も微生物に分解されやすい素材。
堆肥はその名も「土塊壌(どこんじょう)」。
生産量は年間480トンにのぼる。
農家はこの堆肥を使って化学肥料に頼らない野菜作りに取り組んでいる。
(生産者)
「化学肥料を使わないのはなかなか難しいけど
 やっとどうにかできるかな。」
池田町の野菜は県の中心都市福井市に出荷され安全で安心な野菜だと評判を呼んでいる。
売り上げは年間1億3000万余。
(買い物客)
「田んぼも畑も手入れが行き届いていると思うので安心して食べられる。」
この活動の中心になっているのが大阪から移住してきた長尾伸二さん。
(NPO法人 環境Uフレンズ 長尾伸二理事長)
「僕たちはスモールメリットを生かしたことができる。
 池田町は3000人しかいない。
 子どもの力もお年寄りの力もおじいちゃんもおばあちゃんも全部の力を終結しないと
 一つのいい形にはできない。」

地域の宝は見過ごしがちなところにある。
各地の取り組みが私たちに教えている。


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