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ユーロ経済をどう立て直すか

2014-11-30 07:30:00 | ビズ プラス

11月16日 BIZ+SUNDAY


景気低迷の打開を期待されているのが
ユーロ圏の金融政策を一手に担うヨーロッパ中央銀行である。
金融緩和を行い市場にお金を供給することでユーロ圏の経済を回復させることはできるのか。

11月6日に開かれたヨーロッパ中央銀行の理事会。
直前に日銀が追加の金融緩和を決めたことで
市場ではユーロ圏も大胆な金融緩和に踏み切るべきだという声が強まっていた。
(記者)
「日銀の追加緩和はヨーロッパ中央銀行の政策に影響しないのか。」
(欧州中央銀行 マリオ・ドラギ総裁) 
「どの国の取り組みも参考になる。
 必要に応じて迅速に金融緩和を実行できるよう事務方に追加の緩和策の準備を指示した。」
ドラギ総裁は各国の国債などを買い取る量的緩和に踏み出す可能性を示唆した。
ユーロにとっては未踏の領域である。
そのドラギ氏にバトンを引き継いだ前総裁。
中央銀行への過度の期待を厳しく戒めた。
(欧州中央銀行 ジャン・クロード・トリシェ前総裁)
「中央銀行がすべての問題を解決できると考えるのは認識が甘い。
 欧州中央銀行は各国の政府や議会の代わりになることはできない。
 各国は内需の拡大や物価の上昇に向けて取り組まなければならない。」
ユーロ導入から15年して見えてきた構造的な問題。
トリシェ氏はユーロにはそれを乗り越えて克服する力はあると強調した。
(欧州中央銀行 ジャン・クロード・トリシェ前総裁)
「通貨としてのユーロ
 そして単一市場としてのユーロ圏が危機から立ち直ることができたのは
 各国が統合を進めようと力を尽くしてきた歴史と強い意志があったからだ。
 そうでなければユーロは消滅していただろう。
 私たちの経済は完ぺきではないことを受け入れ
 構造改革を進めるために闘わなければならない。
 最も重要なのは構造改革によって経済成長の潜在力を高めていくことだ。」


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