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ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々!

近況報告と最近考えたこと。

2014-11-13 22:50:11 | 日記
ご無沙汰しています。
ちょっとあまりにも更新していないので、ご期待に応えられていないことを申し訳なく思っています。
あまり期待していないかもしれませんが、とにかくすみません。
最近の近況報告をさせてもらいます。

プライベートで大きな変化がありました。
子どもがうまれました。
男の子です。

具体的には書きません。
あまりにも長いし、その物語は個人的なものですので、ウェブ上に公開するようなたぐいの話ではないからです。
しかし、そのことによって、私生活が大きく変わり、私自身も考えさせられることが多くなりました。
妻は里帰りしているため、あまり会っていないのですが、それでも、考えさせられます。

息子の顔を見ていると、私の身にこれから起こるであろう変化に不安と期待とを感じます。
そして、不思議なことに、子どもをもつことでようやく自分がどのように育てられてきたのか、どうやって生きてこられたのか実感することになりました。
私も、こんなふうに親に育てられてきたのか、と今更ながら感謝する次第です。

生まれる前後で、仕事に大きな穴をあけてしまいました。
それだって、この子を迎える、育てるために必要だったことです。
そう考えると、私もまた、見知らぬ人から多くの愛情を受けて育ったのだと、それが直接であろうと間接であろうと、そう感じるのです。

そしてまた、その恩や愛情は、その人に直接返すことができないという致命的なことにも気づきます。
生まれて間もない頃、誰も自分を育ててくれた相手に恩を返すことはできないのです。
私も、生まれてきた子から、寝顔を見つめているだけで幸せになれますが、それでも彼から直接感謝されたり、何かを与えてもらうことはできません。
それでも、この子を育てるのです。
それはまるで、自分がそうしてきてもらったことを、この子にその恩を返しているような心持ちにさえなります。


「親孝行、したいときには親はなし」といわれます。
それは親孝行をすることができるようになる年齢には、親が死んでしまっているという意味だと思いっていました。
違うのでしょう。
それは、親孝行するには、親に対して親孝行をするのではなく、自分の子に対して、親からもらった恩や愛情を託すのだということなのでしょう。

だから、私は生まれてきた息子から、これから与える恩や愛情を、直接返してもらおうとは思いません。
また、この子がやがて愛する人と出会い、子を授かったとき、私がこれまで与えていた恩をその子に返してくれればいい、そんなふうに思っています。

これからきっと悩むことばかりでしょう。
周りの、すでに親になった人からは祝福と励ましと、脅しのことばが日々届きます。
不安ばかりです。
でも、私は、この子とともに生きてくでしょう。

そうして、彼が幸せに、強く生きてくれることを、ただ毎日祈るだけです。

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