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ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々!

ハンス・ロスリング「FACTFULNESS/ファクトフルネス」

2019-07-24 19:51:24 | 読書のススメ
★ネタバレなし★

今年話題の本と言えば、これだろう。
ビジネス関係のコーナーに必ずと言っていいほど置いてあるはずだ。
タイトルが英字なので、それを「ファクトフルネス」と読んでいない人も、表紙を見れば「ああ、見たことがある」となるはずだ。
それくらい、書店で目にすることが多い。

私はどんな本なのかわからなかったので、手に取らなかったが、他の本を探しているときに目について目次を確認して衝動買いすることにした。
ネタバレされてしまうと面白くない種類の本なので、何にも知らずに手に取った人は幸せだろう。
私もその一人だ。

世の中にある、勝手な思い込みについて事実を元にして、是正しようという本だ。
いわゆる生き方のヒントのような、仕事ができるようになるためにどうすればよいかといった種類のビジネス本とは全く違う。
どちらかというと教養に近いジャンルのものだ。

だが、私にとってはとても重要な本の一つになりそうだ。
この本をすべて鵜呑みにすることはできない。
鵜呑みにすることができない、ということがどういうことなのかを教えてくれる本だ。

できれば広く、多くの人がこの本を手に取ることを期待する。
もしかしたら世界の見方が変わる、かもしれない。

ネットによって盲目的になってしまった現代人こそ、読むべき本だ。
自分が貧困に苦しむと考えている人こそ、読むべき本だ。

だまされたと思って2000円を払う価値は十分にある。
なにより、訳者が上手い。
2000円によって人生が一変する可能性があるなら、手にするべきだ。

こんな宣伝をしても私には1円にもならないが、世界が変わる可能性があるなら、宣伝しておきたい。

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