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ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々!

放逐したいことば

2020-11-07 18:00:11 | 毎日コラム
現代には言っても仕方がないことばが存在する。
それは結局自分の課題から逃げるための逃げ道になるだけでなにも解決しない。
そういうことばの誘惑に負ける前に、自分の使用語彙から放逐すべきだ。

一つ目が「忙しい」。
現代人はみな常に忙しい。
忙しくない人は暇だと嘆く。
そしてその忙しさは大抵なにかをしたいと思っているのに、それが他の影響でできないときに限られる。
要は「このやるべきことは(時間をかけて)しなくない」ということだ。
だから意味がない。

スマホは暇だから触るのではない。
むしろ暇を作り出すために触るのだ。
本当に忙しいならスマホは触らない。

次は「面倒くさい」。
こちらも他に選択肢があるが避けて通れない時に使いたくなる。
けれどもそれをしないと余計に面倒くさいことになることは自分もわかっている。
だからそのことばを放逐してさっさと始めるべきだ。

最後に「疲れた」。
一日中寝たとしても疲れは取れない。
仕事をしても、遊んでも、だらだらしても疲れる。
ほとんどないものねだりに近い。
一重の人が二重になりたいと思って四六時中鏡を見るよりも生産性がない。
疲れはとれない。
とれるという状態を想定していることが間違いである。

当然、休むなってことではない。
そのことばを使う前に休めばいい。
どうせ癒やされることはない。

こういうことばは自己暗示にかける。
疲れていないのに、忙しくもないのに、たいして手間でもないのに、安易に使いたくなる。
だから放逐するべきなのだ。

これを書こうと思って早や一月が経っている。
めんど……、いや、なんでもない。

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