春祭り前日に行った琴似神社。
ここに屯田兵の住居が残っているらしいことは前々から知っていました。
でもね、それがどうも見つけられなくて。
ちゃんと案内の看板は道路に出ていて、何度か過去に神社内を探してみたんだけど、見つけられず。
もう一か所の琴似屯田兵村兵屋跡、ここはすぐわかるんですけど。
で、琴似屯田兵屋は琴似神社のそばにあって、きっと神社の正面からではなく、
どこか塀の外側あたりに入口があるに違いないと思っていたわけです。
たまたまこの日は神社の裏側の道を歩いていたのですが、やっぱり他に入口らしきものは見当たらず。
されど塀の中、神社の敷地内に、兵屋らしき古い建物が見えている。これいかに。
どこから行けばあるのでしょ。
神社境内をきょろきょろ。
(このとき、トチノキの大きいのを見つけた)
そう、兵屋目的ではなく、探している木があるかないかチェックしにここに寄ったのですが。
ひょっとして、ここが秘密の入口か?あ、別に隠しているわけではないですけど。
近寄ってみる。
あった。
ちゃんとあるじゃない。
近くまで行くと納得ですけど、遠くからでは、神社の通用口というか、関係者以外は無縁の入口っぽく見えて、
今までも見てたけど、ここがそうだとは閃きませんでしたわ。
これは鈍かったな、私。
おそるおそる入ってみる。
あった。いかにも寒そうな屯田兵屋。
ちなみに、琴似ではありませんが、
私の曽祖父(ひいおじいちゃん)が屯田兵だった。
で、この建物内、真っ暗なんです。
私、フラッシュ撮影嫌いなので、そのままオフで写してみたのですが、結構きれいに写ってるのもある。
まぁ、ボケてたり、クリアじゃないのが多々ありますのでご了承ください。
ごめんください、恐れ入ります、お邪魔します。
出入りの挨拶だけはかかさない。
(誰がいるというわけでもないですが)
土間と居間、8帖、4.5帖だそうな。
『郵便です』
『あ、そこ入れといてね』
いえ、そのように見えてくるのですが、雪隠です。メンズね。
大&女性用はどのようになってるかといいますと、
孤独だな。
狭くて暗くて寒そうだ。アタマもお尻もヒジもごんごんぶつけそうだ。
当時、紙は何を使用してたんでしょ。縄?ヒモ?植物?葉や根?木の皮?
あぁ、つらいなぁ、考えると。
上部に神棚発見。
兵屋内は薄暗くて、かえって写真のほうが内の様子が見えてるかも。
奥まってる場所にあったし、誰もいないし、ちょっと独特の空気でした。
以上、琴似神社境内にある、琴似屯田兵屋でした。