9のつく日にやってるので、10回寝ればまたすぐ17ページを1行、2行と指先をあて、数えはじめる。
この作業は意外とリズムというか、月の流れの区切りみたいな役目も最近は担ってきていて、
これの準備をするたび、あぁ今月もまた9のつく日がきたんだなと。
で、6行目に、なかなかいい具合というか濃厚というか使えるというか、
素敵なおいしい文章が出てくると、「やった」とにったりしてしまいます。ドヤ顔だったりして…。
さて、いつものようの、17ページの6行目をアタマから書き写すのみ。
最近読んだ本、過去に読んだ本、途中でギブアップ本、再読本、さまざまなんでもありです。
ただ、今回は…。
6行目に文章のない本が多くて…。まぁ楽といっちゃあ楽ですが、物足りない気が…。
オイアウエ漂流記/荻原浩
ー。最後の日程だった。ラウラ行きがどうなろうと、明日にはトンガを発つ。
和宮様御留/有吉佐和子
自分も座って、喉の奥で呟くと、今度は前の襖がひとりでに開いた。驚いて見まわすと、先刻
ビロウな話で恐縮です日記 三浦しをん
私は特に『新しい家族』が好きだった。ここだけの話、かなりグッときてちょび
日本語を使う日々/吉田戦車
カツ丼でもどうだ
半落ち/横山秀夫
るのは難しいことではありません」
続・森崎書店の日々/八木沢里志
東京屋上散歩/鷹野晃
辺境・近境/村上春樹
はっぱ 身近な葉の色・かたちの魅力/林将之
葉っぱで気になる木がわかる Q&Aで見分ける350種 樹木鑑定/林将之
葉で見分ける樹木 増補改訂版/林将之
オイアウエ漂流記は、以前におどろおどろしい東京島を読んでいたので、
同じような無人島、サバイバル小説でもこうも違うのかと(笑)。
有吉さんの本は意外にも数を読んでました、私。
ただしあまり覚えてないのと、読むには私が若すぎたかな。
手もとには3冊しか残ってないと思う。
今でこそいろんな作家さんを乱読してますけど、
(本を読まなかった期間のブランクを埋め合わすようにいろんな人のを読んでる気が)
傾向としては一人の作家さんをどこかでストップがかかるまで読み続けるタイプです。
どこかでストップがかかるというか、ある日突然、すとんと、やめる。
そう、昔はしなかったのに、今は平行読みを結構しています。
どうなんでしょ?何冊も抱えている派って多いんでしょか。
三浦さんの「神去なあなあ夜話」を読んでみたい。
あ、去年買った「舟を編む」はもったいなくてまだ読んでおりません。
どっちがもったいないんじゃなんですけど、スピーカー上の賽の河原本と化しております。
吉田戦車さん(変だな)は、厳密にいうと17ページはイラストで、私が勝手にカツ丼を選びました。
だって好きですから、カツ丼。
で、驚くことに、ここでも邂逅の森と同じような、マタギとツキノワグマの話が出ていまして。
胸に白い月の模様のない黒いクマを撃ってしまったらマタギは廃業する話。
それと、
「クマは腕であれば腕を、ガッ、ガッ、ガッ、とたてつづけに噛みます。あごの力が強いのですから、
噛まれたところはボキボキ折れてひどいことになる。
あと雑菌のため、噛み傷はぱんぱんに腫れ上がり、熱を持ちます。爪でひっかかれたところも同じですね」
地元の人に聞いた実際の被害について、も書いてある。うぅ、怖。
半落ちは惜しかった。
「完落ちかどうかはわからん」 これが次の行でした。
続・森崎書店の日々は空行。久しぶりに、本を読んで少しだけ泣いた。
東京屋上散歩はパレスミユキの写真、
辺境・近境はイースト・ハンプトンの地図と写真。
この村上春樹氏の本に関してはちょっとした出来事がありましたので、それは後日に。
あ、オイアウエ漂流記も、これは本そのものに関してあったので、いつかネタ枯渇のときにでも。
林将之さんの図鑑はやっぱりわかりやすく使いやすい。
似ている、紛らわしい葉っぱの違いを素人でも区別できるよう親切に説明してくれている。
それもここを見れば違いに気が付くよとピンポイントで。
で、ふんふんそうなのかと机上では納得、現場で混乱。あぁ空しい。
以上、今日はなんだか薄味な?17ページ6行目でした。