銅版画制作の日々

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イサム・ノグチ展 世界とつながる彫刻

2006-07-09 | アート

イサム・ノグチ世界とつながる彫刻 顔/神話・民族/コミュニティーのために/太陽
7月8日(土)から、滋賀県立近代美術館で開催されている、この展覧会に行ってきました。平成4年に京都国立近代美術館で、初めてイサム・ノグチ展が開催されています。今回は二度目の関西での展覧会となります。サブタイトルが世界とつながる彫刻これはイサム・ノグチの彫刻家としての活動のスケールの大きさを表して名付けられたそうです。彫刻をはじめ、家具や照明器具、そして公園など・・・・。さまざまなものをつくったイサム・ノグチ(1904~1988)は日本人の父と米国人の母の間に生まれました。国籍や民族の違いを越えての中で人間の本質とは?精神の根底のあるものを探求して、現代社会の中で生かす造形をつくった作家です展覧会は、「顔」「神話・民族」「コミュニティーのために」「太陽」という4つのキーワードで分けられ展示されており、特に、舞台美術のためのオブジェや陶器でのかぶと、ブロンズでの抽象作品、原爆慰霊碑の模型などは印象的な作品です。作品点数は約70点なので、こじんまりしているものの、バラエティーに富んだ展覧会です。

      ノグチ最後のポートレート:84歳の誕生日パーティ

              

 slide Mantra and Henry Venice Biennale 1986・June

   高松・牟礼 イサム・ノグチ野外アトリエ 91・11

   同じく牟礼 イサム・ノグチ野外アトリエ

  展覧会についてはこちら から

  イサム・ノグチ プロフィール・作品などについて紹介しています

  過去の展覧会詳細はこちら

  追記 広島平和公園の原爆慰霊碑のデザインは丹下健三だというのは、知って
      おられる方も多いと思います。実はこの慰霊碑のデザインをイサム・ノグチ
      がするはずでした。しかし、米国の血を持っているという事で、デザインは
      採用されませんでした。   

Comments (2)
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