江戸城・大奥を舞台に繰り広げられる女たちの愛憎劇を描いたフジテレビのスーパー時代劇「大奥」の劇場版がついにスクリーンに登場ドラマは2003年から始まった。閉ざされた女の園・大奥で生き抜こうとする女たちの愛情・見栄・嫉妬・欲望・執念といった女の本音を満裁したなバトルを描いた本格的な人間ドラマ。
今回は、大奥史上最大のスキャンダル「絵島生島事件」をベースに物語が展開されて行く。将軍の寵愛争奪をめぐって、陰謀が渦巻くこれまでのテレビシリーズのお話をベースに禁断の悲恋の物語を軸にドロドロの女たちの闘いの狭間に咲く素晴らしいラブストーリーを見せる
『物語』 時は第七代将軍・家継の時代。この頃大奥が一番華やいだ時だった。しかし江戸城の中では権力を巡って、幕府内はドロドロ状態だったようだ。
第六代将軍・家宣に取り立てられ、七代将軍・家継の後見人として摂政の地位を占める側用人、間部詮房(及川光博)。その間部詮房のことを快く思わない秋元喬知(岸谷五朗)を始めとする老中たちとの醜い権力争いが表面化、また大奥の中でも、家宣の正室天英院(高島礼子)と家宣の側室で家継の生母、月光院(井川遥)との間の女の意地を賭けた闘い繰り広げられていたそんな混沌とした中で、月光院の推挙で若いが大奥の総取締役に昇格した絵島(仲間由紀恵)。町人の生まれで、庶民的だが、聡明な彼女は月光院の信頼も厚く、大奥の女中の間でも信頼と人気があった
そんな状況は対立する天英院派の不満とストレスの矛先へと変わっていくさらには、月光院と間部の不将な恋愛が噂となり・・・・。この事に目をつけた天英院は老中たちと結託して月光院と間部を追い落とすため、まずは右腕となる絵島を陥れようと画策を始めるのだった
そうここからなんです運命の出会いが「絵島生島事件」となる二人の宿命的な恋物語が始まるわけだ。絵島は寺社詣の帰りに立ち寄った歌舞伎観劇で、人気看板役者、生島新五郎(西島秀俊)と出会う女盛りでありながら、男を知らない絵島は美男子・生島のすべてに魅了されてしまう・・・・。運命を感じる何度かの再会を繰り返すうちに、大奥の役職の自分と一人の女としての自分の間で次第に心が揺れていく禁断の恋ゆえ、なお一層激しく燃え上がるそんなある日、江戸の大火手に手を取って逃げる絵島と生島。しかし二人に待ち受ける運命は過酷なものだった
西島秀俊、今回はいい役じゃん粋な二枚目の歌舞伎役者生島絵島演じる仲間由紀恵とのはかなくも悲しい恋を上手く演じている。仲間由紀恵もなかなか着物やヘアスタイルも似合っていてだ。時代劇にはまっているよね。そして、何と言っても脇をかためる役者たちも超豪華なので、それなりに見応はあったかな。ただ劇場版にするだけの価値はあるのかどうかは分からないけど。衣装にはかなりお金がかかっているだろうと思いながら鑑賞した私。
映画「大奥」オフィシャルサイトフジテレビと東映が協力しています