銅版画制作の日々

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池田満寿夫の版画★THE M&Y COLLECTION

2007-12-02 | 銅版画関連

IKEDA MASUO`S PRINTS

 

12月に入りました。師走ですね。今年も残すところ、一ヶ月をきりました。一年あっという間に過ぎて行きます。

ただ今京都国立近代美術館で、池田満寿夫の版画展が開催されています。

先日鑑賞してきました。彼の作品展を観るのはこれで3回目です。今回の作品は彼の最後のパートナーであるバイオリニスト佐藤陽子が池田とともに運営してきたM&Y事務所から寄贈されたものだそうです。「M&Yコレクション」として近代美術館に収蔵・登録されています。

 

これらの作品は池田満寿夫自身が厳選して、手元に残した作品であり、1956年~1997年の約40年間の版画作品を網羅してるものです。

その数、何と300点凄い多くの作品を制作したんですね。

なかなか見ごたえのある展覧会でした。(展示されていないものを含めると800点)

個人的には1956年から1960年半ばまでの作品が好きです。なかでも「ボーリングをする婦人たち」(1964年)が好きな作品でした。この頃はドライポイント・エッチング・ルーレットという技法での作品が中心で、結構抽象的なものが多いです。

1970年以降はメゾチントを取り入れて、デザイン的な要素の作品が多く、完成度も高いものですが。私はあまり好みではありませんが。あわせてリトグラフ作品も出てきます。

 

後半でもエッチング・ドライポイント・ルーレットを使った作品が登場しますが、やはりその作品より、初期に製作されたもののほうが、いいなあ!と思いました。

 

それにしても池田満寿夫は精力的に作品を作り続けたものだと驚きでいっぱいです

 

 スプリング・アンド・スプリングス 1966年

 

ロマンテックな風景 1965年

 

自画像 1964年

 

空からの贈物 1967年

 

絵葉書を購入しました。私のお気に入りのもはありませんでしたが。

 

 

京都国立近代美術館会期中、佐藤陽子さんのバイオリンコンサートがあります。

 

 

 

 

 

 

 

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