この男がいたからCIAは生まれた。
創設当初はわずか17、8人でスタートし、いまや2万9千人を擁するまでに成長した、世界最高の諜報機関であるCIA
正確な時代考証に基づき、CIA誕生秘話と冷戦時代のスパイ活動にまつわる興味深い史実を単なる再現の域を越え歴史の裏側の真実に光を当てながら、壮大なスケールの格調高い人間ドラマとして描かれている。
「ブロンクス物語/愛につつまれた街」以来13年ぶりにメガホンを執ったロバート・デ・ニーロ監督2作目となる人間ドラマ。製作総指揮のフランシス・フォード・コッポラほか一流スタッフが結集、仕事と家族の狭間で揺れる主人公の葛藤を軸にCIA誕生秘話を壮大なスケールで描く。主演は「ボーン・アイデンティティー」のマット・デイモン。共演に「Mr.&Mrs. スミス」のアンジェリーナ・ジョリー。
STORY
第二次大戦間近のアメリカ。イエール大学に通うエドワードは、FBIとの接触やサリヴァン将軍からスカウトされたことを機に、国の諜報活動に従事していく。また一方、耳の不自由な女性ローラと運命的な出会いを果たすが、友人の妹クローバーを妊娠させたことから彼女と結婚する人生を選ぶことに。しかし、ほどなく戦略事務局(OSS)の一員としてロンドンへ発ち、クローバーとは疎遠状態になってしまう。1946年、エドワードは久しぶりに家族のもとへ戻り、息子と初めて対面、改めて幸せな家族を築くことを誓うのだった。だが時は冷戦時代、OSSの流れを汲んで創設されたCIAで働き始めたエドワードは仕事に没頭し、家庭との溝がますます深まっていく。やがて、成長した息子もCIAに。そして61年、CIAを揺るがす大事件が発生する…。
(allcinemaより)
上映時間何と167分です。2時間47分・・・・・。「インランド・エンパイア」の3時間よりちょっとだけ短いだけですね。ノンフィクション的なフィクションものなので、重厚な作品ですね。でも鑑賞して随分時間が経ったこともあり、記憶が薄れてきておりました。淡々としたテンポでお話は進むので、印象深いところが、あまり多くなかったたからでしょうか。ただエドワードの恩師役 マイケル・ガンボンの死殺されるシーンは脳裏に焼きついています。何故か? 妻クローバー(アンジェリーナ・ジョリー)は心が離れていく夫への寂しい思いを痛切に演じている姿も印象的でした。
案の定、途中でとなってしまい・・・・・。メリハリがあれば、もう少し頑張って観れたかな
しかし豪華キャスト&スタッフでしたね。製作総指揮は「ゴッド・ファーザー」のフランシス・F・コッポラ、脚本は「フォレスト・ガンブ/一期一会」のエリック・ロス、脇を固める俳優さんも、アレック・ボールドウィン、ウイリアム・ハート、マイケル・ガンボンと凄い顔ぶれです。
※ウイリアム・ハートといえば、「蜘蛛女のキス」を思い出しますね。いまだに印象が深いです。
8月8日(水)、10月公開 『グッド・シェパード』 のPRで監督・製作・出演のロバート・デ・ニーロ氏( 63 歳)が9年ぶり7度目の来日をされ、六本木、東京ミッドタウン・ホールにて記者会見が行われたそうです。
主役のエドワードには、3,4人の候補があったそうです。なんとデカプリオもそのひとりだったそうですが、かなり忙しいこともあって待てなかったとのこと。「ディパーテッド」終了直後なのに、マット・ディモンが快く引き受けてくれたそうです。(ギャラも低くかったらしいです。)
そして何と実際のCIAの協力も得られたそうです。 30年勤務していたテクニカルアドバイザーが助けてくれたということで、まさに超リアルな作品に仕上がっているのですね。
綿密に再現された作品でしたが、やはり観るには少々しんどい作品でした。娯楽作品ではないので、仕方ないですが
グッド・シェパード 公式サイトです
CIAとは アメリカ中央情報局の名称です。詳細はこちらから
追記:11月2日、「過去のない男」鑑賞後、東宝シネマ二条にて鑑賞しました。