銅版画制作の日々

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インクレディブル ハルク☆★

2008-08-05 | 映画:シネコン

 エドワード・ノートンがアメコミヒーローに・・・・・。

 

8月4日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。夏休みに入ったので、いつものような静かなシアターではありません。人・人・人!人だらけ・・・・・・。賑わっています。

 

マーベルコミックの人気ヒーロー「インクレディブル・ハルク」の映画化、そのハルクを演技派であるエドワード・ノートンが挑んだ。えぇ~~驚きですよね。ノートンのイメージから信じられないけど・・・・・。最初は少し抵抗もあったらしいです。でも違うことをやってみたいという時期だったようで、そんなときにこの話が舞い込んできたそうです。なるほどそういうきっかけだったのですね。

エドワード・ノートン、ヒーローにしては繊細な感じだけれど、よく観るとこのヒーローのもろさが、ノートンの持つ繊細さと合っているように思いました。実は個人的にはノートンという俳優さんも好きなので、新しいジャンルに挑戦するノートンにも期待して観にいったわけで・・・・。

そういえば、ティム・ロスも久々に観ました。今回はノートン演じるブルースの変身“ハルク”に対してのパワーに魅了され、自ら人体実験でハルクのように変化を遂げアボミネーションという姿になり、ハルクに戦いを挑むというブロンスキーという特殊部隊の兵士役。「海の上のピアニスト」での繊細なピアニストを演じていた彼の印象が強く残っていて・・・・・。今回の役はそれとは程遠いものでした。(ちょいとヨレヨレな感じでしたね)

疲れたティム・ロスだけど、モンスター願望も強い男を見事に演じていた。

さてこの映画のストーリーやエドワード・ノートンのこの作品への取り組みを交えながら、簡単に紹介?(いつも長ったらしいレビューなのもで)

出来るだけシリアスな方向にもっていきたいというノートンは脚本にも関わったらしい。若い頃に読んだコミックブックは漫画のような感じではなく、とてもリアルで大人っぽいファンタジーのように感じたと話す。これまで僕が観たヒーロー映画はあまり好きではなかった。ノーラン監督の「バッドマン ビギンズ」はこれまでのなかで最高のスーパーヒーロー映画だったという。

そんなノートンが演じた主人公、ブルース・バナーのストーリーはとても悲しい。科学者のバナーが、ロス将軍(ウィリアム・ハート)のもとで人体実験をしてた際、事故で多量のガンマを浴び、それ以来怒りを感じたりすると心拍数200を超えアドレナリンの分泌とともに約2.7メートルの巨大な緑色のモンスターに変身する体質となるわけだ。

そんなブルースの体質に注目したロス将軍は彼を利用しょうとするが、彼はそんなロスのもとから逃亡する。執拗以上に彼を追い続けていた。ある意味孤独な追放者というところだ。あまりひどい扱いを受けると自分の中から何かが飛び出し、相手を罰してくれる。そんなファンタジーには多くの人が共感できるとノートンは語る。

慎重で孤独な男 ブルース・バナー、自分の中にあるものをとても怖れて、ついに人々から遠ざかり、関わりをもたないようにしている。自分で自ら孤独にしている。そんな重荷を背負っているバナーをノートンはこだわって演じた。

ノートン演じるバナーは謎めいてなかなか良かった。

遠くブラジルで潜伏するバナー、怒りを制御することを学びながら、治療薬の開発に取り組んでいた元の体に戻るための方法を模索しているうちに、を通じてバナーは“ミスター・ブルー”というハンドルネームを持つアメリカの科学者とコンタクトを取ることに。自身の細胞の秘密を解き明かそうとしていた。ところがその矢先、バナーの潜伏先ロス将軍に割り出される特殊部隊員のエミル・ブロンスキー(ティム・ロス)率いる軍を送り込む。ついにバナーは包囲されてしまう。暴行を受けるバナー。そのとき、心拍数上昇し、体に異変が起こる

別人格ハルクが目覚めたのだたちまち部隊を蹴散らし、何処かへと消えていく・・・・。

ブロンスキーは目の前でおこったことに信じられないでいたハルクの圧倒的なパワーに魅了された。そして自らもこの“力”得ようとする。

 

心拍数が上昇すると、バナーの目は緑色に変身直前です。

 

ブロンスキーは軍の極秘研究“スーパー・ソルジャー計画”に志願するハルクとなったバナーの事故の真の目的はこの軍の計画の一環である。

バナーはミスターブルーの研究成果を頼りに、5年ぶりに密かにアメリカへ。彼がまず誰よりも会いたい人がいた。かって同じ研究室に在籍し、愛を確かめ合った女性、そしてロス将軍の愛娘ベティ(リヴ・タイラー)がいた。何も告げず去ったバナーのことを思いながら、もう彼女には新しい医師の恋人、レナード(タイ・バーレル)がいた。

 

   

べティ(リヴ・タイラー)とレナード(タイ・バーレル)

バナーはこのことを知ると、去っていきます。だがベティは最愛のバナーを見逃さなかった再会した二人は抱き合う

でもロス将軍とブロンスキーの追跡の手はすぐそこまでやって来た

 

 ロス将軍役(ウィリアム・ハート)

ヒゲがあって髪形もいつもとちょっと違うので、ウィリアム・ハートとは気がつきませんでした。そういえば最近観た「バンティジーポイント」にも大統領役で登場していましたね。

 

とにかくしつこく、バナーを追い詰めます追いつき追い越されとうとう追い詰めた~~~

バナーの心拍数は上昇ついにハルクに変身・・・・・。ベティも彼の変る様子を見て

爆発に巻き込まれるベティをハルクは助ける。そしてバナーから苦渋に満ちた胸の内を聞く。そして彼に協力することに。

いよいよ“ミスター・ブルー”に会うため、ニューヨークへと向かう

 

 ミスター・ブルーことスターンズ(ティム・ブレイク・ネルソン)

何か科学者には見えないひょうきんな人だけど・・・・?スターンズの研究の成果に最後の希望を託すバナーだ。

さて、元に戻ることが出来るのか????

ところがここにも軍の手が!!!ついにバナーは囚われることに

ブロンスキーはハルクに魅せられ、スターンズにバナーの血清を打つように迫る。そして彼はアボミネーションというモンスターへと変身する

 

これがアボミネーションですニューヨークの街を荒らしまわり、軍の力ではどうすることも出来ません

 

ついにブルース・バナーは、アボミネーションとの戦いに挑みます愛するベティのために、運命と対峙する覚悟を決めて。自らハルクになることを・・・・・。

 

 

ブルース・バナーの分身ハルク、何かあの繊細な彼とはかけ離れていて、衝撃的です。

 

エドワード・ノートンが演じるアメコミもこんなシリアスな作品になって、ちょっと今までのヒーローものが斬新に感じます。

結末は?これはどうぞシアターへ足を運んで観て下さい。

ところでちょいとネタばれです。何とラストにあの「アイアンマン」に主演のロバート・ダウニー・JRが主人公のトニー・スタークで登場します。マーベルつながりのようですね。次の作品紹介ってところですか。(9月27日公開です。)

 

 コミックはこのような本だそうです!マーベル・コミック

 

インクレディブル・ハルク 公式サイト

 

感想:ノートン的アメコミムービーはそれなりに楽しめました。主人公の刹那的なところも何かいいです。誰しもが心の中に持っている違う自分というものがハルクのような別の人格として現れ、何かを訴えるもしくは警告のような発信をしているのか?と思いました。エドワード・ノートン、大好きです

※もう長いレビューにはしないなんて言いましたが、また長いレビューになってしまいました。すみません

 

 

 

 

Comments (5)
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