BURN AFTER READING
それはCIAにも理解不能な、
国家も巻き込む仰天計画。
かつてない衝撃のラストに驚愕!
5月4日、MOVX京都にて鑑賞。こみこみ状態?かなと思ったらそうでもなかった。
始まりのシーンが何ともお洒落です。宇宙ロケットから眺める地球がだんだん下に降りて行き・・・・。いつしかワシントンDCの街に近づく・・・・。まるでグーグルマップの映像のようなんです。
それにしても最高です!むちゃくちゃ面白かった。爆睡せず観れましたよ。コーエン兄弟って凄いなあ。前作「ノーカントリー」のような怖い作品から一転して思わず吹き出してしまうようなお話。妙な人たちが絡み合う嘘のような変な話だ。
先日、DVDで「オーブラザー!」を鑑賞したのですが、あの作品もなかなか面白いです。
先日、DVDで「オーブラザー!」を鑑賞したのですが、あの作品もなかなか面白いです。
今回はキャストの豪華さを加え、キャストのそれぞれのキャラも可笑しいし、飽きることなく観い入る作品ではないでしょうか?ラストの「CIAマ~ン」の♪も頭に残る~~。
さて登場人物の紹介
かっこいいブラビが間抜けなキャラに挑戦しているのも見どころ。
コーエン兄弟作品「オー・ブラザー!」でも好演していたジョージ・クルーニー。
今回は財務省連邦保安官なのに、出会いKEISAITOにはまり、複数の女性と寝ちゃうという役。だらしないだめな男ハリーを演じている。
ティルダ・スウィントンは神経過敏な女医ケイティ役。子供に怖い顔で「口を開けなさい!」と言っていた。旦那はCIAだったが、クビになる。離婚したいと色々画策している毎日。
この人がケイティの旦那、ジョン・マルコヴィッチが短気なオズボーンを、面白おかしく演じている。かなりハイテンションでクレィジー。ARU中のため、CIAをクビになってしまう。その仕返しにと暴露本を執筆している。
STORY
アメリカの首都、ワシントンDC。エリートたちに人気のジム、“ハードボディーズ・フィットネス・センター”の女性ロッカー室で1枚のCDーROMが落し物として見つかる。気はいいが脳みそまで筋肉でできているようなこのセンターの従業員チャドは、詳細はわからなかったが、名前や数字の羅列から、そこに書き込まれているのがCIAの機密情報だと理解し、このCDーROMを利用して一攫千金を狙おうと膨大な計画を思いつく。
ひたすら毎日筋肉を鍛えるチャド。脳天気な役もなかなかいけるブラビ!
このCD-ROMで儲けること出来るかもと浅はかな考えをしたのが大間違い。
同僚のリンダもまた、このチャンスに念願だった全身整形の費用を稼ごうと浮かれ、その完璧とは程遠い計画に賛同する。
そんな二人を上司であるテッドは心配げに見つめる。テッドはリンダに想いを寄せているのだが、彼女はまったく気づいていなかった。
リンダの切実な悩みに耳を傾ける上司テッドなのに。
リンダの心、ここにあらず。
リンダの心、ここにあらず。
実はこのCD-ROMの中身は、CIA局員・オズボーン・コックスの回想録だった。オズボーンは極度ARUKOURUの依存症であることがバレてCIAをクビになってしまった。その怒りにまかせて機密情報ならず、上司への罵詈雑言を書きまくっていたのだ。
解雇になったオズボーンは放心状態??
CIAを解雇になったオズボーンにキレるケイティ
一方オズボーンの妻ケイティは、夫がCIAを解雇されたことにキレつつも、内心ほくそほほ笑んでいた。彼女は財務省連邦保安官のハリーといい仲で、彼女にとって夫の解雇は離婚を有利に進めるために好都合だったのだ。
更に彼女は夫のパソコンに入っているあらゆる情報をCD-ROMにコピーし、離婚弁護士に資料として渡していた。
ところがこのCD-ROMを何とこの弁護士がチャドの働くフィットネスセンターで紛失してしまったのである。
女房が離婚をしようとしていることも知らないオズボーン、大学の同窓会で楽しく過ごしている。家の鍵が代えられることも知らずに・・・・・。
一方、リンダは浮かれて、出会いKEISAITOで見つけた新しい男とデートすることに。待ち合わせ場所に現れたのは何とあのハリー。財務省のエリートであるハリーだが、実はこのサイトで日々女性を探すやり手の男だったのだ。
リンダとハリーはウキウキデート♪
リンダの大きな口でのBAKA笑いが何ともいえません。まさに脳天気?
ハリーの作った大人の玩具もちょっと笑いを注ぐ。SUKEBEなおっさんらしい?
チャドはディスクの持ち主がオズボーンであることを突き止める。脅迫しようとするがうまくいかない。それどころか、そんなことをしたら恐喝、連邦犯罪にとして罪になると怒鳴られ、逆に大けが負ってしまう。
顔をぶん殴られ、鼻血ドバッ~のチャド
怒り浸透のオズボーン!この凄いテンションにチャドもタジタジ・・・・。
こうなったら次の手段!何を考えたかといえば、ロシアならCIAの機密情報を欲しがるだと考えたリンダともにロシア大使館に売り込みいこうとする。
二人はロシア大使館に乗り込んだ。本当に大丈夫?
さてさて1枚のCD-ROMが発端となり、幼稚な企みが不運の連鎖を呼びやがて事態は誰の手にも負えぬまま様々な人々を巻き込み、予想できない衝撃の結末へと転がっていく。
何が起こっているのか?彼らの目論みは一体何なのか?
そして最後に笑うのは?
意外な展開が起こります。まさか?あいつが・・・・・。どうして?運命?悪いことは重なるものです。
ハリー曰く、銃を持っているが、一度も撃ったことがないというのが彼の自信だったはずが・・・・・。
最後のCIAの上官の冷たさというのが何ともいえず・・・・。CIAの失態やまずいことをもみ消すところは、単にモノ扱いのような処理的な感じでゾォ~としましたけど。まあブラックジョークなんでしょうね。
その他出演者&スタッフ
テッド(リチャード・ジェンキンス)
CIAの上官 (J・K・シモンズ)このおっちゃんが一番冷たいかも?
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