ガリレオの暗号が、ヴァチカンを追いつめる!
「ダヴィンチ・コード」(06)に引き続き、ダン・ブラウンの小説を映画化した「天使と悪魔」が15日から公開されました。早速MOVX京都で鑑賞してきました。今回はたまったポイントを利用したので、無料鑑賞となりました!
トム・ハンクス扮するラングドン教授が今回対決するのは、カトリック教会を憎む科学者たちが作った秘密結社イルミナティ だ。
イルミナティの暗殺者が、CERN(欧州原子核研究機構)から強大な破壊力を持つ反物質 を奪い、カトリック教会の総本山であるヴァチカンに仕掛けたのだ。
事態を知ったロバート・ラングドン 教授(トム・ハンクス)は教皇選挙に沸く現地に急行。6時間後に迫った反物質の爆発を阻止するために、暗殺者を追い、17世紀にイルミナティの指導者だったガリレオが遺した暗号の数々を解いていく。
前作は“ダヴィンチ・コード”だったが、今回はガリレオの暗号“ガリレオ・コード”が軸となるんですね。多彩で斬新だという“ガリレオ・コード”か・・・・?う~ん斬新なのか?どうか分からない。
原作を読んでいる人にはたまらないのでしょうね。私なんぞは映画のみなもので、正直把握出来ないことが多い。宗教的用語や科学的用語がどんどんと出てくるので、字幕を追うだけでも大変でした(汗)結局は原作を読んで、映画を観るのがいいのでしょうが。
原作本は上・中・下という3巻という長さのお話。それを上映時間2時間18分に収めているので、原作本を読まれた方にとってはちょっと物足りなさを感じるだろうと思います。そういう意味で本作がどこまで原作に近づいているかは分かりません。
“ガリレオ・コード”→ガリレオはヴァチカンの弾圧から科学者を守るため、秘密のアジトに導く暗号だそうです。その暗号をローマ各地の教会や広場などに巧みに隠した。ヴァチカンに秘蔵されたガリレオの著書に遺された詩に連動している暗号は、彫刻の構図など、すべてが立体的に作られ、そのものがアートなのだ。お洒落ですよね。
そんなアート的な暗号をもとに、イルミナティの暗殺者は次期教皇候補の4人枢機卿を拉致し、爆発の前に1人ずつ公開SYOKEIすると宣告。ラングドンの追跡をかわして儀式めいたSYOKEIを繰り返す。
イルミナティの残虐かつ悪魔的な復讐は生きた人間に焼印を押したり、HIABURIにしたり・・・・。その悪魔的なSYOKEI方法は恨みの深さをうかがわせる。
ラングドン教授とともに暗号解読に協力や事件の解明に一役かうのは、ヴィットリア
(アイェレット・ゾラー)焼印で殺された科学者の養女で物理学者。頭脳明晰である。
カルロ・ヴェントレスカ (ユアン・マクレガー)彼は亡くなった前教皇の侍従である。ヴァチカンの総指揮権を持ち、そしてヴァチカンを救うカギを握る・・・・。
ユアン・マクレガー、最近では「彼が二度愛したS」で活躍した。
その後ろにいるのが、ストラウス役のアーミン・ミューラー=スタールですね。
何かアーミンが怪しい感じもしましたが・・・・・?違いました。
ローマ~ヴァチカンを駆け巡る!!
ラングドンが挑む事件MAP
枢機卿暗殺を阻止するカギは、ガリレオの著作に遺された詩にあったーーー。
科学の4大元素《土・空気・火・水》になぞらえた場所で、夜8時を皮切りに4人の枢機卿を1時間ごとに1人ずつ殺していくというイルミナティの策略。さて教授はガリレオの“暗号”を解き、彼らの計画を阻止できるのか?
{事件File:1}サンタ・マリア・デル・ポポロ教会TimeLimitは20:00
第一の殺人現場はポポロ教会内の“土”の礼拝堂
土=Earth “サンテンの土の墓”という詩の一節から、第一の現場がラファエロが設計したキージ礼拝堂だと解明するも、そこにはすでに息絶えた枢機卿が・・・。イルミナティが残した彫刻“ハバククという天使”が次の場所を指さしていた!
{事件File:2}サン・ピエトロ広場TimeLimitは21:00
“空気”の現場はヴァチカンの広場で発見!
空気=Air バロックを代表する彫刻家ベルニーニがイルミナティの一員だったことが発覚。サン・ピエトロ広場に彼のレリーフ“ウェスト・ポネンテ”があり、そこに息=“空気”が描かれていることにラングドンは気づく。現場に急行して、人だかりの中で瀕死の枢機卿を発見するが・・・・。
{事件File:3}サンタ・マリア・デッラ・ヴィクトリア教会TimeLimitは22:00
ベルニーニの代表作が“火”の現場に導く
火=Fire ベルニーニの“火”に関連した彫刻を探すうちに代表作“聖女テレサの法悦”にたどり着いたラングドン。SEKUSUを暗示したことで、ヴァチカンに拒絶されたその彫刻は“ヴィクトリア”の名がつく教会に置かれていた。だが、教会では天井につるされた枢機卿が火ABURIに・・・・・・!
{事件File:4}ナヴォーナ広場TimeLimitは23:00
クロスした時に現れる“水”の現場とは
水=Water 最後の“水”が、これまでの3つの場所をつなぐと現れる十字架の先にある場所、ナヴォーナ広場とにらんだラングドン。そこにあるベルニーニの彫刻“四大河の噴水”に15分も前に到着した彼は、第4の殺人を阻止すべく、ついにイルミナティの暗殺者と直接対決することになる!
さて第5の事件はどこで起きる!?
“4大元素”の導きで街に現れた、イルミナティの隠れ家への道しるべ“啓示の道”。
ラングドンはそれが神の象徴(十字架)だったことに驚愕する。彼は隠れ家を突き止め、24時に迫った反物質の爆発を果たして阻止出来るのか?
「ダ・ヴィンチ・コード」のロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演で贈る“ロバート・ラングドン”シリーズ第2弾。ダン・ブラウン原作のシリーズ1作目を、映画版では時制を前後させ続編として製作。教皇選挙(コンクラーベ)が行われるヴァチカンを舞台に、宗教と科学の数百年にわたる対立の歴史が招いた恐るべき陰謀の阻止に奔走する宗教象徴学者ロバート・ラングドンの活躍をサスペンスフルかつダイナミックに綴る。共演は「ミュンヘン」のアイェレット・ゾラーと「スター・ウォーズ」シリーズのユアン・マクレガー。
他に枢機卿を護衛するスイス衛兵隊の隊長役リヒターにステラン・スカルスガルド が出演。本作ではこの事件の真相を知っている重要な役どころ。「マンマ・ミーア」や「宮廷ゴヤは観た」にも出演していたベテラン俳優。
暗殺者も殺されてしまいます。どうも誰かに依頼されたようですね。さてさて一体だれが犯人なのでしょうか?意外?な展開になっていきます。
やはり原作本を読むことが一番いいかもしれませんね。結構ハードなアクションもあり!面白いのかどうか?。できれば、映画だけで物語の詳細が分かるようにして頂けるといいのですが。前作“ダヴィンチ・コード”にも言えることですが。
メディア | 映画 |
上映時間 | 138分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) |
初公開年月 | 2009/05/15 |
ジャンル | サスペンス/ミステリー/アドベンチャー |
原作:ダン・ブラウン
『天使と悪魔』(角川書店刊) |