運命の恋なんて、
あるに決まってる。
京都シネマにて鑑賞。ところでタイトルのカッコは何を意味するのかしら?いまだに謎です。調べているのですが、分かりません。
さてこの物語に登場する男性と女性のタイプは逆のようです。一般的に女性が運命的な恋を信じるというパターンが多いけれど。トムはその運命的な恋を期待する男の子でありました。
STORY
トムは落ち込んでいたサマーとの仲が上手くいかなくなってしまったのだ。悪友のポールとマッケンジーは「忘れてしまえ。女なんていくらでもいるさ」と言うが、そんな決まり文句はトムにとって慰めにはならなかった。サマーはトムにとって“運命の恋人”のはずだったから。どうしてこうなってしまったのか。トムの想いは、サマーと出会ってからの500日を行ったり来たりする。
建築家を志しながらもカード会社でライターの職に甘んじているトム(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット) は、運命の恋を夢見るロマンチスト。彼はある日、アシスタントとして入社してきたサマー(ズーイー・デシャネル) に一目惚れしてしまう。一方のサマーは真実の愛なんて信じない女の子だった・・・。
出会いから4日目、トムが偶然サマーと同じエレベーターに乗り合わせたとき、彼が聴いていたザ・スミスの音楽について会話が弾み、以後二人の交流が始まる。
28日目、カラオケパーティの席で、トムとマッケンジーはサマーに重要な質問をした。「彼氏はいるの?」。サマーの答えはノ―だった。「恋人なんて欲しくない。誰かの所有物になるなんて理解でいないわ」と恋愛観を語るサマー。彼女は愛なんて信じていなかった。別れ際、「私のことが好き?だったら友達になって」と言う。
数日後、仕事中にサマーはトムにキスをした
34日目、トムとサマーは一緒にIKEAへ行き、展示されているソファに並んで腰をかけたり、ベッドに寝そべって見つめ合ったりして、新婚ごっこを楽しむ。
「真剣に付き合う気はないのがそれでもいい?」と訊ねるサマーに気楽な関係でと答えるトム。その後は2人で気軽にベッドインした。
サマーの腕に建物の設計図を描くトム。
公園で叫んだ言葉にちょいとびっくり!トムも恥ずかしくて言えないが、サマーに言われて仕方なく叫ぶことに。大きな声でとサマー。
デートを重ねる2人。トムのお気に入りの公園へサマーを連れて行き、建築家になる夢を語るのだった。
そして109日目、とうとうサマーが初めて自分の部屋に招きいれた!トムは、2人の間を隔てる壁が一気に低くなったと実感。
トムのダンスシーン、良かった♪恋する男の子のトキメキがビンビン伝わってきます。可愛いですよね。
259日目、バーでサマーにいい寄る男をトムは殴ったら、逆にやり返される。「ニ度とこんなことしないで!」と怒るサマー。自分たちの関係は何なのか?あくまで友達だが、2人の間には埋められない溝があるのは確かだ。
ある日、2人は映画「卒業」を観た。結婚式から花嫁キャサリン・ロスを略奪するダスティン・ホフマンの有名なラストシーンが映し出されていた。バスに乗って逃げる恋人たちの顔から笑顔が消えていくのを見て、サマーは泣いた。帰りたがるサマーをトムは無理やり誘ったカフェで、サマーは「私たちもう会わないほうがいいわ」と言った。
「この数カ月の私たちって、シド&ナンシ―状態よ」
「シドは包丁で7回も刺したんだぞ。僕はシドにはなれない」 「違うわ。シドは私よ」
しばらくして、サマーが会社を辞めたことをトムは知った。ポールやマッケンジ―の勧めに従い、サマーを忘れて新しいガールフレンドをつくろうとするトムだが。。。。
やっぱり無理。誰とデートしてもサマーと比べてしまう。どうしてもサマーが忘れられない。
408日目、同僚の結婚式に向かう列車の車内でトムはサマーと再会。久しぶりに交わす会話はなごやかだった。
サマーが「今度の金曜日にアパートの屋上でガーデンパーティを開くから、来ない?」と誘う。ヨリを戻すチャンスだとトムは信じたが、現実は厳しい。
408日目のパーティ当日、彼女の心が自分から完全に離れてしまったことを悟る。
パーティでこんな風になることをトムは信じていたのに。。。。。
442日目、会社のプレゼン会議。トムの心は荒れていた。トムは立ちあがり言った。
「人々がカードを買うのは、自分の気持ちを口に出すのが怖いからだ。小細工するより本音を言うべきだ。カードも、映画もポップスも、ウソばかりだ!」
辞めます!!
今度こそ建築家の道を進もう。トムは就職活動を始める。
何故か彼の心はすがすがしく晴れていた。サマーとの恋に悩み続けた日々は、何だったのだろう。。。。。
お気に入りのベンチに座って、未来の自分を想うトム。そこにサマーが現れた。長かった“500日の夏”が終わろうとしていた。
リンゴ・スターのファン?
悪友ポール(マシュー・グレイ・ガブラー )
悪友マッケンジ―(ジェフリー・エアンド)
トムの恋の相談役 レイチェル(クロエ・グレース・モレッツ)
トムの上司ヴァンス(クラーク・グレッグ)
トムの新しいガールフレンド・アリソン(レイチェル・ボストン)
解説(allcinemaより抜粋)
運命の恋を信じるナイーヴな青年が、対照的な恋愛観の女性と辿る甘くてホロ苦い500日の愛の軌跡を綴った異色のロマンティック・コメディ。真実の愛など信じないちょっと風変わりな女の子と恋に落ちた主人公に訪れる様々な感情の変遷を、その心象風景を趣向を凝らした映像で表現しつつ、男目線からリアルに描き出していく。主演は「BRICK ブリック」のジョセフ・ゴードン=レヴィットと「ハプニング」のゾーイ・デシャネル監督はこれまで数々のミュージック・クリップを手掛け、本作で劇場長編監督デビューの新鋭マーク・ウェブ。
男性目線で描かれているところがなかなか面白い。トムの切ない恋心、じわっと感じたり。。。。傷つきやすいナイ―ブなトムをジョセフ君は見事に演じていました。
それに比べてズ―イ演じるサマーはどこかエキセントリックで一風変わった女の子。
こういうラブストーリーも悪くないかも。。。。。でも振りまわされるトムは正直お気の毒でした。サマーの本当の心理はどうなのよ??
マーク・ウェブ監督
メディア | 映画 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(FOX) |
初公開年月 | 2010/01/09 |
ジャンル | ロマンス/コメディ/青春 |
映倫 | PG12 |
オフィシャル・サイト
http://www.foxsearchlight.com/500daysofsummer/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://movies.foxjapan.com/500daysofsummer/