銅版画制作の日々

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トイレット(2010)

2010-08-31 | 映画:ミニシアター


「みんな、ホントウの自分で、おやんなさい」

この日も前半の上映は満席だったようだ。それにしても荻上監督作品、人気あります。特に本作に固執していたわけではないが、、、、。でもこの人気はやっぱり普通じゃあないものね。ということで、観ることにしました。
それでどうだったのか?はいなかなか面白かったです。外国人の3兄妹と日本のばーちゃんの心の触れ合いなんですが。
ばーちゃん役のもたいさん、セリフが全然ありません。いや、最後の方で1回だけあります。
「モ―リ、クール!」だけ、、、(笑)もたいさん自身もセリフがないのに、ラッキーだったとか。でもセリフなしでの演技、かなり難しいんじゃないかしら?

STORY(キネマ旬報より拝借)

北米東部。とある企業の実験室に勤務するレイ(アレックス・ハウス)は、誰とも深く関わらないことを信条に生きてきた。彼の唯一の趣味は、ロボット型プラモデルでのひとり遊び。ところが母の葬儀の直後、ひとり暮らしのアパートから、レイはやむなく実家に舞い戻るはめになる。そこには、引きこもりのピアニストの兄モーリー(デイヴィッド・レンドル)と、ちょっと勝気な大学生の妹リサ(タチアナ・マズラニー)、猫のセンセー、そして“ばーちゃん”(もたいまさこ)が暮らしていた。ばーちゃんは、彼らの母親が亡くなる直前に日本から呼び寄せた3兄弟の祖母。英語が全く話せないばーちゃんは自室にこもりきりで、トイレから出てくるたびに深いため息をつく。そんなある日、以前母親が使っていた古いミシンを見つけたモーリーは、「布を買いに行きたい」と、ばーちゃんに訴える。心の病のモーリーは4年間、外に出られずにいたのだ。そんな彼にばーちゃんは無言で札束を差し出す。一方、ばーちゃんがエアギターのコンテスト番組に見入っているのを知ったリサは、自分もコンテストに出ようと決意、そのための資金をばーちゃんはまたも気前よく無言で出してくれた。予測不可能なことをやらかす3人に、レイの平穏な日常は破られ、ついキレてしまうこともあったが、そんなとき、ばーちゃんはレイのために餃子を焼いてやるのだった……。モーリーが出場するピアノ・コンテストの日がやって来た。お手製の花柄のスカートをはいたモーリーがステージに登場すると、客席にざわめきが起きる。4年前にコンテストの演奏途中で緊張のあまり吐いたことがトラウマになっていたモーリーだが、今また緊張でパニック寸前の様子。そのとき、ばーちゃんが立ち上がりモーリーに大声で呼びかける。モーリーの見事な演奏が始まった……。
 
4人と1匹の猫との奇妙な生活。。。。。日本人のばーちゃん、英語が話せるわけでもない。言葉の壁はあるものの、いつしか壁を越えていく。そうしてばらばらだった3人兄妹の間に不思議な絆が深まっていくのだ。
 

ばーちゃんはこの家にやって来てからほとんど食事も取らずに部屋にこもっていた。そこで3人はばーちゃんを慰めるため、スシパーティをすることにしたが。
ばーちゃん、一個だけ口にしただけで、何も言わずに部屋へ、、、、。
 


ミシンでスカートを縫いたい!とモ―リ、ばーちゃんは札束を何枚か手渡す。
何故かばーちゃんはお金持ちだった。


レイは2人の勝手な行動に振り回され、切れることもあったが、そんな時ばーちゃんは手作り餃子でレイの心を癒してくれた。


ばーちゃんから手作り餃子を伝授。


このシーンが大好きだというもたいさん。

何気なシーンが何か心を和ませてくれます。


謎の女(妙な服を着た女性)にはサチ・パーカー
監督たっての希望で、サチ・パーカー出演となった。


エアギターコンテストに出たいというリサ、ばーちゃんから出場するための参加費用をゲット!
エアギターなしでのパフォーマンスも見どころだ。このシーン、私的に大好きでした。

レイはばーちゃんのため、日本のウォシュレットトイレをプレゼントしたいと考えていた。火事の保険が3000ドル入ったのでそれでトイレを購入したが、残念ながら、ばーちゃんはそれを見ることなく他界してしまう。


印象的で面白かったシーン。。。。。

レイが職場の同僚インド人とのやり取りが何とも言えず。

私の隣に座っていた女性は涙ボロボロ状態でした。もたいさんの存在が光っている作品でしたね。

 

※モーリーが弾くクラシック曲。あまり有名ではない名曲とのリクエストに選曲された。

  • ため息フランツ・リストの、3つの演奏会用練習曲・第3曲変ニ長調
  • 『伝説』第2番(フランツ・リストの、2つの伝説・第2曲『波の上を歩くパウラの聖フランソワ』)
  • ヴァルトシュタインベートーヴェンの、ピアノソナタ第21番ハ長調
  • 解説(ウィキぺディアより拝借)

    かもめ食堂』『めがね』から3年ぶりの荻上直子監督による、構想から5年をかけた家族の成長をテーマにした異文化交流映画第3弾。日本の映画でありながら全編英語で、日本人はもたいまさこが唯1人のキャスティングとなり、兄弟役にはオーディションで若手のカナダ人俳優が起用された。トイレットというインパクトのある題名は『かもめ食堂』でフィンランド人のスタッフが日本のトイレに感激した時に閃いたと言う。ロケはカナダ・トロントで約20日間に渡り撮影された。


    荻上直子監督 もたいまさこ デヴィッド・レンドル

    メディア 映画
    上映時間 109分
    製作国 日本/カナダ
    公開情報 劇場公開(ショウゲート=スールキートス)
    初公開年月 2010/08/28
    ジャンル ドラマ
    映倫

    G

    オフィシャル・サイト
    http://www.toilet-movie.com/

     


     

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