神の手(ゴッドハンド)による完全犯罪。
評価(好き度):+5点=55点
京都みなみ会館にて鑑賞!
自信喪失していた新米医師が、若い女性患者を快復させたことで立ち直るものの、やがて彼女に対する思いが暴走してゆくさまを描いている。う~ん本当のところダイアンの事をどう思っていたんだろうか?
恋愛感情あるのかな?いやあそんな感じやないような。確かに独占欲的な気はしたが、何か物質的な扱いのような。そう大事な宝物のような扱いって表現が合っているような。
つまりだ。若い研修医、マーティンは日々一生懸命頑張っているにも関わらず、治療施した患者がアレルギー反応を起こして悪化したりと失敗が続く。そんなことからベテラン看護師から甚振られる始末。不安に自信損失感を募らせ日々悩んでいた。
そんな時に若い女性患者 ダイアンが入院して来る。マーティンに信頼と尊敬を持ってくれる彼女の態度が次第にマーティンは自信を取り戻すことになる。ダイアンの存在はマーティンにとっては神様のような存在♪
とここまでは良かったが、、、、。ここからが問題!
ダイアンの美しさに特別な思いを寄せることになる。これは恋愛?いやそうではないような・・・・?
献身的な治療のおかげでやがてダイアンは無事退院となる。ところが何故かマーティン、執拗にダイアンへの思いが強くなるのだ。これって一体どんな感情なのかしら?
ダイアンを人間として扱っていないような気もした?まるで私物化とでも言おうか、、、、?このマーティンの感情はただ事ではないように思えるのである。固執と言ってもおかしくない。
というわけで再入院ことに、、、、。わざわざ自宅まで乗り込んで薬をすり替えたマーティンのおかげでこんなことに。
ここからがまた凄い行動。点滴を巧妙にすり替えて快復を妨げるようにする。彼女を何やと思っているんだろう。やっぱり物扱いやんかと。その後も点滴を何度もすり替えるマーティン。結局ダイアンの病状は悪化の一途を辿り、ついに取り返しのつかない事態に……。
マーティンは犯した罪の重さに苦しむ?いやそうではないような?もちろん殺してしまったことはえらいことをしたという感情はあったかもしれないが、むしろ周囲にばれないかが気になっているだけのような気がした。やっぱりダイアンを大事な宝物というだけの感情かもしれない。
ところが、事はこれだけで済まなかった。病室でダイアンの日記帳を発見した掃除係のジミー(マイケル・ペーニャ)が、彼を脅迫してきたのだ。
その執拗な脅迫から逃れ、次に取ったマーティンの行動は、、、、。永遠のこの罪を消すための恐ろしい手段だった。
ダイアンの日記にには一体何が書かれていたのか?そのあたりはよくわからない。ひょっとしてマーティンの行動を一部始終書かれていたのかも、、、、。でないとこんなに慌てないでしょう?
それにしてもラストは事なきを得て研修医からちゃんとしたドクターになるなんてね。皆気がつかないのかしら?ジミーの変死はどう見ても、マーティンが疑われるような感じですよね。釈然としない終わり方にちょっと疑問だらけではありました。何でこうなるの??
解説(allcinemaより)
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のオーランド・ブルーム主演で描く医療サスペンス。理想に燃える青年医師が、若い女性患者に恋したばかりに破滅の道を進んでしまうさまを描く。共演はエルヴィス・プレスリーを祖父に持つモデル出身の若手ライリー・キーオ。監督はアイルランド出身のランス・デイリー。
主演のオ―リ―は製作にも関わっています。
メディア | 映画 |
上映時間 | 97分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(日活) |
初公開年月 | 2012/01/21 |
ジャンル | サスペンス |
映倫 | G |