銅版画制作の日々

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手紙は憶えている(2015)**REMEMBER

2016-11-16 | 映画:シネコン

 ラストの衝撃!

随分前から気になっていた作品でした。一日上映一回となってしまったので急いで鑑賞してきました。クリストファー・プラマー氏が主演している作品です。御年なんと86歳だそうです。でも現役なんですよね。凄いなあ~!

役は認知症を患った90歳の老人。見事に演じていました。寝ちゃうと記憶が失い起きると、亡き妻の名前を呼び続けるというそんな老人。そんな状態なのですが、昔の憎っきナチの人間を探しに旅に出るという何とも途方もないお話。

この認知症というのが実は味噌なのですが。プラマー演じるゼヴ・グットマンは老人ホームで友人であるマックス・ザッカーとはナチスに家族を殺されたユダヤ人でありました。実はこの2人には70年前に家族を殺されたナチスが生きているということを知っていて。マックスは車いすのためその相手を探すことができないということで足腰の元気なゼヴが代わりにその相手探しに行き、その上に殺しちゃうというのです。

とにかくハラハラものです。なんせ相手探しに行くのは元気とはいえ認知症を患っているのですからね。マックスも人を使ってまでやってしまうなんてう~ん怖い奴です。

 マックスから渡されたルディ・コランダーの若き写真

相手の名はルディ・コランダー。今回の手掛かりはマックスから渡されたのは手紙。相手のルディ・コランダーという同性同名の人は4人もいるらしい。とにかくその4人を一人ずつ訪ね、本当のルディ・コランダー探しを始めるわけです。

 


最初のルディ・コランダーにはブルーノ・ガンツ。結局この人は違ったんでけどね。偉いおじいさんに・・・・。メークしているのかしら?話していたらどうもこの人はナチスで食堂の係?だったらしい。

2人目の人は寝たきりで、ホモセクシャルだったとのこと。どうもこの人でもないようです。そして3人目はすでに亡くなっていて息子だというジョン・コランダーが警官として親亡き後一人暮らしていた。友人だと知ると大歓迎!

 
ナチスのものが沢山残っていた。ゼヴがユダヤ人だと話すと・・・・。突然息子は豹変。過激な言葉でゼヴを罵る。


銃口を向けることになる。そのあと思わぬ事に・・・・・。

 


途中ゼヴは倒れる事に。手紙を隣の入院している女の子に読んでもらい自分が、何をせなければいけないことに気づいたり・・・・。

そして4人目は期待通り、ゼヴとマックスが探していたルディ・コランダーなのだが、ここで意外な展開を迎えることに・・・。これは観ている方にも衝撃的なものだった。まさかこんな出来事を迎えるとは。

めぐり合って復讐とは上手く行くのかと思いきや、こんな結末だとはね。なんてネタバレしませんが、凄いです。その反面ショックだったです。

これはお勧めですので、未見の方是非!!

あらすじ(allcinemaより)

最愛の妻に先立たれ、認知症も日々悪化していく90歳の老人ゼヴ。ある日、友人のマックスから1通の手紙を託される。そこには、目覚めるたびに記憶を失ってしまうゼヴのために、彼が果たそうとしていたある使命が詳細に綴られていた。2人はアウシュヴィッツ収容所の生存者で、ともに家族を収容所の看守に殺されていた。しかも、その犯人は身分を偽り、今ものうのうと生き延びていたのだ。手がかりは“ルディ・コランダー”という名前で、容疑者は4人にまで絞り込まれている。そこで車椅子で体の自由が利かないマックスに代わり、手紙とかすかな記憶を頼りに、たった1人で復讐へと旅立つゼヴだったが…。

解説(allcinemaより)

 「スウィート ヒアアフター」「白い沈黙」のアトム・エゴヤン監督が「人生はビギナーズ」のクリストファー・プラマーを主演に迎え、アウシュヴィッツを生き延びた老人の復讐の旅路を描いたサスペンス・ドラマ。70年前にナチスに家族を殺された主人公が、認知症による記憶障害に苦しみながらも、友人から託された手紙を頼りに復讐へと向かう壮絶な旅の顛末をサスペンスフルに綴る。共演はマーティン・ランドー。

メディア 映画
上映時間 95分
製作国 カナダ/ドイツ
公開情報 劇場公開(アスミック・エース)
初公開年月 2016/10/28
ジャンル サスペンス/ドラマ
映倫 PG12

  
ピアノはプラマーさん、上手い。なんでも昔はピアニスト志望だったらしい。

オフィシャル・サイト
http://remember.asmik-ace.co.jp/

 

 

 

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