銅版画制作の日々

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お嬢さん(2016)**THE HANDMAIDEN

2017-03-16 | 映画:シネコン

 幕が上がったら最後、あなたはもう、極限の騙し合いから逃げられない――

東宝シネマズ二条にて鑑賞。大好きなパク・チャヌク監督作品なので楽しみしていました。さて感想 う~んなんだか不思議な感覚の作品でした。性描写もそこそこリアルですね。

原作はサラ・ウォーターズという作家の『荊の城』をパク監督が脚本したそうです。たどたどしい日本語にちょっと違和感も感じますが、そこは愛嬌なのかも。ビジュアル的には良いかな。かなり期待していた毒々しいさはあまり感じられないかな。やはりこの監督作品のオールド・ボーイまではいかないかもしれませんね。インパクトはあるのですが、ちょいと弱いような気もしてならないんですが。

藤原伯爵・詐欺師役のハ・ジョンウ、チェイサー以来の悪役でしたが(他の作品は未見)この人の独特なキャラも光っていたかな?やっぱり悪役ぴったり!もう少し毒気があってもいいくらい。

 
秀子お嬢様役のキム・ミニは純真そうに見えて色ぽかった。決して美人ではないけど・・・・。


首を絞めるシーンはとても印象的 これも独特な感じがしましたが。

 
メイド役のスッキ・珠子にはキム・テリ、新人さんらしいけど、お嬢様との絡みは中々堂々としていたなあ。

 

細かい部分では結構監督らしいと思ったけど、やっぱりもっと何かインパクトが欲しいんですよね。今までの作品、渇きとかもそうだったけど。


叔父・上月役のチョ・ジヌンはそこそこいい線いっていたかな(笑)エロい言葉を連発!!

ということでパク・チャヌク監督にしてはやはりもう少しガーンとくるものが欲しかった。つまりゾクゾク感がちょっと少なかったと思うのです。という私は贅沢なのでしょうか?

あらすじ(allcinemaより)

 1939年の朝鮮半島。貧民街で泥棒一家に拾われ、スリの腕を磨いて育った孤児の少女スッキ。ある日、“伯爵”と呼ばれる詐欺師にスカウトされ、彼の計画を手伝うことに。ターゲットは、支配的な叔父・上月のもとで孤独に暮らす華族の令嬢・秀子。彼女は、結婚した暁には莫大な遺産を相続することになっていた。そこで伯爵が秀子を誘惑して結婚し、財産をまるまる奪い取ってしまおうというのだった。スッキの役割は、メイドとして屋敷に入り込み、純真で世間知らずな秀子を巧みに操り、彼女を確実に結婚へと誘導していくというものだったが…。

 

解説(allcinemaより)

サラ・ウォーターズの傑作ミステリー『荊の城』を「オールド・ボーイ」「イノセント・ガーデン」のパク・チャヌク監督が、舞台をヴィクトリア時代のロンドから日本統治下の朝鮮半島に移して映画化。莫大な遺産を相続する日本人令嬢と、その財産を狙う詐欺師の片棒を担ぎ侍女として令嬢に近づいた孤児の少女が辿る驚愕の運命を、過激な性愛描写を織り交ぜサスペンスフルかつ官能的に描き出す。カンヌ国際映画祭で芸術貢献賞に輝いた華麗な美術も見どころ。出演はハ・ジョンウ、キム・ミニ、チョ・ジヌン、そしてオーディションで選ばれた新人、キム・テリ。

メディア 映画
上映時間 145分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(ファントム・フィルム)
初公開年月 2017/03/03
ジャンル ミステリー/エロティック/サスペンス
映倫 R18+

 

オフィシャル・サイト
http://ojosan.jp/

 

 

Comments (2)
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