銅版画制作の日々

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ハンコック☆Too Much Power

2008-09-06 | 映画:シネコン

 

9月1日、ファーストディーなので1000円で鑑賞した「ハンコック」。今回はMOVX京都で・・・・・。明日からグループ展なので、来週以降しか映画鑑賞できません。そんなことでちょっと休憩というところです。

ウィル・スミス最新作は、嫌われ者のスーパーヒーローToo Much Powerとはやりすぎパワーのこと。困った人たちを助けるのですが、そのたびに周りの人に大迷惑かけてしまうというものです。せっかく人のために活躍するのに、嫌われちゃうのです。でも、本人はそんなこと関係ないという反省のまったくない奴。と言いながらも実はで寂しい。何故?自分だけ違うのか・・・・・。

 

道路をつぶすハンコックでも怪我をしないのだ!

ちょいとあらすじ

超人的な力でロサンゼルスで起こる事件や事故を解決するが、同時に街に大損害を与える男・ハンコック。粗暴な性格も相まって市民にも毛嫌いされていた。そんな彼に命を助けられたPR会社の社員・レイ(ジェイソン・ベイトマン)は、ハンコックのイメージ回復作戦に乗り出す。彼を刑務所に入れて罪を償わせた上で、正義のヒーローとして復活させようというのだ。渋々ハンコックは指示に従い刑務所へ。その姿をレイの妻・メアリー(シャーリーズ・セロン)は複雑な心境で見ていた。

 

たとえば、どんな大損害?

ロサンゼルスで、武装強盗が発生犯人グループ逃走というニュースが流れたそのとき、ハンコックは道端のベンチで寝ていた。通りがかりの少年に起される。

ハイスピードで空を飛び犯人たちのに追いつくと、そのを有名なビルのてっぺんに串刺にしてしまう凶悪事件を解決しても、街に大損害そんなことがハンコックの日常。スーパーヒーローの過激な行動に市民の評判はガタ落ちする一方。

その頃レイは大会社の重役を相手にプレゼンしていたが、あえなく失敗帰宅途中に渋滞に巻き込まれたレイの車は踏切内で動けなくなるもう少しで列車に轢かれるという直前、またもや現れたのが、ハンコック。

怪力で車を飛ばしレイを救う列車はこなごなに破壊・・・・・。一部始終を見ていた市民からまた非難

列車も車もこなごなになってしまう!!!!

ハンコックはレイの命の恩人として、レイの自宅に招かれる。メアリーとひとり息子のアーロンが迎える。メアリーはそんなハンコックの汚い言葉使い、片手に持つ酒瓶を手を手放さないだらしなさに

愛されるヒーローにならないか?

ハンコックの評判の悪さにたまりかねたレイは、彼のPRを買って出るこれまで街に与えた損害を謝罪刑務所に入って罪を償った後に社会復帰すれば、正義のヒーローとして尊敬されるという計画を発案。ハンコックは渋々刑務所に服役。かってハンコックが捕えた服役囚人も一緒だ。そんな彼らに囲まれながら、スーパーヒーローとして模範的な言動を学ぶ意欲を見せ始める

一方ロサンゼルスの街は、ハンコックが現れないのをいいことに、凶悪犯罪が急増していた人質とともに立てこもった銀行強盗事件が勃発したことで、ついに警察署長はハンコックの協力を要請する。刑務所を飛び出し、たちまち事件を解決するハンコック。そこにはまだぎこちないものの、礼儀正しさを身につけた彼の姿があった

 

 

ヒーロースーツに身をつつみ、ハンコック。

 

逃げて 不死身じゃなくなっているーーーーー。

スーパーヒーローとして名誉を回復し始めたハンコック、レイとメアリーに自分の過去を語り始める。80年前、頭を強打してマイアミの病院で目覚めたとき、ポケットには映画「フランケンシュタイン」(31年)の半券2枚とガムが入っていたことと。そのときから何故か歳をとらず、スーパーパワーを身に付けた理由も覚えていないこと。いったい自分は誰なのか?自分の素性を知るものはいないのか?やがて彼の過去とパワーの秘密はメアリーから意外なかたちで明らかになるしかしそのときハンコックのスーパーパワーに異変が

少しネタばれです。反転して読んでください!

実はメアリーも???

身体能力の低下の理由は・・・・・。

同族種と愛し合い、一緒に暮らすと身体能力は低下↓消失するらしい・・・・・・。だが同族種と違う場所にいるほど強くなる。

80年前、メアリーと暮らしていたハンコック。暴漢に襲われ、頭蓋骨を骨折。記憶を失っている。記憶を取り戻した現在はメアリーをレイに託し、自分はニューヨークに移住。新たなニューヒーローとしてニューヨークの治安を守っているらしい。

ハンコックの嫌いな言葉「このクズ野郎!」という言葉に敏感に反応する。何か過去にトラウマがあるのか?ちなみにハンコックの元妻は「イカレ女」と罵られるとキレる

皮膚は、拳銃はもちろん。小型ランチャーなどの銃弾も跳ね返す至近距離から顔面に銃弾を受けても平気。もちろん耐火能力も完備

腕力も凄い! 車を片手で持ち上げるし、体長15mのクジラも500m先に簡単に投げ飛ばす

と色々な凄いパワーを持つハンコック。こんな人が本当にいたら、どうなのでしょうか?

 

アメコミヒーローとは一味違う嫌われ者のスーパーヒーローだけど嫌われても最後はやはり人気者ヒーローへと変身そのへんがアメリカぽいところかも・・・・・。

 

まあこんなものでしょうか?宣伝効果や主演がウィル・スミスということもあって、上映前から注目度が大きかっただけに。やや肩透かしもあったような?そんな作品でした。

※字幕は戸田奈津子さんでした。

 

公式サイト   

 

 

 

 

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ザ・マジックアワー☆★三谷幸喜監督最新作

2008-09-03 | 映画:シネコン

 

太陽が消えてから、周囲が暗くなるまでのほんの僅かな時間、それがマジックアワーだ。

 

8月19日、遅まきながら「マジックアワー」を鑑賞してきました。三谷幸喜さん最新作です。とにかく豪華キャストがわんさか出演しています。中には往年の俳優さんも登場。三谷さん、きっと色んな昔の映画作品を観たのでしょうね。ちょっと異色なコメディアンとして活躍した柳澤慎一さんが出ておられるので、驚きました絶対知らない人多いと思います。という私も結構昔の人かも・・・・

榎木兵衛さんも出てたかなり年を喰ってしまい、別人のようだった。凄いです。脇役で活躍したベテランの方です、別の意味で異色なところでは、やはり伊吹吾郎さんもそうです。この方は時代劇でお馴染みの俳優さん。セリフも時代劇口調で、何かミスマッチなのですが、これがまたなのです。

今回の主役は、佐藤浩市さん。そして彼がコメディを演じるというのも、ちょっと見どころです。いつもの彼のイメージはシリアスで、ちょっと一癖ある役が多く。しかも主役を演じるのは珍しい。そのうえ、こういうキャラをどう演じるのか?注目していたわけです。

 

ストーリー

街を牛耳るボス・天塩(西田敏行)の愛人・マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下備後(妻夫木聡)。命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を連れてくると誓うが、期日が迫ってもデラは見つからない窮地に陥った備後が考えた苦肉の策は、映画監督のふりをして無名の俳優・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、殺し屋に仕立てることに・・・・・。

こうして三流役者の村田は、まるで映画のセットのような不思議な港町、守加護へやって来る。映画の撮影だと思い込んでいる彼にとって、その街で起こることはすべて映画の中の出来事。ゴム製の拳銃片手に、本物のギャングたちと渡り合うことになる村田。誤解が誤解を呼び、やがて事態は誰もが予想しなかった方向へと・・・・・。

村田は本当のことは知らず、役にのめりこんでいく・・・・・。そんな村田の演技は迫真さがガンガンなもので、ギャングたちは本当に村田にびっくりほんまにデラ富樫だと勘違いするくらい。

不思議なことに、備後の仕掛けた事とは、まったく気づかない村田。笑っちゃうそのちぐはぐさがまた面白いんだね

 

この老人が柳澤慎一さん、今回の役は村田が憧れていた映画役者ニコ(若いときは、谷原章介が演じる)村田が大好きな映画「暗黒街の用心棒」の中に登場する。村田はこの映画を愛し続けていた。何と!この街で、偶然出会うことに

 

備後は必死に映画監督を装うが、村田のマネージャー長谷川(小日向文世)はちょっと違和感を感じていた???何かおかしい・・・・・

村田はどんどんと役にのめり込む。“デラ富樫”に変身ボス天塩の前で、ナイフを舌をべろっとなめるシーンは狂気的な表情である。この村田の姿にさすがの天塩も息を呑む うだつの上らなかった村田にとって、この映画は命を賭けるくらいまたとないチャンス

 

ダークな佐藤浩市がマジで、面白いのだ信じるものは救われるって言葉がぴったりって感じ。彼のイメージが、村田で変ったよね。思わずしたくなる。

 

これまた一体この人誰?よく観れば、あのアンパンマンの戸田恵子さん。ホテルのマダム役。かなり化粧濃いもんで、分からなかった。今回も三谷さんとコラボです。三谷ワールドには欠かせない女優さん

 

ボス天塩役、西田敏行さんも良い味出してます。怖いのか?おもろいのか?分からない。時折お茶目な顔もちらちら覗かせるが?三谷さんの要望でアドリブは無しだった。最後にちょっとだけご披露でも何か真面目に演じていても面白い気がする。

 

これにも、香川さん登場今回は天塩のライバル江洞役です。出番はちょっとでしたが・・・・それにしても、色んな映画に出演してはります。忙しい俳優さんです。三谷さんが一緒に仕事をしたいと切望していたそうで、今回実現したそうです。

 

清水医師役、浅野和之さん。実はこの人が“デラ富樫”でした。ちょっと殺し屋って感じはしないのですが?キャラはかなり地味な方。

 

天塩の手下黒川役、寺島進さん。香川さんと争うくらい、色んな映画に出ておられます。今回のこの役はピッタシって気がします。ちょっと怖いお兄さんかな。

 

何と歌が上手い驚きました。今回は西田さんと妻夫木君に愛される魅力的な女性、高千穂マリを深津さんが演じました。タバコはあまり似合わないような気がしますが?清純なイメージのある深津さんは、かなぐり捨てて男を惑わす魔性の女を生き生きと演じていた。

 

佐藤浩市さん、今回はまったく違った役を挑戦愛すべき間抜けな男を見事に演じていた三谷さんが佐藤さんにやって欲しいとお願いしたらしい。

 

 三谷さん、妻夫木くんにも、好青年役をかなぐり捨てて胡臭いキャラに挑戦してもらったそうです。さてどうだったのか?

 

伊吹さんの起用も、三谷さんのドラマ「新撰組」がきっかけだ。時代劇のイメージから一転。コメディに出演とは何か面白いです。ミスマッチのようだが、いやあ~結構マッチしています

 

綾瀬はるかさん、一途な女性というイメージでは彼女しかいないと三谷さん。この古風な顔立ちが、この映画に風格を与えてくれると思ったそうです。なるほどね

 

まだまだ、多くの豪華キャストが出演!唐沢寿明、天海祐希、中井喜一など・・・・。

多くのキャストなのに、ごちゃごちゃにならず、上手く仕上がった作品だと思った。さすが三谷幸喜!また舞台の脚本家さんだけあって、映像の中にも舞台独特の雰囲気をかもし出している。そこがまたいいところなんだろうねラストの映画のセットが徐々に取り壊されるところも何か、味があってよろしい。

最後にあの劇中映画もなかなか面白かった。鈴木京香、谷原章介、寺脇康文が出演。ノスタルジックな映像も見逃せない

 

公式サイト

 

※グループ展、初日が終了!もう日付が変わり、今日が2日目となります。 

 

 

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